9. 2019年3月18日 00:59:47 : LVsrGcPRfA : bjVldjRVR2doajI=[1]
ロシアはウラジオストックから原潜が出撃した場合、宗谷海峡通過までは深度200b以下の大陸棚を航行しなければならない。海底に設置された日米のソナーケーブルに行動を把握される上にパトロール中の自衛隊哨戒機にも行動を把握されている。宗谷海峡の太平洋側出口には米国の攻撃型原潜が常に待機しておりロシア潜水艦を追尾しているであろう。
しかしもし台湾が中国原潜の出撃基地となると出航した沖合いから深度が6000bまで海底が一気に深くなる。ソナーケーブルの設置は意味がない。哨戒機は与那国島から飛ぶ事になるが当然重工業国である台湾との空軍力は雲泥の差だ。常時空母を派遣して監視するとなると最低でも3個空母戦闘団(作戦中、帰還中、補給修理中)を台湾に釘付けにしなければならない。もちろん常時台湾からは対潜哨戒機や軍艦による周辺海域のパトロールが行われるだろうから潜水艦による監視も困難だろう。
つまりロシアにしてみれば宗谷海峡に割り当てられる日米の兵力が大幅に減る事になりウラジオストックから出撃した原潜が追尾されずに太平洋に入れる機会が大幅に増える事を意味する。したがって中国の台湾侵攻をロシアが支持するのはロシアの国益に適っている。
蔡英文率いる台湾民進党は特に軍人や公務員には人気がない。非常事態が発生した場合クーデターにより政権の座から追われる可能性は過小評価すべきではない。台湾に派遣した「空母いずも」が人民解放軍と中華民国軍(台湾軍)の両方から挟み撃ちされないように対策を講ずるべきだろう。
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