http://www.asyura2.com/acat/b/bc/bc8/bC80RkREdVgwOE0=/100000.html
233. 2020年10月13日 09:05:50 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[1]
【ch桜北海道】加速する中国の北海道侵略[R2/10/12]
2020/10/12
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c233
3. 中川隆[-10886] koaQ7Jey 2020年10月13日 09:08:46 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[3]
【ch桜北海道】加速する中国の北海道侵略[R2/10/12]
2020/10/12
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/145.html#c3
7. 2020年10月13日 10:27:29 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[4]
2020年10月13日
コロナで貧困と超富裕層が増加
失業するのは努力しなかったから、だから貧困者は存在しないが偉い人の考え
世界で極貧者が急増
2020年に巻き起こったコロナ流行によって、世界や日本では収入減少による貧困層が急増している。
一方でコロナの打撃を食い止めようと行った政府支援策のお蔭で、富裕層の資産は大幅に増えた。
この資産増加と収入減少は90年代から増加し、2000年代のリーマンショック以降に激増しました。
10月7日の世界銀行発表によると、コロナによって極度の貧困層が今年7億人に増加すると予想している。
世銀の極度の貧困層とは1日1.9ドル(約200円)未満で暮らす人々で、20年は6億人台で減少が予想されていた。
極度の貧困層は2015年ごろに世界人口の10%以上だったが、最近改善して9%程度になっていた。
世界人口は年々増えているので%が同じなら、極度の貧困者の人数は毎年増えていきます。
このペースだと2021年の極度の貧困者数は、さらに多い8億人近くになると予想されている。
世界銀行は2030年までに極貧率3%という目標を立てていたが、30年でも7%程度で人数としては7億人程度になる見込みです。
世銀のマルパス総裁は、コロナと景気後退によって1.4%が新たな極貧者になる可能性があると語った。
そして貧困者と超富裕層の増加は日本でも起きている現象です。
日本でも貧困が増加しているが、存在しない事にしている
2020年7月に厚生労働省が発表した「2019年 国民生活基礎調査」によると、17歳以下の13.5%、7人に1人が貧困だった。
子供が貧困の理由は親が貧困だからで、少なくとも日本人の7人に1人くらいは貧困状態で生活している。
日本政府はこういう統計を取りたがらないし貧困者の存在自体を認めないが、子供は人権団体がうるさいので仕方なく調査している。
麻生財務大臣が総理だった時、ハローワークを視察して求職希望者と面談していました。
麻生総理は働き場がないという若者に「お前今まで一体何やってたんだ」となじり、追い返していました。
これが政府や政治家の本音というわけで、「就職できない人間は『落ちこぼれ』なんだ」と内心思っています。
国会議員や官僚、役人は就職で困ったことはないので、「正社員になれない人間は独力しなかったからだ」と考えます。
まともな失業対策は行われないので、一度社会からドロップアウトした人は長くそのままで捨て置かれます。
コロナによって企業はリストラや事業閉鎖を進め、膨大な実質失業者が生まれています。
ここでも政府は「本人に問題があった」という認識なので、まともな失業対策は行われません。
貧困者が何人いようとも「本人に問題があるから貧困なんだ」という認識で、貧困者は増えるばかりです。
政府によると日本人の平均年収は430万円で、別な調査では500万や700万円にもなっているが、これらは全て捏造した数字です。
調査範囲を「一部上場に数十年正社員として働いた労働者」などに絞ると、平均年収は700万にも1千万にも吊り上げられます。
だが本当の日本の全国民の平均年収は今や200万円以下に過ぎず、100万円程度で生きている人も大勢います。
だが「お前ら今まで何やってたんだ」「失業する人間は努力しなかった」という麻生式の考え方だと、失業者は存在しない事になります。
http://www.thutmosev.com/archives/84103909.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/228.html#c7
11. 2020年10月13日 12:16:22 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[5]
小出力の真空管アンプはマルチアンプの高音用には使えない
左のアンプはEAR-859、特別に開発された真空管を使い、話題になったアンプである。トランスも職人が一つずつコイルを巻いて作っていると聞いた。
このEAR-859はオークションで売ってしまった。すぐに売れたところをみると、フアンは多いのだろうと思った。パラピッチーニの設計とか、先ほどの新開発真空管とか、トランスとかの雑音(?)に惑わされた感もなくはない。実際に手にしてみると、物量を投入しているところから、価格競争で優位に立とうとした製品ではないこともわかる。
13W×2という出力は、率直に言って小さいと感じる。
だが、真空管アンプの話となると、真空管アンプは小出力でもドライブ能力が高いという話が必ずというぐらい出てくる。もちろん、ドライブ能力さえあれば数字はどうでもよい。やたらに馬力の数値だけは高いが、運転してみると実感がないという車もよくないのと似ている。
結論、売ってしまったのはドライブ能力に不満があったからである。
ドライブ能力だけでなく、音質も試してみた。先入観として、これで高音を再生したらきっときれいだろうなと思っていた。それで、私のスピーカーはトライワイヤー接続ができるので、高音にこのアンプを持っていった。
中音、低音にはそれぞれ150W×2のトランジスタアンプを使った。つまり、アンプ3台でドライブしたわけである。これは、当初、EAR-859だけで試みたが、とてもスピーカーを鳴らしきっているとは感じられなかったからである。さすが、アンプ3台でのドライブは余裕があった。ところが、高音がどうしてもきつくなる。それで、このスピーカーの個性と思ってあきらめていた。
ある日、実験のつもりで、中音域の150W×2のトランジスタアンプと高音域のEAR-859(13W×2)と入れ替えてみたところ、驚いたことに高音がすごくきれいになった。その上、スピード感が出るようになった。
何台ものアンプを使ってドライブするとき、高音域にはパワーは必要ない、それより高音のきれいなアンプを使うべきとある。具体的には、高音域は数ワットもあればよいとされている。
しかし、実際に試してみると、アンプの持つパワーは数値だけではわからないドライブ能力を持っていると感じた。非力なアンプでは高音が汚くなる(音が暴れた感じになる)し、スピード感がない。不思議なのは、周波数特性を見ると、20KHzを遙かに超えているのに、高音はストレスを感じ窮屈に聞こえる。
結果的に最新のアンプを売り払って、いにしえの名器VICTORのM-L10を2台手に入れて中高音用と低音用に分けてバイアンプでドライブすることになった。パワーは160W×2で、フラグシップのアンプとしては驚く数値でもない。
http://bestmusic.seesaa.net/article/112344376.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1025.html#c11
14. 中川隆[-10885] koaQ7Jey 2020年10月13日 12:21:52 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[6]
小出力の真空管アンプはマルチアンプの高音用には使えない
左のアンプはEAR-859、特別に開発された真空管を使い、話題になったアンプである。トランスも職人が一つずつコイルを巻いて作っていると聞いた。
このEAR-859はオークションで売ってしまった。すぐに売れたところをみると、フアンは多いのだろうと思った。パラピッチーニの設計とか、先ほどの新開発真空管とか、トランスとかの雑音(?)に惑わされた感もなくはない。実際に手にしてみると、物量を投入しているところから、価格競争で優位に立とうとした製品ではないこともわかる。
13W×2という出力は、率直に言って小さいと感じる。
だが、真空管アンプの話となると、真空管アンプは小出力でもドライブ能力が高いという話が必ずというぐらい出てくる。もちろん、ドライブ能力さえあれば数字はどうでもよい。やたらに馬力の数値だけは高いが、運転してみると実感がないという車もよくないのと似ている。
結論、売ってしまったのはドライブ能力に不満があったからである。
ドライブ能力だけでなく、音質も試してみた。先入観として、これで高音を再生したらきっときれいだろうなと思っていた。それで、私のスピーカーはトライワイヤー接続ができるので、高音にこのアンプを持っていった。
中音、低音にはそれぞれ150W×2のトランジスタアンプを使った。つまり、アンプ3台でドライブしたわけである。これは、当初、EAR-859だけで試みたが、とてもスピーカーを鳴らしきっているとは感じられなかったからである。さすが、アンプ3台でのドライブは余裕があった。ところが、高音がどうしてもきつくなる。それで、このスピーカーの個性と思ってあきらめていた。
ある日、実験のつもりで、中音域の150W×2のトランジスタアンプと高音域のEAR-859(13W×2)と入れ替えてみたところ、驚いたことに高音がすごくきれいになった。その上、スピード感が出るようになった。
何台ものアンプを使ってドライブするとき、高音域にはパワーは必要ない、それより高音のきれいなアンプを使うべきとある。具体的には、高音域は数ワットもあればよいとされている。
しかし、実際に試してみると、アンプの持つパワーは数値だけではわからないドライブ能力を持っていると感じた。非力なアンプでは高音が汚くなる(音が暴れた感じになる)し、スピード感がない。不思議なのは、周波数特性を見ると、20KHzを遙かに超えているのに、高音はストレスを感じ窮屈に聞こえる。
結果的に最新のアンプを売り払って、いにしえの名器VICTORのM-L10を2台手に入れて中高音用と低音用に分けてバイアンプでドライブすることになった。パワーは160W×2で、フラグシップのアンプとしては驚く数値でもない。
http://bestmusic.seesaa.net/article/112344376.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/968.html#c14
15. 中川隆[-10884] koaQ7Jey 2020年10月13日 12:22:41 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[7]
小出力の真空管アンプはマルチアンプの高音用には使えない
「音楽&オーディオ」の小部屋
一丁、やってみっか! 2020年10月09日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/993d2eda3ac79979b028b47fff91f4b8
先日、我が家に試聴にお見えになった近所にお住いのYさん。
「それにしてもこのウェストミンスターの3ウェイは実に繋がりがいいですねえ」とYさん。
「ハイ、低音専用(口径30センチ:300ヘルツ以下を担当)とフルレンジ(口径25センチ)は両方ともワーフェデールの赤帯マグネット付きですから音色の違和感はないと思いますよ。
ただ、3ウェイチャンデバを持っているので、一度試してみたいとも思ってますが、現状があまりにもうまくいっているもんですからなかなか踏ん切りがつかなくて〜。
それに、せっかくオール真空管仕様で鳴らしているのに、チャンデバのTR素子が入るのにちょっと抵抗感もありますしね。TR素子は倍音成分の表現力がちょっと・・。」
「ああ、それなら現行通り口径25センチのユニットをフルレンジで鳴らして、低音域と高音域のルートだけチャンデバを使えばいいじゃないですか」
「あっ、それは面白そうですね!ちょっと想像外のことでまったく思いつきませんでした。」
コイルやコンデンサーをいっさい噛ませないフルレンジを中心に、チャンデバで適当に低音域と高音域を補完するやり方で、いかにも変則的だが音色的には一番違和感がないやり方ともいえる。
おっと、ここでいったん頭の整理をしておくとしよう。(プリアンプからの出力2系統の利用を前提としたやり方。)
1 現行の鳴らし方
ワーフェデールの「スーパー10」(口径25センチ)を「300Bシングルアンプ」でフルレンジとして鳴らし、低音用ユニットと高音用ユニットをそれぞれコイルとコンデンサーで周波数をカットして補完する。真空管アンプ2台で鳴らす。
2 今回チャレンジする鳴らし方
従来通り「スーパー10」をフルレンジで鳴らし、低音域と高音域にチャンデバを使うのがミソで、真空管アンプ3台で鳴らす
3 オーソドックスな鳴らし方
3ウェイチャンデバで低音域、中音域、高音域の各帯域を設定し、3つのユニットを3台の真空管アンプを使ってそれぞれ駆動するというもの
こうやって整理してみたものの現状の音にとても満足しているだけに、いざ変更するとなるとたいへんな度胸が要る!
はたしてこれ以上音が良くなるのかというのも半信半疑だし、無駄な努力に終わる可能性も高いし、第一、気に入った音像のイメージが壊れるのが怖い!
基本的に自分は「保守」なんですよねえ(笑)。
モヤモヤしながら2〜3日過ごしてみたものの、そのうちやっぱりやってみる価値はありそうだと段々思えてきた。
な〜に、命を取られるわけでもなし、機器が壊れるわけでもなし、拙かったら元に戻すだけだし、「一丁、やってみっか!」と勇気を振り絞った。
実をいうと1週間ほど前に、そういうこともあろうかと念のためにいずれも「LAN素材」のRCAケーブルを2ペア、4mのSPケーブルを1ペア追加して作ってもらったばかりなのだ。
そして、早朝からシステムの再編成に取り掛かった。といっても結線作業が中心だが。
以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/993d2eda3ac79979b028b47fff91f4b8
秋の陣・システム改造の首尾やいかに 2020年10月12日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/782e5ccfc72d386d03471cb5a4bb9f89
前々回からの続きです。
いよいよ10月も半ばとなり本格的な秋のシーズン到来です。人の往来も活発になるし、オーディオへの興味や感性もますます高まりますね(笑)。
さて、オーディオシステムを弄るときには、およそ次の2つの理由に集約されるように思っている。
1 音質に不満がある
2 音質に不満はないがもっと好きな音になる可能性がある。また、同程度の音質にしても、便利になったり安定性が増すのが期待される
つまり、2は欲張りの範疇に入りますかね(笑)。
そして、「とうが立った」オーディオ愛好家ともなると、おそらく2の理由が大半だろう。
今回は、およそ数か月ぶりの「チャンデバ再挑戦」となった。ということは「チャンデバ」を一度廃止したというわけだが、なぜかというと「ヴァイオリンの<艶=濡れたような響き>がTR素子が入るとちょっと物足りない」ことが主な原因だった。
ただし、これは我が家の音楽・システム環境においてはという条件付きだから、TR素子を謗るつもりは毛頭ないのでどうか誤解無きように。TR素子の利点も大いにわかっている積りですよ(笑)。
何しろクラシック音楽は弦がうまく鳴ってくれないと始まりませんからね。
その点、今回はスコーカー部分をチャンデバを通さずフルレンジとして真空管アンプで駆動するので様変わりしているし、しかも接続ケーブルも一新してすべて「LAN素材」にしているので相乗効果が望めそう。
ハラハラドキドキ、一方では舌なめずりしながら結線を済ませて音出ししてみたところ、どうやら「もろ手」を挙げて万歳とまではいかないようだ。
システムの中にフルレンジを噛ましているので安定感はあるのだが、低音域の重量感はずっと目減りした感じで、「6SN7プッシュプル」アンプの非力さが際立つので、急遽「PX25シングル」アンプに交換したほど。
コイル(ムンドルフ)で低音域をハイカットしたときには、まったくパワー不足を感じなかったのに、チャンデバだと急激に非力になるのがちょっと不思議。インピーダンスのマッチングの関係かな。
チャンデバを使うときにはどうやらパワーのあるTRアンプが有利のようですね。残念。
ただし(チャンデバの)メリットもあって、クロスオーバーがスイッチ一つで自由自在に変えられるところ。
たとえば「125Hz、250、500,700,1K」と切り替えられるし「肩落ち」だって「−6db、−12db、−18db」と切り替えられるのでとても便利。
さあ、このままいくか、それとも元に戻すか・・、2〜3日間悩みに悩んだがやっぱり元に戻す破目に。
音質と便利さの一騎打ちになったわけだが、やはりコイルやコンデンサーを使ったときの「曖昧だけど聴き慣れた音」の方が合っていそう。
結局、「秋の陣」におけるシステム改造の第2段は中途半端に終わった。第1段は「LANケーブル化」だったが、これは成功だったので今のところ1勝1分けということに。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/782e5ccfc72d386d03471cb5a4bb9f89
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/968.html#c15
5. 2020年10月13日 12:31:17 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[8]
菅首相はアトキンソン信者なのか 中小企業再編という劇薬の問題点
2020年10月13日掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10130557/?all=1
「菅首相はアトキンソン信者である」という噂が霞が関界隈で流れている。
官房長官時代に小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソン氏と昵懇になったとされる菅首相が、アトキンソン氏の持論である「中小企業の再編」に乗り出そうとしているからである。
アトキンソン氏は1965年英国生まれ、オックスフォード大学で「日本学」を専攻し、1992年にゴールドマン・サックスに入社したが、マネーゲームに「達観」して2007年に退社したとされている。その後2009年に創立300年余の国宝・重要文化財の補修を手がける小西美術工藝社に入社し、2011年に同社会長兼社長に就任、2017年から独立行政法人国際観光振興機構(通称日本政府観光局)の特別顧問を務めている。
アベノミクスを継承する菅首相の成長戦略の看板政策として注目されているのは、「携帯電話料金の大幅引き下げ」と「デジタル庁の創設」の2つだが、菅首相は官房長官だった9月5日の日本経済新聞のインタビューで「中小企業は足腰を強くしないと立ちゆかなくなってしまう」とした上で、「中小企業の統合・再編を促進する」ことを表明していた。
日本の中小企業は現在、小規模事業者を含め約358万社あり、企業数全体の99.7%を占める。中小企業白書によれば、従業員1人当たりの付加価値額を示す「労働生産性」の中央値は大企業の585万円に比べ、中規模企業は326万円、小規模企業は174万円にとどまり、企業規模が小さくなればなるほど生産性が下がる傾向にある。中小企業の低生産性が日本経済の足かせになっていることから、菅首相は中小企業基本法の区分要件の改正に言及している。中小企業基本法は、資本金又は従業員数で中小企業を定義づけているが、「中小企業への手厚い優遇措置を受けるためにあえて資本金や従業員数を増やさない傾向がある」との指摘を踏まえ、同法の区分要件の見直し(従業員数の引き上げや資本金という基準の撤廃)を行おうとしているのである。
デービッド・アトキンソン
中小企業再編という構造改革プランは、もっと慎重に検討されるべきではないだろうか(他の写真を見る)
主張とアトキンソン氏の著書の内容が一致
アトキンソン氏の著書『日本企業の勝算 人材確保×生産性×企業成長』(東洋経済新報社、2020年3月)を読んでみると、菅首相の主張を理論的に裏付ける内容が網羅されており、菅首相の「中小企業再編促進策」はアトキンソン氏のプランに基づいていることは一目瞭然である。「中小企業は生産性が低いために低賃金が常態化していることから、生産性と賃金を上昇させるためには再編や統合により企業規模を大きくすることが最も効果的である」ことが、各国のデータ比較に基づき立証されている。
「秋田初の総理大臣」「農家出身の苦労人」など好感度の高いキャラクターから60〜70%と高い支持率を得た菅首相から、補助金や優遇策で「保護」に重きを置いてきたとされる中小企業政策を「成長促進」へと転換させていくという「劇薬」のような提案が出たことは、多くの中小企業経営者などにとっては「寝耳に水」の話であり、反発の声が早くも百出している。
「企業規模が大きくなると生産性や賃金が上がるなんて話はデマだ」や「現実をわかっていない弱者イジメだ。小さくても技術力の高い町工場などが大企業に吸収されろというのか」などの怒りのコメントが多数を占めているが、アトキンソン氏の著書には、これらのコメントに対する反論が既に用意されており、政策論争をすれば、アトキンソン氏側に軍配が上がることだろう。だが筆者には疑念が残る。アトキンソン氏は「マネーゲームに達観した」としているが、ゴールドマン・サックス時代に日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集めたというサクセスストーリーがあるからである。
ゴールドマン・サックスを始めとする欧米の投資銀行の収益の源泉の一つはプライベート・エクイティ戦略である。「未公開株を取得した事業会社の経営に深く関与し、大胆なリストラなどで企業価値を高めた後に売却する」ことで高い収益を得るというものだが、中小企業を再編し経営を近代化することにより、古巣であるゴールドマン・サックスの日本でのビジネスチャンスを拡大させようとする隠れた意図があるように思えてならない。
さらに問題なのは、政策の有効性はマクロ経済に大きく左右されるという点である。
アトキンソン氏の主張は経済合理性が高いが、現下の日本経済は、コロナ禍により今後大量の失業者が発生することが懸念される状況にある。
総務省が10月に発表した8月の完全失業率は3%となり、前月から0.1%上昇したが、実際の失業率はもっと深刻であるとの見方もある。コロナ禍で職を失った多くの人が職探しを見合わせることにより、非労働力人口に計上されていると考えられるからである。
21世紀に入りグローバル化やIT化の進展により一部の産業の生産性が著しく上昇したが、生産性の上がった産業で失われた雇用はサービス産業などに吸収されたことから、失業率が上昇することはなかった。むしろ金融主導の好景気により人手不足となっていたが、新型コロナのパンデミックはこのサービス業に深刻な打撃を与えたのである。コロナ禍により総需要が低迷している中で生産性の上昇を目指すと失業はさらに増えてしまう。経済の効率化は、全体の雇用が増加すれば良い結果をもたらすが、全体の雇用が減ってしまうと経済全体としてはマイナスである。コロナ禍で史上初のサービス主導の不況 に入っている現在、生産性と雇用の関係は慎重に検討されるべきであろう。
このような悪条件の下で、日本全体の約7割に当たる約3200万人の雇用を担っている中小企業の再編を強引に進めることで雇用情勢の悪化を助長することになれば、百害あって一利なしである。菅首相は当面の間、中小企業の雇用を維持することを最優先すべきであり、中小企業再編という構造改革プランは、世界レベルでのコロナ禍の終息を待って実施すべきではないだろうか。
藤和彦
経済産業研究所上席研究員。経歴は1960年名古屋生まれ、1984年通商産業省(現・経済産業省)入省、2003年から内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣情報分析官)、2016年より現職。
週刊新潮WEB取材班編集
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1084.html#c5
3. 中川隆[-10883] koaQ7Jey 2020年10月13日 12:31:43 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[9]
菅首相はアトキンソン信者なのか 中小企業再編という劇薬の問題点
2020年10月13日掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10130557/?all=1
「菅首相はアトキンソン信者である」という噂が霞が関界隈で流れている。
官房長官時代に小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソン氏と昵懇になったとされる菅首相が、アトキンソン氏の持論である「中小企業の再編」に乗り出そうとしているからである。
アトキンソン氏は1965年英国生まれ、オックスフォード大学で「日本学」を専攻し、1992年にゴールドマン・サックスに入社したが、マネーゲームに「達観」して2007年に退社したとされている。その後2009年に創立300年余の国宝・重要文化財の補修を手がける小西美術工藝社に入社し、2011年に同社会長兼社長に就任、2017年から独立行政法人国際観光振興機構(通称日本政府観光局)の特別顧問を務めている。
アベノミクスを継承する菅首相の成長戦略の看板政策として注目されているのは、「携帯電話料金の大幅引き下げ」と「デジタル庁の創設」の2つだが、菅首相は官房長官だった9月5日の日本経済新聞のインタビューで「中小企業は足腰を強くしないと立ちゆかなくなってしまう」とした上で、「中小企業の統合・再編を促進する」ことを表明していた。
日本の中小企業は現在、小規模事業者を含め約358万社あり、企業数全体の99.7%を占める。中小企業白書によれば、従業員1人当たりの付加価値額を示す「労働生産性」の中央値は大企業の585万円に比べ、中規模企業は326万円、小規模企業は174万円にとどまり、企業規模が小さくなればなるほど生産性が下がる傾向にある。中小企業の低生産性が日本経済の足かせになっていることから、菅首相は中小企業基本法の区分要件の改正に言及している。中小企業基本法は、資本金又は従業員数で中小企業を定義づけているが、「中小企業への手厚い優遇措置を受けるためにあえて資本金や従業員数を増やさない傾向がある」との指摘を踏まえ、同法の区分要件の見直し(従業員数の引き上げや資本金という基準の撤廃)を行おうとしているのである。
デービッド・アトキンソン
中小企業再編という構造改革プランは、もっと慎重に検討されるべきではないだろうか(他の写真を見る)
主張とアトキンソン氏の著書の内容が一致
アトキンソン氏の著書『日本企業の勝算 人材確保×生産性×企業成長』(東洋経済新報社、2020年3月)を読んでみると、菅首相の主張を理論的に裏付ける内容が網羅されており、菅首相の「中小企業再編促進策」はアトキンソン氏のプランに基づいていることは一目瞭然である。「中小企業は生産性が低いために低賃金が常態化していることから、生産性と賃金を上昇させるためには再編や統合により企業規模を大きくすることが最も効果的である」ことが、各国のデータ比較に基づき立証されている。
「秋田初の総理大臣」「農家出身の苦労人」など好感度の高いキャラクターから60〜70%と高い支持率を得た菅首相から、補助金や優遇策で「保護」に重きを置いてきたとされる中小企業政策を「成長促進」へと転換させていくという「劇薬」のような提案が出たことは、多くの中小企業経営者などにとっては「寝耳に水」の話であり、反発の声が早くも百出している。
「企業規模が大きくなると生産性や賃金が上がるなんて話はデマだ」や「現実をわかっていない弱者イジメだ。小さくても技術力の高い町工場などが大企業に吸収されろというのか」などの怒りのコメントが多数を占めているが、アトキンソン氏の著書には、これらのコメントに対する反論が既に用意されており、政策論争をすれば、アトキンソン氏側に軍配が上がることだろう。だが筆者には疑念が残る。アトキンソン氏は「マネーゲームに達観した」としているが、ゴールドマン・サックス時代に日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集めたというサクセスストーリーがあるからである。
ゴールドマン・サックスを始めとする欧米の投資銀行の収益の源泉の一つはプライベート・エクイティ戦略である。「未公開株を取得した事業会社の経営に深く関与し、大胆なリストラなどで企業価値を高めた後に売却する」ことで高い収益を得るというものだが、中小企業を再編し経営を近代化することにより、古巣であるゴールドマン・サックスの日本でのビジネスチャンスを拡大させようとする隠れた意図があるように思えてならない。
さらに問題なのは、政策の有効性はマクロ経済に大きく左右されるという点である。
アトキンソン氏の主張は経済合理性が高いが、現下の日本経済は、コロナ禍により今後大量の失業者が発生することが懸念される状況にある。
総務省が10月に発表した8月の完全失業率は3%となり、前月から0.1%上昇したが、実際の失業率はもっと深刻であるとの見方もある。コロナ禍で職を失った多くの人が職探しを見合わせることにより、非労働力人口に計上されていると考えられるからである。
21世紀に入りグローバル化やIT化の進展により一部の産業の生産性が著しく上昇したが、生産性の上がった産業で失われた雇用はサービス産業などに吸収されたことから、失業率が上昇することはなかった。むしろ金融主導の好景気により人手不足となっていたが、新型コロナのパンデミックはこのサービス業に深刻な打撃を与えたのである。コロナ禍により総需要が低迷している中で生産性の上昇を目指すと失業はさらに増えてしまう。経済の効率化は、全体の雇用が増加すれば良い結果をもたらすが、全体の雇用が減ってしまうと経済全体としてはマイナスである。コロナ禍で史上初のサービス主導の不況 に入っている現在、生産性と雇用の関係は慎重に検討されるべきであろう。
このような悪条件の下で、日本全体の約7割に当たる約3200万人の雇用を担っている中小企業の再編を強引に進めることで雇用情勢の悪化を助長することになれば、百害あって一利なしである。菅首相は当面の間、中小企業の雇用を維持することを最優先すべきであり、中小企業再編という構造改革プランは、世界レベルでのコロナ禍の終息を待って実施すべきではないだろうか。
藤和彦
経済産業研究所上席研究員。経歴は1960年名古屋生まれ、1984年通商産業省(現・経済産業省)入省、2003年から内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣情報分析官)、2016年より現職。
週刊新潮WEB取材班編集
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1085.html#c3
10. 中川隆[-10882] koaQ7Jey 2020年10月13日 16:05:44 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[10]
@SPW
>貨幣価値と貨幣の発行量に直接的な関係は有りませんね。
反比例しているよ:
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
ここで
M はある期間中の任意の時点tにおける流通貨幣(通貨)の総量
V は貨幣の"流通速度"(特定期間内に人々のあいだで受け渡しされる回数:貨幣の回転率のようなもの)売買契約の約定回数
P はある期間中の任意の時点tにおける物価水準(通常は基準年度を1としたデフレータ)
Q は"取引量" (特定期間内に人々のあいだで行われる取引量(quantity)の合計)
である。
交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ は
販売価格総額=購買価格総額
という恒等式だから誰も否定できない。
フィッシャーの交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
新古典派経済学の考え方によると、労働供給が飽和する水準で実質GDPは均衡するので(セイの法則)、実質GDPは貨幣量や物価とは関係なく決定される。そこで貨幣量Mが一意的に物価水準Pを決めることになる。
フィッシャーのMが増加すればPも増加するという説明は、昔からある貨幣の中立性を数学的に洗練して叙述したものである。
ミルトン・フリードマンに代表されるマネタリストは、Q/Vの構造に長期的な安定傾向を見いだし、短期的には貨幣の中立性が満たされないことはあるが、長期的には満たされるとする。このため貨幣量が増加すると一時的に実質GDPまで拡大することはありうるが、長期的には実質GDPは完全雇用できまる水準に低下し、物価Pの上昇をもたらすだけだと考える。Q/Vは一回あたりの発注ロット数の平均値をあらわすが、フリードマンは経済の期待成長力や期待収益率の多寡によって、1回あたりの受発注量が増減することは短期的に観察できる事実であるが、長期の統計においては安定した関係にあると実証した(この功績でノーベル賞を受賞)。
フィッシャーは、貨幣の流通速度:Vと1期間における財・サービスの取引量:Qは慣習的に(大きな)変動はないとみなした(実際はVを観測するのは非常に難しく、観測はほぼ不可能である)。だとすると、MV=PQの左辺のV、右辺のQが大きく変動しないのであるから、自明なこととして、この方程式においてMとPは常に比例することになる。そうであるならば、M(貨幣量)を増やせば、P(物価)も上昇することになる。あるいは、M(貨幣量)を減らせば、P(物価)も低下するであろう。そうだとすれば、政策論的に言えば、例えばある経済の物価を上昇させたいのであれば、貨幣量を増やせば物価が上昇させることができるとこの方程式から言えるだろう。あるいは、もし物価が下がっているならば、それは貨幣量が足りないからだということができるだろう。これが古典派の貨幣数量説の基本的な考え方である。
______
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)
V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1とした GDPデフレータ)
Q: 1期間における財・サービスの取引量
M : 貨幣量 = マネーストックの内、実際に市場で流通している金額
Q:取引量の総額 ≒ 実質GDP
≒ 名目GDP
国内と海外に分ければ正確に現状に当てはまってるよ
日銀が発行したマネーストックのかなりはドルに変えられて海外で流通している
だから超円安になって、スイスの最低賃金は時給4500円、昼食代1万円 になったのさ。
ドルを商品、ドル価格を物価P、日銀異次元緩和で増えた円の総額を貨幣量Mとすると
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1としたデフレータ)
Q : 1期間における財・サービスの取引量
が成立して、何故ドルが円ベースで高くなったか説明できる
国内で流通するマネーストックは異次元金融緩和以前と変わらないから国内物価も上がっていない
すべて フィッシャーの交換方程式 MV=PQ で説明できるよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/462.html#c10
11. 中川隆[-10881] koaQ7Jey 2020年10月13日 16:13:36 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[11]
@SPW
>貨幣価値と貨幣の発行量に直接的な関係は有りませんね。
反比例しているよ:
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
ここで
M はある期間中の任意の時点tにおける流通貨幣(通貨)の総量
V は貨幣の"流通速度"(特定期間内に人々のあいだで受け渡しされる回数:貨幣の回転率のようなもの)売買契約の約定回数
P はある期間中の任意の時点tにおける物価水準(通常は基準年度を1としたデフレータ)
Q は"取引量" (特定期間内に人々のあいだで行われる取引量(quantity)の合計)
である。
交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ は
販売価格総額=購買価格総額
という恒等式だから誰も否定できない。
フィッシャーの交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
新古典派経済学の考え方によると、労働供給が飽和する水準で実質GDPは均衡するので(セイの法則)、実質GDPは貨幣量や物価とは関係なく決定される。そこで貨幣量Mが一意的に物価水準Pを決めることになる。
フィッシャーのMが増加すればPも増加するという説明は、昔からある貨幣の中立性を数学的に洗練して叙述したものである。
古典派経済学の貨幣の中立説は貨幣量の増減は物価にだけ影響を与え、生産活動や雇用の増減などには影響を与えないとする説。古典派経済学の中心的な命題のひとつであり、中立説によれば、貨幣は社会的な分業や効率性をもたらす以上の役割はない。経済活動の本質は物々交換であり貨幣はその仲介を行っているにすぎず、貨幣量の増減は貨幣錯覚による混乱をもたらすが国富・国民経済の観点では中立的であり、国富の増大には貨幣量の拡大ではなく生産・供給能力の増強によるべきとした。
貨幣数量説は貨幣の中立性を前提にしており、物価の乱高下は流通貨幣量の管理によって押さえ込むことができるとする。
フィッシャーは、貨幣の流通速度:Vと1期間における財・サービスの取引量:Qは慣習的に(大きな)変動はないとみなした(実際はVを観測するのは非常に難しく、観測はほぼ不可能である)。だとすると、MV=PQの左辺のV、右辺のQが大きく変動しないのであるから、自明なこととして、この方程式においてMとPは常に比例することになる。そうであるならば、M(貨幣量)を増やせば、P(物価)も上昇することになる。あるいは、M(貨幣量)を減らせば、P(物価)も低下するであろう。そうだとすれば、政策論的に言えば、例えばある経済の物価を上昇させたいのであれば、貨幣量を増やせば物価が上昇させることができるとこの方程式から言えるだろう。あるいは、もし物価が下がっているならば、それは貨幣量が足りないからだということができるだろう。これが古典派の貨幣数量説の基本的な考え方である。
長期的には貨幣の中立性は成立し、金融政策は実体経済に影響を与えず、ただ名目変数を動かすだけであるという点では、新古典派経済学、マネタリスト、ニュー・ケインジアンの見解は一致している。
ミルトン・フリードマンに代表されるマネタリストは、Q/Vの構造に長期的な安定傾向を見いだし、短期的には貨幣の中立性が満たされないことはあるが、長期的には満たされるとする。このため貨幣量が増加すると一時的に実質GDPまで拡大することはありうるが、長期的には実質GDPは完全雇用できまる水準に低下し、物価Pの上昇をもたらすだけだと考える。Q/Vは一回あたりの発注ロット数の平均値をあらわすが、フリードマンは経済の期待成長力や期待収益率の多寡によって、1回あたりの受発注量が増減することは短期的に観察できる事実であるが、長期の統計においては安定した関係にあると実証した(この功績でノーベル賞を受賞)。
______
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)
V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1とした GDPデフレータ)
Q: 1期間における財・サービスの取引量
M : 貨幣量 = マネーストックの内、実際に市場で流通している金額
Q:取引量の総額 ≒ 実質GDP
≒ 名目GDP
国内と海外に分ければ正確に現状に当てはまってるよ
日銀が発行したマネーストックのかなりはドルに変えられて海外で流通している
だから超円安になって、スイスの最低賃金は時給4500円、昼食代1万円 になったのさ。
ドルを商品、ドル価格を物価P、日銀異次元緩和で増えた円の総額を貨幣量Mとすると
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1としたデフレータ)
Q : 1期間における財・サービスの取引量
が成立して、何故ドルが円ベースで高くなったか説明できる
国内で流通するマネーストックは異次元金融緩和以前と変わらないから国内物価も上がっていない
すべて フィッシャーの交換方程式 MV=PQ で説明できるよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/462.html#c11
12. 中川隆[-10880] koaQ7Jey 2020年10月13日 16:14:50 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[12]
@SPW
>貨幣価値と貨幣の発行量に直接的な関係は有りませんね。
反比例しているよ:
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
ここで
M はある期間中の任意の時点tにおける流通貨幣(通貨)の総量
V は貨幣の"流通速度"(特定期間内に人々のあいだで受け渡しされる回数:貨幣の回転率のようなもの)売買契約の約定回数
P はある期間中の任意の時点tにおける物価水準(通常は基準年度を1としたデフレータ)
Q は"取引量" (特定期間内に人々のあいだで行われる取引量(quantity)の合計)
である。
交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ は
販売価格総額=購買価格総額
という恒等式だから誰も否定できない。
フィッシャーの交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
新古典派経済学の考え方によると、労働供給が飽和する水準で実質GDPは均衡するので(セイの法則)、実質GDPは貨幣量や物価とは関係なく決定される。そこで貨幣量Mが一意的に物価水準Pを決めることになる。
フィッシャーのMが増加すればPも増加するという説明は、昔からある貨幣の中立性を数学的に洗練して叙述したものである。
古典派経済学の貨幣の中立説は貨幣量の増減は物価にだけ影響を与え、生産活動や雇用の増減などには影響を与えないとする説。古典派経済学の中心的な命題のひとつであり、中立説によれば、貨幣は社会的な分業や効率性をもたらす以上の役割はない。経済活動の本質は物々交換であり貨幣はその仲介を行っているにすぎず、貨幣量の増減は貨幣錯覚による混乱をもたらすが国富・国民経済の観点では中立的であり、国富の増大には貨幣量の拡大ではなく生産・供給能力の増強によるべきとした。
貨幣数量説は貨幣の中立性を前提にしており、物価の乱高下は流通貨幣量の管理によって押さえ込むことができるとする。
フィッシャーは、貨幣の流通速度:Vと1期間における財・サービスの取引量:Qは慣習的に(大きな)変動はないとみなした(実際はVを観測するのは非常に難しく、観測はほぼ不可能である)。だとすると、MV=PQの左辺のV、右辺のQが大きく変動しないのであるから、自明なこととして、この方程式においてMとPは常に比例することになる。そうであるならば、M(貨幣量)を増やせば、P(物価)も上昇することになる。あるいは、M(貨幣量)を減らせば、P(物価)も低下するであろう。そうだとすれば、政策論的に言えば、例えばある経済の物価を上昇させたいのであれば、貨幣量を増やせば物価が上昇させることができるとこの方程式から言えるだろう。あるいは、もし物価が下がっているならば、それは貨幣量が足りないからだということができるだろう。これが古典派の貨幣数量説の基本的な考え方である。
ミルトン・フリードマンに代表されるマネタリストは、Q/Vの構造に長期的な安定傾向を見いだし、短期的には貨幣の中立性が満たされないことはあるが、長期的には満たされるとする。このため貨幣量が増加すると一時的に実質GDPまで拡大することはありうるが、長期的には実質GDPは完全雇用できまる水準に低下し、物価Pの上昇をもたらすだけだと考える。Q/Vは一回あたりの発注ロット数の平均値をあらわすが、フリードマンは経済の期待成長力や期待収益率の多寡によって、1回あたりの受発注量が増減することは短期的に観察できる事実であるが、長期の統計においては安定した関係にあると実証した(この功績でノーベル賞を受賞)。
長期的には貨幣の中立性は成立し、金融政策は実体経済に影響を与えず、ただ名目変数を動かすだけであるという点では、新古典派経済学、マネタリスト、ニュー・ケインジアンの見解は一致している。
______
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)
V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1とした GDPデフレータ)
Q: 1期間における財・サービスの取引量
M : 貨幣量 = マネーストックの内、実際に市場で流通している金額
Q:取引量の総額 ≒ 実質GDP
≒ 名目GDP
国内と海外に分ければ正確に現状に当てはまってるよ
日銀が発行したマネーストックのかなりはドルに変えられて海外で流通している
だから超円安になって、スイスの最低賃金は時給4500円、昼食代1万円 になったのさ。
ドルを商品、ドル価格を物価P、日銀異次元緩和で増えた円の総額を貨幣量Mとすると
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1としたデフレータ)
Q : 1期間における財・サービスの取引量
が成立して、何故ドルが円ベースで高くなったか説明できる
国内で流通するマネーストックは異次元金融緩和以前と変わらないから国内物価も上がっていない
すべて フィッシャーの交換方程式 MV=PQ で説明できるよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/462.html#c12
13. 中川隆[-10879] koaQ7Jey 2020年10月13日 16:26:20 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[13]
@SPW
>貨幣価値と貨幣の発行量に直接的な関係は有りませんね。
反比例しているよ:
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
ここで
M はある期間中の任意の時点tにおける流通貨幣(通貨)の総量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)
V は貨幣の"流通速度"(特定期間内に人々のあいだで受け渡しされる回数:貨幣の回転率のようなもの)売買契約の約定回数
P はある期間中の任意の時点tにおける物価水準(通常は基準年度を1としたデフレータ)
Q は"取引量" (特定期間内に人々のあいだで行われる取引量(quantity)の合計)
である。
交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ は
販売価格総額=購買価格総額
という恒等式だから誰も否定できない。
フィッシャーの交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
新古典派経済学の考え方によると、労働供給が飽和する水準で実質GDPは均衡するので(セイの法則)、実質GDPは貨幣量や物価とは関係なく決定される。そこで貨幣量Mが一意的に物価水準Pを決めることになる。
フィッシャーのMが増加すればPも増加するという説明は、昔からある貨幣の中立性を数学的に洗練して叙述したものである。
古典派経済学の貨幣の中立説は貨幣量の増減は物価にだけ影響を与え、生産活動や雇用の増減などには影響を与えないとする説。古典派経済学の中心的な命題のひとつであり、中立説によれば、貨幣は社会的な分業や効率性をもたらす以上の役割はない。経済活動の本質は物々交換であり貨幣はその仲介を行っているにすぎず、貨幣量の増減は貨幣錯覚による混乱をもたらすが国富・国民経済の観点では中立的であり、国富の増大には貨幣量の拡大ではなく生産・供給能力の増強によるべきとした。
貨幣数量説は貨幣の中立性を前提にしており、物価の乱高下は流通貨幣量の管理によって押さえ込むことができるとする。
フィッシャーは、貨幣の流通速度:Vと1期間における財・サービスの取引量:Qは慣習的に(大きな)変動はないとみなした(実際はVを観測するのは非常に難しく、観測はほぼ不可能である)。だとすると、MV=PQの左辺のV、右辺のQが大きく変動しないのであるから、自明なこととして、この方程式においてMとPは常に比例することになる。そうであるならば、M(貨幣量)を増やせば、P(物価)も上昇することになる。あるいは、M(貨幣量)を減らせば、P(物価)も低下するであろう。そうだとすれば、政策論的に言えば、例えばある経済の物価を上昇させたいのであれば、貨幣量を増やせば物価が上昇させることができるとこの方程式から言えるだろう。あるいは、もし物価が下がっているならば、それは貨幣量が足りないからだということができるだろう。これが古典派の貨幣数量説の基本的な考え方である。
ミルトン・フリードマンに代表されるマネタリストは、Q/Vの構造に長期的な安定傾向を見いだし、短期的には貨幣の中立性が満たされないことはあるが、長期的には満たされるとする。このため貨幣量が増加すると一時的に実質GDPまで拡大することはありうるが、長期的には実質GDPは完全雇用できまる水準に低下し、物価Pの上昇をもたらすだけだと考える。Q/Vは一回あたりの発注ロット数の平均値をあらわすが、フリードマンは経済の期待成長力や期待収益率の多寡によって、1回あたりの受発注量が増減することは短期的に観察できる事実であるが、長期の統計においては安定した関係にあると実証した(この功績でノーベル賞を受賞)。
長期的には貨幣の中立性は成立し、金融政策は実体経済に影響を与えず、ただ名目変数を動かすだけであるという点では、新古典派経済学、マネタリスト、ニュー・ケインジアンの見解は一致している。
______
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ を国内と海外で別にすれば正確に現状に当てはまっているよ
日銀が発行したマネーストックのかなりはドルに変えられて海外で流通している
だから超円安になって、スイスの最低賃金は時給4500円、昼食代1万円 になったのさ。
国内金融に対するフィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 = マネーストックの内、実際に国内市場で流通している金額、ドルに変えられて海外で運用されている金額は含まない
V : 貨幣の国内での取引流通速度
P : 国内物価(基準年度を1とした GDPデフレータ)
Q:1期間における財・サービスの取引量 ≒ 実質GDP
PQ ≒ 名目GDP
ドルを商品、ドル価格を物価P、日銀異次元緩和で増えた円の総額を貨幣量Mとすると
海外金融に対するフィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1としたデフレータ)
Q : 1期間における財・サービスの取引量
が成立して、何故ドルが円ベースで高くなったか説明できる
国内で流通するマネーストックは異次元金融緩和以前と変わらないから国内物価も上がっていない
すべて フィッシャーの交換方程式 MV=PQ で説明できるよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/462.html#c13
14. 中川隆[-10878] koaQ7Jey 2020年10月13日 16:42:53 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[14]
@SPW
>貨幣価値と貨幣の発行量に直接的な関係は有りませんね。
反比例しているよ:
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
ここで
M はある期間中の任意の時点tにおける流通貨幣(通貨)の総量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)
V は貨幣の"流通速度"(特定期間内に人々のあいだで受け渡しされる回数:貨幣の回転率のようなもの)売買契約の約定回数
P はある期間中の任意の時点tにおける物価水準(通常は基準年度を1としたデフレータ)
Q は"取引量" (特定期間内に人々のあいだで行われる取引量(quantity)の合計)
である。
交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ は
販売価格総額=購買価格総額
という恒等式だから誰も否定できない。
フィッシャーの交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
新古典派経済学の考え方によると、労働供給が飽和する水準で実質GDPは均衡するので(セイの法則)、実質GDPは貨幣量や物価とは関係なく決定される。そこで貨幣量Mが一意的に物価水準Pを決めることになる。
フィッシャーのMが増加すればPも増加するという説明は、昔からある貨幣の中立性を数学的に洗練して叙述したものである。
古典派経済学の貨幣の中立説は貨幣量の増減は物価にだけ影響を与え、生産活動や雇用の増減などには影響を与えないとする説。古典派経済学の中心的な命題のひとつであり、中立説によれば、貨幣は社会的な分業や効率性をもたらす以上の役割はない。経済活動の本質は物々交換であり貨幣はその仲介を行っているにすぎず、貨幣量の増減は貨幣錯覚による混乱をもたらすが国富・国民経済の観点では中立的であり、国富の増大には貨幣量の拡大ではなく生産・供給能力の増強によるべきとした。
貨幣数量説は貨幣の中立性を前提にしており、物価の乱高下は流通貨幣量の管理によって押さえ込むことができるとする。
フィッシャーは、貨幣の流通速度:Vと1期間における財・サービスの取引量:Qは慣習的に(大きな)変動はないとみなした(実際はVを観測するのは非常に難しく、観測はほぼ不可能である)。だとすると、MV=PQの左辺のV、右辺のQが大きく変動しないのであるから、自明なこととして、この方程式においてMとPは常に比例することになる。そうであるならば、M(貨幣量)を増やせば、P(物価)も上昇することになる。あるいは、M(貨幣量)を減らせば、P(物価)も低下するであろう。そうだとすれば、政策論的に言えば、例えばある経済の物価を上昇させたいのであれば、貨幣量を増やせば物価が上昇させることができるとこの方程式から言えるだろう。あるいは、もし物価が下がっているならば、それは貨幣量が足りないからだということができるだろう。これが古典派の貨幣数量説の基本的な考え方である。
ミルトン・フリードマンに代表されるマネタリストは、Q/Vの構造に長期的な安定傾向を見いだし、短期的には貨幣の中立性が満たされないことはあるが、長期的には満たされるとする。このため貨幣量が増加すると一時的に実質GDPまで拡大することはありうるが、長期的には実質GDPは完全雇用できまる水準に低下し、物価Pの上昇をもたらすだけだと考える。Q/Vは一回あたりの発注ロット数の平均値をあらわすが、フリードマンは経済の期待成長力や期待収益率の多寡によって、1回あたりの受発注量が増減することは短期的に観察できる事実であるが、長期の統計においては安定した関係にあると実証した(この功績でノーベル賞を受賞)。
長期的には貨幣の中立性は成立し、金融政策は実体経済に影響を与えず、ただ名目変数を動かすだけであるという点では、新古典派経済学、マネタリスト、ニュー・ケインジアンの見解は一致している。
______
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ を国内と海外で別にすれば正確に現状に当てはまっているよ
日銀が発行したマネーストックのかなりはドルに変えられて海外で流通している
だから超円安になって、スイスの最低賃金は時給4500円、昼食代1万円 になったのさ。
国内金融に対するフィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 = マネーストックの内、実際に国内市場で流通している金額、ドルに変えられて海外で運用されている金額は含まない
V : 貨幣の国内での取引流通速度
P : 国内物価(基準年度を1とした GDPデフレータ)
Q:1期間における財・サービスの取引量 ≒ 実質GDP
PQ ≒ 名目GDP
ドルを商品、ドル価格を物価P、日銀異次元緩和で増えた円の総額を貨幣量Mとすると
海外金融に対するフィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1としたデフレータ)
Q : 1期間における財・サービスの取引量
が成立して、何故ドルが円ベースで高くなったか説明できる
国内で流通するマネーストックは異次元金融緩和以前と変わらないから国内物価も上がっていない
すべて フィッシャーの交換方程式 MV=PQ で説明できるよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/462.html#c14
15. 中川隆[-10877] koaQ7Jey 2020年10月13日 16:49:34 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[15]
マネーストックを増やすと物価が上がるだけで、他は何も変わらない
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ
ここで
M はある期間中の任意の時点tにおける流通貨幣(通貨)の総量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)
V は貨幣の"流通速度"(特定期間内に人々のあいだで受け渡しされる回数:貨幣の回転率のようなもの)売買契約の約定回数
P はある期間中の任意の時点tにおける物価水準(通常は基準年度を1としたデフレータ)
Q は"取引量" (特定期間内に人々のあいだで行われる取引量(quantity)の合計)
である。
交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ は
販売価格総額=購買価格総額
という恒等式だから誰も否定できない。
フィッシャーの交換方程式は取引経済の実態そのものの数式化であり、かならず両辺が一致する。
新古典派経済学の考え方によると、労働供給が飽和する水準で実質GDPは均衡するので(セイの法則)、実質GDPは貨幣量や物価とは関係なく決定される。そこで貨幣量Mが一意的に物価水準Pを決めることになる。
フィッシャーのMが増加すればPも増加するという説明は、昔からある貨幣の中立性を数学的に洗練して叙述したものである。
古典派経済学の貨幣の中立説は貨幣量の増減は物価にだけ影響を与え、生産活動や雇用の増減などには影響を与えないとする説。古典派経済学の中心的な命題のひとつであり、中立説によれば、貨幣は社会的な分業や効率性をもたらす以上の役割はない。経済活動の本質は物々交換であり貨幣はその仲介を行っているにすぎず、貨幣量の増減は貨幣錯覚による混乱をもたらすが国富・国民経済の観点では中立的であり、国富の増大には貨幣量の拡大ではなく生産・供給能力の増強によるべきとした。
貨幣数量説は貨幣の中立性を前提にしており、物価の乱高下は流通貨幣量の管理によって押さえ込むことができるとする。
フィッシャーは、貨幣の流通速度:Vと1期間における財・サービスの取引量:Qは慣習的に(大きな)変動はないとみなした(実際はVを観測するのは非常に難しく、観測はほぼ不可能である)。だとすると、MV=PQの左辺のV、右辺のQが大きく変動しないのであるから、自明なこととして、この方程式においてMとPは常に比例することになる。そうであるならば、M(貨幣量)を増やせば、P(物価)も上昇することになる。あるいは、M(貨幣量)を減らせば、P(物価)も低下するであろう。そうだとすれば、政策論的に言えば、例えばある経済の物価を上昇させたいのであれば、貨幣量を増やせば物価が上昇させることができるとこの方程式から言えるだろう。あるいは、もし物価が下がっているならば、それは貨幣量が足りないからだということができるだろう。これが古典派の貨幣数量説の基本的な考え方である。
ミルトン・フリードマンに代表されるマネタリストは、Q/Vの構造に長期的な安定傾向を見いだし、短期的には貨幣の中立性が満たされないことはあるが、長期的には満たされるとする。このため貨幣量が増加すると一時的に実質GDPまで拡大することはありうるが、長期的には実質GDPは完全雇用できまる水準に低下し、物価Pの上昇をもたらすだけだと考える。Q/Vは一回あたりの発注ロット数の平均値をあらわすが、フリードマンは経済の期待成長力や期待収益率の多寡によって、1回あたりの受発注量が増減することは短期的に観察できる事実であるが、長期の統計においては安定した関係にあると実証した(この功績でノーベル賞を受賞)。
長期的には貨幣の中立性は成立し、金融政策は実体経済に影響を与えず、ただ名目変数を動かすだけであるという点では、新古典派経済学、マネタリスト、ニュー・ケインジアンの見解は一致している。
____
フィッシャーの交換方程式 MV=PQ を国内と海外で別にすれば正確に現状に当てはまっているよ
日銀が発行したマネーストックのかなりはドルに変えられて海外で流通している
だから超円安になって、スイスの最低賃金は時給4500円、昼食代1万円 になったのさ。
国内金融に対するフィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 = マネーストックの内、実際に国内市場で流通している金額、ドルに変えられて海外で運用されている金額は含まない
V : 貨幣の国内での取引流通速度
P : 国内物価(基準年度を1とした GDPデフレータ)
Q:1期間における財・サービスの取引量 ≒ 実質GDP
PQ ≒ 名目GDP
ドルを商品、ドル価格を物価P、日銀異次元緩和で増えた円の総額を貨幣量Mとすると
海外金融に対するフィッシャーの交換方程式 MV=PQ
M : 貨幣量 (価値保蔵手段としての貨幣は含めない)V : 貨幣の取引流通速度
P : 物価(基準年度を1としたデフレータ)
Q : 1期間における財・サービスの取引量
が成立して、何故ドルが円ベースで高くなったか説明できる
国内で流通するマネーストックは異次元金融緩和以前と変わらないから国内物価も上がっていない
すべて フィッシャーの交換方程式 MV=PQ で説明できるよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/462.html#c15
8. 2020年10月13日 16:58:49 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[16]
聖者の行進 [第9話]
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1020.html#c8
9. 2020年10月13日 18:38:45 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[17]
聖者の行進 [第10話]
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1020.html#c9
33. 2020年10月13日 19:04:23 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[18]
ラーメン閉店ラッシュ ブームで過当競争
ラーメン屋の閉店ラッシュが起きていた
帝国データバンクによると2020年のラーメン経営会社倒産は34件、過去最多の36件を超えるのが確実になっている。
36件は倒産企業件数なので、ひとつの会社が数十店の店舗を経営していた可能性もある。
倒産理由で最多だったのは他店との競争激化で、意外にもコロナによる倒産ではなかった。
帝国データバンクによると2016年時点で全国のラーメン店は約1万8千店、4年前の2012年より約1千店増えていた。
ところがその後の別の集計を見ると2017年に3万3千店だったのが2020年3月には2万6500店に減少している。
数字が違うのは集計方法が違うからで、3万3千店の方はタウンページの「ラーメン」に登録されている件数を集計している。
電話帳にラーメンと登録してあっても実際はラーメン専門店ではない場合もあるので、帝国データバンクより店舗数が多くなっている。
その他に中華料理店として登録している店が約21,000軒あり、こちらも確実にラーメンを出している。
とは言え2012年から16年まで増加していたラーメン店が、17年から20年は減少しているのが伺えます。
ラーメン起業ブームで大量参入
うどん屋は2万2000店以下(15年に2万4千店で減少中)、カレー屋は専門店は少ないがほとんどのレストランでカレーメニューがある。
ハンバーガー店は約2万9000店なので、1種類の食べ物の専門店は3万店が上限のようだと推測できます。
全国で生き残れるラーメン専門店の適正数は2万5000店とすると、タウンページのラーメン屋が3万3千店は多すぎました。
閉店が多いのは個人店舗や地方で数店を経営していた会社で、大手チェーン店との競争に敗れている。
ラーメンの全国チェーンは以前は少なかったが、今はどこの県にも進出して地元ラーメン店と競争している。
2000年代から最近までラーメンブームがあり、ラーメン店で修業して起業する人が大勢いました。
その他に手打ちそばの起業ブームやたこ焼き屋の起業ブーム、クレープ屋やタピオカ起業などもありました。
ラーメン起業の特徴は「とにかく経費がかかる」事で、たこ焼き屋台と比べれば一目瞭然です。
ラーメン屋は店舗、仕入れ、人件費、宣伝費、そして店主の労働時間という無限のコストがかかります。
たこ焼き屋はうまくやれば2割から3割の利益があるが、多くのラーメン屋は経費を引くと良くて数パーセントです。
決して起業に向いているとは思えないのに、ラーメン起業ブームで参入者が増えて過当競争になった。
ラーメン業界でも大手チェーン店のほうが安定した味を出せるし宣伝効果も大きいので、個人店は劣勢になりやすい。
http://www.thutmosev.com/archives/84118774.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/826.html#c33
149. 2020年10月13日 20:01:44 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[19]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/624.html#c149
234. 中川隆[-10876] koaQ7Jey 2020年10月13日 20:02:35 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[20]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c234
84. 中川隆[-10875] koaQ7Jey 2020年10月13日 20:03:14 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[21]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/451.html#c84
4. 中川隆[-10874] koaQ7Jey 2020年10月13日 20:03:58 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[22]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/145.html#c4
24. 中川隆[-10873] koaQ7Jey 2020年10月13日 20:05:00 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[23]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/185.html#c24
14. 中川隆[-10872] koaQ7Jey 2020年10月13日 20:05:59 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[24]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/184.html#c14
4. 中川隆[-10871] koaQ7Jey 2020年10月13日 20:07:04 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[25]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/234.html#c4
183. 中川隆[-10870] koaQ7Jey 2020年10月13日 20:19:26 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[26]
宮崎正弘の生インタビュー#1 ゲスト:高山正之
2020/10/13
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/444.html#c183
1. 中川隆[-10869] koaQ7Jey 2020年10月13日 21:40:46 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[27]
三橋貴明は歴史を知らない
日本では戦前から一貫して、天皇・保守政治家・官僚はグローバリスト、愛国者・国粋主義者・反米勢力は共産主義者だった。
現在でも保守反動政党は日本共産党だけで、皇族や自民党は新自由主義・グローバリストですが、それは戦前からの伝統です:
1923年9月に起こった関東大震災の復興資金をJPモルガンに頼って以来、日本はアメリカの巨大金融資本の強い影響下に入った。 ウォール街の住人たちは反ルーズベルト政権のクーデター計画でも金本位制への復帰を強く求めていたが、日本政府に対しても同じことを要求、受け入れられた。JPモルガンに言われるまま、浜口雄幸政権は緊縮財政も推進する。その時に大蔵大臣を務めていたのが井上準之助だ。
この結果、不況はますます深刻化し、東北地方では娘の身売りが増えて大きな社会問題になっている。こうした経済政策を推進した浜口首相は1930年11月に東京駅で銃撃されて翌年の8月に死亡、32年2月には井上が本郷追分の駒本小学校で射殺されている。
1932年に駐日大使として日本へやってきたジョセフ・グルーはJPモルガンと極めて緊密な関係にある。グルーの従兄弟がジョン・ピアポント・モルガン・ジュニア、つまりJPモルガンの総帥と結婚していたのである。しかも、グルーの妻の曾祖父の弟は「黒船」で有名なマシュー・ペリーだ。
グルーは秩父宮、松平恒雄、徳川家達、樺山愛輔、牧野伸顕、吉田茂、岸信介などと昵懇にしていたが、中でも親しかったのは松岡洋右。戦争が始まり、離日する直前にグルーが岸とゴルフしたことも有名な逸話だ。安倍晋三の祖父は大戦前からアメリカの支配層と親しかったのである。敗戦後に「転向」したわけではない。
戦前の天皇制官僚システムはウォール街の影響下にあった。ところが1933年から45年4月にルーズベルト大統領が急死するまでそのウォール街はホワイトハウスで主導権をニューディール派に奪われていた。ルーズベルトの死で日米主従関係は本来の姿に戻ったと言える。ウォール街が天皇制を存続させようとしたのは当然だ。その体制によって彼らは日本を支配していたからだ。それを攪乱させたのが血盟団や二・二六事件の将校たちだった。
西洋諸国は世界恐慌を受けて保護主義的に動いた。結果として日本の輸出は半減することとなり、日本経済は壊滅的な打撃を受けた。日本はこのタイミング(1930年)で金本位制への復帰を試みるが、貿易赤字を垂れ流している状態で通貨と金を結びつけたため海外に金が大量に流出、翌年には金本位制を再び停止する運びとなった。
こういう状況で国家は金の流出か為替レートの暴落か、どちらかを選ばなければならないということである。
景気後退による極右と極左の台頭
こうした経済状況の深刻化と貧富の差の拡大は政治的には右派と左派の対立に繋がった。
世界各国が政治的に不安定となったが、日本も例外ではなかった。1932年には海軍の青年将校らによって当時の犬養首相が暗殺される五・一五事件が発生し、その後の首相に海軍大将(海軍の中では穏健派だったと言われる)斉藤氏が就任することになった。軍が首相を殺して身内を新首相に据えるという現在では考えられない事態が起こった。
軍事侵攻によって必要な資源を確保するという道は、日本にとっては最良の選択肢だったということは言えるかもしれない。普通の貿易と経済活動では日本は必要なものを調達することが出来なかっただろうからである。
軍国主義化した日本
どちらにしてもこの事件を契機に正式に軍国化した日本は、海軍関係者を首相に据え、ここから外側に向かって猛烈に駆け上がることとなる。
日本は1931年に満州を侵略し、その後中国とアジアで勢力を拡大して原油や石炭、ゴムなどの天然資源や強制労働などの人的資源を確保しようとした。
一方で、アメリカはまだヨーロッパとアジアの戦争に対する姿勢を決めかねていた。1940年にはルーズベルト氏が戦争とは関わらないことを公約に3期目の当選を決めたが、中国の蒋介石政権に戦闘機を提供するなど、米国は海外の情勢に一切関わっていないわけではなかった。
実際にルーズベルト大統領はその後も戦争との関わりを拡大してゆく。1940年には日本への鉄の禁輸を決め、日本が必要な物資を入手できなくなることで既に進出したエリアからの撤退を強いられるように手配した。
1941年にはレンドリース法の制定によりイギリス、ソ連、中国に対する大規模な軍需物資の提供を決め、ダリオ氏は「このレンドリース法は、実際の宣戦布告ではないとしても、米国の中立性を終わらせた」と書いているが、それはもっと早くに失われていただろう。
日本の領土拡大は米国の太平洋における目論見に対する脅威となり、日本との対立は激化していった。1941年にはルーズベルト大統領は米国にあるすべての日本の資産の凍結を行い、日本の船舶がパナマ運河を通行できないようにし、日本に対するエネルギー資源の輸出を禁止した。
結果として日本は貿易の4分の3と原油の80%を失うこととなった。日本は2年で原油備蓄が底をつくことを計算していた。このことにより、日本は自壊するか米国を攻撃するかのどちらかを選ばなければならなくなった。
そして1941年の真珠湾攻撃に繋がってゆくのである。
日本では戦後も天皇制が存続、内務官僚、思想検察、特別高等警察といった治安体制の中枢は戦後も要職に就いた。「国体」は護持されたのだ。護持したのはウォール街である。
______
関東軍の中枢は共産主義者の巣窟であった。
関東軍第三方面軍情報参謀・少佐・志位正二はKGBのスパイ。日本共産党委員長の志位和夫は甥である。また瀬島龍三中佐、朝枝繫晴中佐、種村佐孝大佐、松村知勝少将、池田純友少佐、橋本欣五郎(参謀本部ロシア班長・中佐)あげたらきりがないが「赤い軍人」「クレムリンの犬」がうごめいていたのです。
帝国陸軍の社会主義化・共産主義化はひどく、敗戦で軍が解体されるやこれら陸軍のエリート将校が大挙して日本共産党に入党している。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/475.html#c1
2. 中川隆[-10868] koaQ7Jey 2020年10月13日 22:06:11 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[28]
三橋貴明は歴史を知らない
日本では戦前から一貫して、天皇・保守政治家・官僚はグローバリスト、愛国者・国粋主義者・反米勢力は共産主義者だった。
現在でも保守反動政党は日本共産党だけで、皇族や自民党は新自由主義・グローバリストですが、それは戦前からの伝統です:
1923年9月に起こった関東大震災の復興資金をJPモルガンに頼って以来、日本はアメリカの巨大金融資本の強い影響下に入った。 ウォール街の住人たちは反ルーズベルト政権のクーデター計画でも金本位制への復帰を強く求めていたが、日本政府に対しても同じことを要求、受け入れられた。JPモルガンに言われるまま、浜口雄幸政権は緊縮財政も推進する。その時に大蔵大臣を務めていたのが井上準之助だ。
この結果、不況はますます深刻化し、東北地方では娘の身売りが増えて大きな社会問題になっている。こうした経済政策を推進した浜口首相は1930年11月に東京駅で銃撃されて翌年の8月に死亡、32年2月には井上が本郷追分の駒本小学校で射殺されている。
1932年に駐日大使として日本へやってきたジョセフ・グルーはJPモルガンと極めて緊密な関係にある。グルーの従兄弟がジョン・ピアポント・モルガン・ジュニア、つまりJPモルガンの総帥と結婚していたのである。しかも、グルーの妻の曾祖父の弟は「黒船」で有名なマシュー・ペリーだ。
グルーは秩父宮、松平恒雄、徳川家達、樺山愛輔、牧野伸顕、吉田茂、岸信介などと昵懇にしていたが、中でも親しかったのは松岡洋右。戦争が始まり、離日する直前にグルーが岸とゴルフしたことも有名な逸話だ。安倍晋三の祖父は大戦前からアメリカの支配層と親しかったのである。敗戦後に「転向」したわけではない。
戦前の天皇制官僚システムはウォール街の影響下にあった。ところが1933年から45年4月にルーズベルト大統領が急死するまでそのウォール街はホワイトハウスで主導権をニューディール派に奪われていた。ルーズベルトの死で日米主従関係は本来の姿に戻ったと言える。ウォール街が天皇制を存続させようとしたのは当然だ。その体制によって彼らは日本を支配していたからだ。それを攪乱させたのが血盟団や二・二六事件の将校たちだった。
西洋諸国は世界恐慌を受けて保護主義的に動いた。結果として日本の輸出は半減することとなり、日本経済は壊滅的な打撃を受けた。日本はこのタイミング(1930年)で金本位制への復帰を試みるが、貿易赤字を垂れ流している状態で通貨と金を結びつけたため海外に金が大量に流出、翌年には金本位制を再び停止する運びとなった。
こういう状況で国家は金の流出か為替レートの暴落か、どちらかを選ばなければならないということである。
景気後退による極右と極左の台頭
こうした経済状況の深刻化と貧富の差の拡大は政治的には右派と左派の対立に繋がった。
世界各国が政治的に不安定となったが、日本も例外ではなかった。1932年には海軍の青年将校らによって当時の犬養首相が暗殺される五・一五事件が発生し、その後の首相に海軍大将(海軍の中では穏健派だったと言われる)斉藤氏が就任することになった。軍が首相を殺して身内を新首相に据えるという現在では考えられない事態が起こった。
軍事侵攻によって必要な資源を確保するという道は、日本にとっては最良の選択肢だったということは言えるかもしれない。普通の貿易と経済活動では日本は必要なものを調達することが出来なかっただろうからである。
軍国主義化した日本
どちらにしてもこの事件を契機に正式に軍国化した日本は、海軍関係者を首相に据え、ここから外側に向かって猛烈に駆け上がることとなる。
日本は1931年に満州を侵略し、その後中国とアジアで勢力を拡大して原油や石炭、ゴムなどの天然資源や強制労働などの人的資源を確保しようとした。
一方で、アメリカはまだヨーロッパとアジアの戦争に対する姿勢を決めかねていた。1940年にはルーズベルト氏が戦争とは関わらないことを公約に3期目の当選を決めたが、中国の蒋介石政権に戦闘機を提供するなど、米国は海外の情勢に一切関わっていないわけではなかった。
実際にルーズベルト大統領はその後も戦争との関わりを拡大してゆく。1940年には日本への鉄の禁輸を決め、日本が必要な物資を入手できなくなることで既に進出したエリアからの撤退を強いられるように手配した。
1941年にはレンドリース法の制定によりイギリス、ソ連、中国に対する大規模な軍需物資の提供を決め、ダリオ氏は「このレンドリース法は、実際の宣戦布告ではないとしても、米国の中立性を終わらせた」と書いているが、それはもっと早くに失われていただろう。
日本の領土拡大は米国の太平洋における目論見に対する脅威となり、日本との対立は激化していった。1941年にはルーズベルト大統領は米国にあるすべての日本の資産の凍結を行い、日本の船舶がパナマ運河を通行できないようにし、日本に対するエネルギー資源の輸出を禁止した。
結果として日本は貿易の4分の3と原油の80%を失うこととなった。日本は2年で原油備蓄が底をつくことを計算していた。このことにより、日本は自壊するか米国を攻撃するかのどちらかを選ばなければならなくなった。
そして1941年の真珠湾攻撃に繋がってゆくのである。
日本では戦後も天皇制が存続、内務官僚、思想検察、特別高等警察といった治安体制の中枢は戦後も要職に就いた。「国体」は護持されたのだ。護持したのはウォール街である。
______
関東軍の中枢は共産主義者の巣窟であった。
関東軍第三方面軍情報参謀・少佐・志位正二はKGBのスパイ。日本共産党委員長の志位和夫は甥である。また瀬島龍三中佐、朝枝繫晴中佐、種村佐孝大佐、松村知勝少将、池田純友少佐、橋本欣五郎(参謀本部ロシア班長・中佐)あげたらきりがないが「赤い軍人」「クレムリンの犬」がうごめいていたのです。
帝国陸軍の社会主義化・共産主義化はひどく、敗戦で軍が解体されるやこれら陸軍のエリート将校が大挙して日本共産党に入党している。
戦争中、軍部に協力し反米を鼓吹した人間が戦後たちまち革命を唱え、あるいは日本の国家観念の破壊をくわだててきた。
日本赤軍派の重信房子ってのは、戦前の大物≪右翼≫の娘だよ。父親(重信末夫)は鹿児島県出身であり、戦前の右翼の血盟団のメンバーであり、四元義隆とは同郷の同志である。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/475.html#c2
3. 中川隆[-10867] koaQ7Jey 2020年10月13日 22:31:41 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[29]
三橋貴明は歴史を知らない
日本では戦前から一貫して、天皇・保守政治家・官僚はグローバリスト、愛国者・国粋主義者・反米勢力は共産主義者だった。
現在でも保守・反動・愛国政党は日本共産党一つだけで、皇族や官僚・自民党は新自由主義・グローバリストですが、それは戦前からの伝統です:
1923年9月に起こった関東大震災の復興資金をJPモルガンに頼って以来、日本はアメリカの巨大金融資本の強い影響下に入った。 ウォール街の住人たちは反ルーズベルト政権のクーデター計画でも金本位制への復帰を強く求めていたが、日本政府に対しても同じことを要求、受け入れられた。JPモルガンに言われるまま、浜口雄幸政権は緊縮財政も推進する。その時に大蔵大臣を務めていたのが井上準之助だ。
この結果、不況はますます深刻化し、東北地方では娘の身売りが増えて大きな社会問題になっている。こうした経済政策を推進した浜口首相は1930年11月に東京駅で銃撃されて翌年の8月に死亡、32年2月には井上が本郷追分の駒本小学校で射殺されている。
1932年に駐日大使として日本へやってきたジョセフ・グルーはJPモルガンと極めて緊密な関係にある。グルーの従兄弟がジョン・ピアポント・モルガン・ジュニア、つまりJPモルガンの総帥と結婚していたのである。しかも、グルーの妻の曾祖父の弟は「黒船」で有名なマシュー・ペリーだ。
グルーは秩父宮、松平恒雄、徳川家達、樺山愛輔、牧野伸顕、吉田茂、岸信介などと昵懇にしていたが、中でも親しかったのは松岡洋右。戦争が始まり、離日する直前にグルーが岸とゴルフしたことも有名な逸話だ。安倍晋三の祖父は大戦前からアメリカの支配層と親しかったのである。敗戦後に「転向」したわけではない。
戦前の天皇制官僚システムはウォール街の影響下にあった。ところが1933年から45年4月にルーズベルト大統領が急死するまでそのウォール街はホワイトハウスで主導権をニューディール派に奪われていた。ルーズベルトの死で日米主従関係は本来の姿に戻ったと言える。ウォール街が天皇制を存続させようとしたのは当然だ。その体制によって彼らは日本を支配していたからだ。それを攪乱させたのが血盟団や二・二六事件の将校たちだった。
西洋諸国は世界恐慌を受けて保護主義的に動いた。結果として日本の輸出は半減することとなり、日本経済は壊滅的な打撃を受けた。日本はこのタイミング(1930年)で金本位制への復帰を試みるが、貿易赤字を垂れ流している状態で通貨と金を結びつけたため海外に金が大量に流出、翌年には金本位制を再び停止する運びとなった。
こういう状況で国家は金の流出か為替レートの暴落か、どちらかを選ばなければならないということである。
景気後退による極右と極左の台頭
こうした経済状況の深刻化と貧富の差の拡大は政治的には右派と左派の対立に繋がった。
世界各国が政治的に不安定となったが、日本も例外ではなかった。1932年には海軍の青年将校らによって当時の犬養首相が暗殺される五・一五事件が発生し、その後の首相に海軍大将(海軍の中では穏健派だったと言われる)斉藤氏が就任することになった。軍が首相を殺して身内を新首相に据えるという現在では考えられない事態が起こった。
軍事侵攻によって必要な資源を確保するという道は、日本にとっては最良の選択肢だったということは言えるかもしれない。普通の貿易と経済活動では日本は必要なものを調達することが出来なかっただろうからである。
軍国主義化した日本
どちらにしてもこの事件を契機に正式に軍国化した日本は、海軍関係者を首相に据え、ここから外側に向かって猛烈に駆け上がることとなる。
日本は1931年に満州を侵略し、その後中国とアジアで勢力を拡大して原油や石炭、ゴムなどの天然資源や強制労働などの人的資源を確保しようとした。
一方で、アメリカはまだヨーロッパとアジアの戦争に対する姿勢を決めかねていた。1940年にはルーズベルト氏が戦争とは関わらないことを公約に3期目の当選を決めたが、中国の蒋介石政権に戦闘機を提供するなど、米国は海外の情勢に一切関わっていないわけではなかった。
実際にルーズベルト大統領はその後も戦争との関わりを拡大してゆく。1940年には日本への鉄の禁輸を決め、日本が必要な物資を入手できなくなることで既に進出したエリアからの撤退を強いられるように手配した。
1941年にはレンドリース法の制定によりイギリス、ソ連、中国に対する大規模な軍需物資の提供を決め、ダリオ氏は「このレンドリース法は、実際の宣戦布告ではないとしても、米国の中立性を終わらせた」と書いているが、それはもっと早くに失われていただろう。
日本の領土拡大は米国の太平洋における目論見に対する脅威となり、日本との対立は激化していった。1941年にはルーズベルト大統領は米国にあるすべての日本の資産の凍結を行い、日本の船舶がパナマ運河を通行できないようにし、日本に対するエネルギー資源の輸出を禁止した。
結果として日本は貿易の4分の3と原油の80%を失うこととなった。日本は2年で原油備蓄が底をつくことを計算していた。このことにより、日本は自壊するか米国を攻撃するかのどちらかを選ばなければならなくなった。
そして1941年の真珠湾攻撃に繋がってゆくのである。
日本では戦後も天皇制が存続、内務官僚、思想検察、特別高等警察といった治安体制の中枢は戦後も要職に就いた。「国体」は護持されたのだ。護持したのはウォール街である。
______
関東軍の中枢は共産主義者の巣窟であった。
関東軍第三方面軍情報参謀・少佐・志位正二はKGBのスパイ。日本共産党委員長の志位和夫は甥である。また瀬島龍三中佐、朝枝繫晴中佐、種村佐孝大佐、松村知勝少将、池田純友少佐、橋本欣五郎(参謀本部ロシア班長・中佐)あげたらきりがないが「赤い軍人」「クレムリンの犬」がうごめいていたのです。
帝国陸軍の社会主義化・共産主義化はひどく、敗戦で軍が解体されるやこれら陸軍のエリート将校が大挙して日本共産党に入党している。
戦争中、軍部に協力し反米を鼓吹した人間が戦後たちまち革命を唱え、あるいは日本の国家観念の破壊をくわだててきた。
日本赤軍派の重信房子ってのは、戦前の大物≪右翼≫の娘だよ。父親(重信末夫)は鹿児島県出身であり、戦前の右翼の血盟団のメンバーであり、四元義隆とは同郷の同志である。
ホイットニー文書【以下がヒロヒトの発言記録(1946・4〜6)】
@ 天皇は「日本人の心にはいまだに封建制の残澤がたくさん残っている。それも根こそぎにするには長い時間がかかるから占領は短かすぎない方がいい」といった。
A「神道を奉じる分子とその同調書は反米的だから警戒を要する」といった、というものである。
昭和天皇がマッカーサーに依頼して憲法第九条を作らせたのは、陸軍軍人が反米共産主義者ばかりで何時革命を起こすかわからなかったからなのです。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/475.html#c3
10. 中川隆[-10866] koaQ7Jey 2020年10月13日 23:51:40 : UueT1jQfEI : bC80RkREdVgwOE0=[30]
聖者の行進 [最終話]
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1020.html#c10
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