14. 2022年1月26日 19:04:43 : VaCsrp6PpM : bklJRmlPU2tvYXc=[1]
ここまでズバット書かれると実に気持ちが良すぎるでねーの。
ジャポンの物書き屋も頑張りましょう。
さてどうなるのか、、、その時歴史が動いたになるような感じ。
マスコミに載らない海外記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-fbec2c.html
2022年1月26日 (水)
ヨーロッパにおけるアメリカのプレゼンスに対するロシア要求で決定的瞬間に直面するヨーロッパ
最近ドイツ政府は、兵器を積載した飛行機をウクライナに送るイギリス空軍の領空通過権を拒否した。
最終的にフランス政府も領空通過権を拒否し、目的地に到達するのにイギリス飛行機に長い迂回を強いた。
この状況で注目すべき更なる進展は、イタリア政府もフランスとドイツの同僚たちに習って、アメリカが鼓舞する対ロシア制裁の一部になるのを拒否することに加わったのだ。アメリカが鼓舞する対ロシア制裁政策に対しての印を付けることに対して、最終的に増大しつつあるヨーロッパの意見の相違で、将来起こりそうなことの兆しなのだろうか?
ドイツの態度について興味深い点の一つは、何年もの間ドイツを動かしてきたアンゲラ・メルケル下で、長年野党で、もしドイツで現在の連立政権を構成する三政党連合が、権力の座にい続けることに成功しなければ、再びドイツ政府になれるかも知れないCDUに支持されていることだ。
三国の指導者が明らかにロシアをSWIFT世界体制から排除するアメリカ計画に反対したことも注目に値する。
もしアメリカのSWIFTシステムからロシアを追放する野望が成功していれば、ヨーロッパ経済に破壊的影響を与えたはずだが、全員はロシアと重要な貿易の繋がりがある。
ロシアをSWIFTから排除すれば、アメリカ経済にも影響を与えるだろうこともほとんど疑いはない。
このような自滅的計画を真面目な政策選択として考え、まして推進することができるのは、ロシアに対するアメリカの敵意の程度の物差しだ。
これら全ての動きは、アメリカのブリンケン国務長官がロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とジュネーブで会談する環境で行われた。
この会談はウクライナや他の国々の外務大臣と気が狂ったような一連のブリンケン会談の後に行われた。
会談は公式に去年提出された詳細なロシア提案に、まだ答えていない国のブリンケンの要請で行われた。
我々はアメリカの回答が来週中に提示されると言われている。
同じくロシアのメモへのアメリカ回答は秘密にしておかれるだろうと発表された。
これは驚くべきだ。
それはロシア提案へのアメリカの答えがヨーロッパ同盟諸国の好感を得る可能性がありそうもないことを示唆する。
提案が非常に長期間、秘密のままであるかどうかは疑わしい。
それらは、ロシアによってではなく、彼らにとって忌み嫌う物である可能性が高いアメリカ政府内の、異なる派閥によって漏らされる可能性が高い。
アメリカがロシア提案によって提示され課題への統一見解を持っていないというのが人生の現実だ。
アメリカ、名目上、ビクトリア・ヌーランドとアントニー・ブリンケンの二人の外交策代表に率いられているが、二人とも悪名高い反ロシア観の持ち主だ。
最近ブリンケンは、それに関して言える最も親切な表現でも、率直に言って錯乱した、反ロシア演説をした。
アメリカは、彼が主要な外交政策報道官として留まることで、良い目を見ることはない。明らかに彼には手に余るのだ。
ヌーランドは、ロシアだけではなく、真実に対する反感の長い実績があり、同様に酷い。彼女の公式発表おける役割は、純粋に偶然の一致だ。
彼らの名目上の上司アメリカ大統領ジョー・バイデンの助言も同様に酷い。
彼は、ある週に、ある事を言い、数日後それを明確化することを強いられる残念な癖がある。
ロシアのプーチン大統領に「うそつき」というレッテルを貼った時のように、彼は不運な失言をする傾向がある。
プーチンの誠実さの実績は、複数の問題に対するアメリカの発言に容易に競争できるが、アメリカが圧倒的に不利だ。
アメリカがロシア提案に対する彼らの書面回答を秘密のままにしておきたい、もう一つの理由は、それがヨーロッパの同盟諸国、特にウクライナを喜ばせることがありそうもないことだ。
普通、秘密の理由は内容が誰かに不利なことだ。
今回の場合、アメリカによるどんな妥協あるいは譲歩の場合でも、実際の敗者は、アメリカ自身なのだ。
もしロシアと国境を接する、いくつかのヨーロッパ同盟諸国からミサイルを撤去して、ロシアに対する核の脅威を実質的に取り除くというロシア要求に同意すれば、彼らの継続的な独立した存在に対する差し迫ったロシアの「脅威」で出世した国々を喜ばせることはありそうにない。
このような合意は、ヨーロッパ人に対しても、アメリカによる、彼らの国境の反対側からの差し迫ったロシア攻撃に関する自身のプロパガンダを信じていないという信号を送ることになるはずだ。
一部評論家はロシア要求へのアメリカの屈服はNATO連合自身の終焉の始まりを意味するとさえ示唆するに至った。
それはありそうもない。
アメリカはそれがほとんど問題ではないことを素直に認め静かに撤退するにはNATO計画に余りに多く投資した。
彼らは結局、ロシアの要求を素直に受け入れるには余りに膨大な量の金と政治資源を投資したのだ。
だが明らかに彼らは、ヨーロッパの同盟諸国に不利な、何らかの形のある種の妥協を考慮している。ロシア提案への答えの中身に要求される秘密にとって他のいかなるあり得る説明も考えるのは困難だ。
だが一つ極めて明確なことがある。主要西欧諸国三カ国、ドイツ、フランスとイタリアはアメリカが覇権を維持する試みのために長引かせるどんな案にも脇役でいることに、明らかに、うんざりしているのだ。
中国との深化する同盟を通して、ヨーロッパの好意に依存しない選択肢をロシアが持っていることは確実に三国に対して効果があった。
もしノルド・ストリーム2が中止されれば彼らは主要な敗者になり、自身の愚かさの結果、凍えようとも、ロシアは気にするまい。
ヨーロッパ人は政治的な事の行き詰まりを見て取ることができるのだ。
彼らは世界中で起きている大再編で、アメリカは決して賭けてはいけない負け馬だと知っている。
ロシア要求への少なくとも部分的な彼らの屈服は、その印象を本当に強化するだろう。
世界は変化しつつあり、彼らはとり残されるのを望むまい。
ジェームズ・オニールは、オーストラリアを本拠とする元法廷弁護士で地政学専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。
記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/01/24/europe-faces-a-moment-of-truth-over-russia-s-demands-on-the-united-states-presence-in-europe/
http://www.asyura2.com/21/kokusai31/msg/388.html#c14