347. 2020年10月05日 07:59:34 : mJtLk2X8mM : bWVXVm1qTDl1QVE=[1]
平野 憲一 2020/10/05
不安の中で始まった10月相場だが、すでにひと月前のNY株の9月相場は、1984年以来36年ぶりの月間上昇率となった8月の反動安で、大きな調整安相場だった。特に前述のナスダック総合指数の下げは大きかった。
実は10〜12月で見れば、日米の相場は強い
一方、日経平均の9月の月足は、初日の2万3138円に対し9月末は2万3185円と、わずかながら陽線となり「アメリカよりも強かった9月相場」となった。世界に比べ新型コロナウイルス感染の被害が少ないこと、波乱なく政権交代が出来たことが主な原因だが、日本株の出遅れ感が認識されたことも大きな理由ではないか。
元々9月はアメリカ株にとっては鬼門の月で、過去50年間の月間騰落でマイナスなのはこの9月だけとなっている。しかし、一方で10月から12月までの所謂「年末商戦相場」の上昇確率は極めて高い。
これは日本でも同じ傾向だ。日本では10月4日が投資の日だった。「投資の日」は、投資活動の知識を啓蒙することを目的に、語呂合わせで1996年に設定された。よくある業界の記念日だが、アベノミクス登場の2013年から7年間で、投資の日(前後)と年末大納会の株価水準を比較すると、6勝1敗で大納会の勝ちとなる。
つまり10月初めに買って大納会に売ると、6勝1敗の成績で利益が出たことになる。利益が出なかったのは2018年(厳しい下げだったが)だけで、2016年や2019年などは大きく値上がりした。
https://toyokeizai.net/articles/-/379574?page=2
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