92. 新共産主義クラブ[-10753] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年12月03日 06:37:16 : VlGTWJG39g :TOR bVZTS2VmTnJUS00=[1]
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>後悔先に立たず。兆候はたくさんあったのに、そしてそれを肌で感じていたにもかかわらず、具体的に対応しなかった結果、ひどい目に遭ったりする。(適菜収) 労働安全衛生の分野においては、労働災害における、そのような兆候は「ヒヤリ・ハット」と呼ばれている。
◆ ヒヤリ・ハット
ヒヤリ・ハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知をいう。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。
《概要》
ヒヤリ・ハットは、結果として事故などの危難に至らなかったものであるので、見過ごされてしまうことがある。
危難が発生した際には、その前に多くのヒヤリ・ハットが潜んでいるおそれがあるため、ヒヤリ・ハットの事例を収集・分析し危難を予防することが望まれる。そこで、職場や作業現場などではあえて各個人が経験したヒヤリ・ハットの情報を公開し蓄積または共有することによって、危難の発生を未然に防止する活動が行われている。
このような活動は、ヒヤリ・ハット・キガカリ活動[1]とも呼ばれる。
[1]この活動の根拠として、「重大事故の陰に29倍の軽度事故と、300倍のニアミスが存在する」ということを示したハインリッヒの法則がある。
◆ ハインリッヒの法則
ハインリッヒの法則(ハインリッヒのほうそく、Heinrich's law)は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもの。「ハインリッヒの災害トライアングル定理」または「傷害四角錐」とも呼ばれる。