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http://www.asyura2.com/acat/a/ay/ay9/ay9LcnM3YXl3dVU=/100000.html
[昼休み52] 意図的な世論誘導報道で悪魔呼ばわりされているシリア アサド大統領 富山誠
117. 中川隆[-8175] koaQ7Jey 2024年12月18日 07:24:31 : HIhM1qZm26 : ay9LcnM3YXl3dVU=[1]
<■72行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
シリア革命、気がつけばまた独裁国家に戻っているだろう
2024.12.18
https://www.thutmosev.com/archives/37878.html

シリアの新たな指導者ジャウラニ


https://www.boersen-zeitung.de/thema/muhammad-al-jawlani
シリアの独裁政権が倒されたが

24年12月7日頃に30年間続いたシリアのアサド独裁政権が倒れて反体制派「シャーム解放機構」(HTS、旧ヌスラ戦線)が暫定政府を主導している

ヌスラ戦線の指導者ジャウラニは国際テロ組織アルカイダに忠誠を誓った人物で米国などが国際テロリストに指定、最近が穏健派になったと主張している

この手の人は権力を握ると国際社会に認めてもらうために「穏健派」を演じるが、一旦世界から認められたら独裁者の本性を現す

中華人民共和国の毛沢東がそんな人で国共内戦に勝って大陸を統一すると、国際社会に認められるために温厚な人物を演じたが実際には自国民3000万人を虐さつしていた

あのアドルフヒトラーもそうでベルリン五輪の時は「穏健な人物」をアピールしていたが、その裏でユダヤ人弾圧の準備を着々と進めていた

シリアの新しい指導者になったジャウラニはシリア人の父が石油関連の技術者として赴任していたサウジアラビアで1982年に生まれた

2000年代初頭の対イスラエル民衆蜂起に感化され、イラク戦争開始後はイラクに渡ってアルカイダ戦闘員となり、米軍に5年間拘束された

11年にシリア内戦が始まるとアルカイダの支援を受けヌスラ戦線設立に関与、16年にアルカイダとの絶縁を宣言したが今も米国からテロ組織指定を受けている

ジャウラニは首都ダマスカスを制圧した8日頃から、アル・カーイダ加入後に使っていた「アブムハンマド・ジャウラニ」から本名のアフマド・アッシャラアを名乗り始めた

2016年にアルカイダと絶縁してから軍服での露出が少なくなり、欧米のインタビューに応じて穏健派をアピールするようになった

シリアは様々な勢力が入り乱れ、分離独立を目指す同国のクルド人勢力とシリアのクルド人勢力が連携しクルド人民兵組織「シリア民主軍」(SDF)とトルコが支援する旧反体制派「シリア国民軍」(SNA)が対立している

「イスラム国」も活動していて米国に協力してイスラム国と戦ったクルド人組織が打撃を受けると、再びイスラム国が勢力を拡大するかも知れない

イスラエルはアサド政権の崩壊にあわせて「国境の安全を確保するため」として、シリアとの係争地「ゴラン高原」の非武装緩衝地帯に軍を展開させている

「シリアの春」は幻に終わるだろう
シリアはアサド政権が倒れたと言ってもジャウラニの新政権が首都を占領して完了というのではなく、国内はロシアの占領地があったり米軍の占領地があったり四分五裂の状態にある

国が外国やテロ組織やイスラム過激派などに細切れ占領されている状態で民主主義は期待できず、強力な独裁政権によってしか統一できないと考えられる

これが中東のアラブ諸国に民主主義国が存在しない理由でアラブに民主選挙をしている国は一カ国もなく、どれも怪しい「王」や独裁者やカルト教団が支配している

民主主義は段階を経ないと機能しないものだがアラブ諸国はその段階に達しておらず、独裁やカルト教団や武装勢力が国民を押さえつける形でしか人々を統治できません

今回のアサド政権崩壊につながったとされているのは2011年にアラブ世界で発生した民主化運動の「アラブの春」だが運動自体は”いつものように”簡単に鎮圧されました

2010年12月のチュニジアで最初に民主化運動が起きてベン・アリ大統領が辞任に追い込まれ「ジャスミン革命」と呼ばれました

チュニジアでの民主化運動の成功は、アラブ各国の民衆に広がり、エジプト、リビア、イエメンなどの独裁政権が倒れました

民主化後のアラブ各国では部族対立や宗教対立が激化し治安が悪化、イスラム過激派の勢力拡大を許してしまうという状況が出現した

ここに「アラブの矛盾」があってアラブは混乱した世界なので独裁者の強力な権力でなくては統治できないのに、民主化されると政府が弱くなってイスラム国やアルカイダのようなのが復活しやすいのです

2012年に入ると政権の打倒が実現した国でも国内の対立や衝突が起きるなど民主化に綻びが見られ始めた

シリアではアサド政権側の政府軍と反体制組織に加え、外国勢力の介入やISILの台頭などによる泥沼の内戦状態に突入した

リビアとイエメンではこれまで続いてきた抗議運動の高まりにより政権を打倒したものの、その後国内が分裂しリビア内戦やイエメン内戦を招いた

結局のところアラブの春は失敗に終わり22年から24年にかけてもイランで民主化運動があったが鎮圧され、サウジアラビアでも民主化は鎮圧された

シリアの政権交代による「シリアの春」も結局は新しい独裁者を迎えて新たな独裁国家を作る事になるでしょう
https://www.thutmosev.com/archives/37878.html
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/816.html#c117

[昼休み52] 意図的な世論誘導報道で悪魔呼ばわりされているシリア アサド大統領 富山誠
118. 中川隆[-8173] koaQ7Jey 2024年12月18日 07:30:58 : HIhM1qZm26 : ay9LcnM3YXl3dVU=[3]
<■120行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
アサド政権崩壊。しかし、これから平和になるのではなく新たな混乱の幕開けか?
2024.12.17
https://blackasia.net/?p=48162

アサド政権崩壊後のシリアの政治情勢は、これからも依然として不安定な状況が続くと考えられる。長年にわたる独裁体制の崩壊は、シリア国内に大きな権力の空白を生み出し、その埋め合わせには時間がかかる。場合によっては、アサド政権よりも、もっと悲惨なことになるかもしれない。(鈴木傾城)


アサド長期独裁政権があっけなく崩壊した
2024年12月8日、シリアの独裁者バシャール・アル・アサド長期独裁政権があっけなく崩壊した。これによって、2011年から13年にわたって続いた血みどろの内戦に終止符が打たれた。

アサド政権の崩壊は、中東地域の力学を一変させる歴史的な出来事だ。しかし、この劇的な展開は果たしてシリアに平和をもたらすのだろうか。それとも新たな混沌の始まりに過ぎないのか。

アサド政権の崩壊は、まさに電撃的だった。

2024年11月27日に、反体制派が新たな攻勢を仕掛けてからわずか12日で、半世紀以上続いた独裁体制が音を立てて崩れ去ったのだ。首都ダマスカスを含む主要都市が次々と陥落し、政府軍は目立った抵抗もせずに撤退していった。

バックにいたロシアがウクライナで泥沼に取られてアサド政権を守る余力を失っている上に、長年にわたるシリアの内戦で疲弊し切った軍の忠誠心の低下が、この急激な崩壊の背景にあった。

シリア内戦は2011年、「アラブの春」の波及を受けて始まった。

当初は民主化を求める平和的なデモだったが、アサド政権による武力弾圧をきっかけに内戦へと発展。その後、イランやロシアがアサド政権を、トルコやサウジアラビア、米国が反体制派を支援するなど、各国の思惑が絡み合って泥沼化していった。さらに「イスラム国」などの過激派組織の台頭も事態を複雑化させた。

13年に及ぶ内戦の代償は計り知れない。38万人以上が死亡し、1,300万人以上が難民や国内避難民となった。これは内戦前の人口の半数以上に相当する。首都ダマスカスをはじめ多くの都市が廃墟と化し、かつての「中東のパリ」の面影はもはやない。

1,300万人が難民となったシリアの惨状
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報告によると、2019年末時点で約660万人のシリア難民が存在する。これは世界の難民全体の実に22%以上を占める驚異的な数字でもある。

さらに、シリア国内で避難生活を送る「国内避難民」は670万人に上る。合わせて1,300万人以上のシリア人が、戦火や迫害から逃れるために自宅を追われたことになる。

この1,300万人という数字の重みを理解するには、シリアの人口が内戦前は約2,300万人だったことを考えれば十分だろう。実に人口の半数以上が難民や避難民となったのだ。これは第二次世界大戦以来、最大規模の人道危機と言っても過言ではない。

難民の多くは隣国のトルコやレバノンに逃れた。トルコには約370万人、レバノンには約90万人のシリア難民が滞在している。人口わずか600万人のレバノンにとって、90万人の難民の受け入れは非常に大きな負担になっていた。

この難民の7割以上が国際貧困ライン以下の生活を強いられていた。劣悪な環境のキャンプでの生活、教育や医療へのアクセスの欠如、就労の機会の制限など、難民たちはさまざまな困難に直面している。

さらに、難民の女の子たちが、人身売買で売り買いされていた闇もあった。(ブラックアジア:性奴隷と人身売買にシリアの少女が巻き込まれ続けている)

シリアの難民の女の子を買っていたのは、サウジアラビア人の金持ちだった。想像を絶する苦境がシリアの難民に襲いかかっていたのだ。(ブラックアジア:今、ヨルダンで生まれている巨大な少女売買マーケット)

シリア国内の状況も悲惨だ。国連児童基金(UNICEF)の調べによると、シリア国内の子供の90%が人道支援を必要としている。また、5歳未満の子供の3分の1が発育阻害に苦しんでいる。

世界銀行の推計によると、2011年から2018年までのシリアの累積GDP損失は約5,260億ドルに上る。これはシリアの2010年のGDPの約9倍に相当する。インフラの破壊、産業の崩壊、人材の流出など、シリア経済の再建には途方もない時間と資金が必要となるだろう。

アサド政権の闇「カプタゴン」
中東全域に「カプタゴン」と呼ばれる奇妙なドラッグが蔓延していた。アンフェタミンやメタンフェタミンに似た作用を持つドラッグで、わかりやすくいえば覚醒剤の一種である。中東では「貧乏人のコカイン」とも呼ばれている。

誰もが知っていた事実であるが、このカプタゴンの生産と密売こそが、アサド政権の重要な資金源だった。

米シンクタンクのニューラインズ・インスティテュートによる「カプタゴン・トレード・プロジェクト」の推計によると、カプタゴンの世界的な取引額は年間100億ドルに上り、シリア指導部の利益は約24億ドルに達していた。

国際社会の制裁下にあったアサド政権にとって、貴重な外貨獲得源だったのだ。

西側諸国は、アサド大統領の弟マヘル・アサド氏がこのドラッグ取引を取り仕切っていた。マヘル氏は現在、所在不明だ。アサド一族によるドラッグビジネスの全容解明は、今後の重要な課題となるはずだ。

カプタゴンの蔓延は、シリア内戦の悲劇をさらに深刻化させた。

戦場から建設現場、富裕層のパーティーまで、中東全域に広がったこの薬物は、多くの若者たちを中毒の淵に追いやった。そして、その利益はふたたび戦争の資金となり、負の連鎖を生み出していたのだ。

独裁政権がドラッグビジネスをやるのは、珍しいことではない。アフガニスタンでもハミド・カルザイ首相の弟アフメド・ワリ・カルザイがヘロインの元締めだった。そして、ヘロインの元になるケシ畑はタリバンがコントロールしている。(ブラックアジア:ますます深刻化していくアフガニスタンのヘロインとその影響)

アサド政権によるカプタゴン生産は、国際社会の制裁をすり抜け、政権を維持するための重要な物資だったのだ。正規の貿易ルートを断たれた政権は、アンダーグラウンドの経済に活路を見出していた。そして、その利益は軍や情報機関の維持、支持者への利益誘導に使われたのだ。

つまり、アサド政権はドラッグで国を維持していた政権なのだ。

アサド政権崩壊後、シリアのドラッグ生産基地は次々と発見されている。しかし、これは問題の終わりではなく、むしろ始まりに過ぎない。カプタゴンの生産・流通網は、シリア国内だけでなく周辺国にも深く根を下ろしている。

アサド政権の崩壊は、新たなドラッグ組織の台頭を招く危険性もある。

アサド政権崩壊後のシリアも地獄か?
アサド政権崩壊後のシリアの政治情勢は、これからも依然として不安定な状況が続くと考えられる。長年にわたる独裁体制の崩壊は、シリア国内に大きな権力の空白を生み出し、その埋め合わせには時間がかかる。

反政府勢力が首都ダマスカスを掌握したと発表しているものの、国全体を統治する新たな政権を樹立するには、多くの障害が立ちはだかる。これから、さまざまな勢力が権力を巡って争い、政治的混乱が続く可能性は極めて高い。

トランプ次期政権はシリアにはかかわらないと明言している。そのため、国連主導による和平プロセスが再開されるのだろうが、シリア国内の勢力間の利害対立や、外国勢力による影響力争いが絡み合い、このプロセスは容易には進まないのは目に見えている。

過激派組織の動向も懸念される。アサド政権崩壊後の混乱に乗じて、いくつもの過激派組織が勢力を拡大してもおかしくない状況だ。これらの過激派との戦いは、新たな政権にとって避けられない課題となる。

同時に、シリア国内では約1,300万人もの難民や国内避難民が存在し、人道危機への対応も急務である。破壊されたインフラや医療システムを再建し、避難民の帰還と再定住を進めることは、新政権にとって極めて重要な使命となる。

混乱し、まとまらず、脆弱な政権にそれが可能なのだろうか?

結局のところ、アサド政権崩壊後のシリアも、不安定な状況が続くと見たほうがよさそうだ。新政権の樹立から和平プロセス、経済再建、人道危機への対応まで、一歩間違えると、新たな内戦が勃発する可能性すらもある。

いったん壊れてしまった国を建て直すのは厳しい仕事でもある。これからのシリアの行く末は非常に険しく、多くの困難が待ち受けている。アサド政権の統治よりもひどいことにならなければいいのだが……。
https://blackasia.net/?p=48162
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/816.html#c118

[近代史5] シリアに対する侵略戦争 中川隆
12. 中川隆[-8172] koaQ7Jey 2024年12月18日 07:31:21 : HIhM1qZm26 : ay9LcnM3YXl3dVU=[4]
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アサド政権崩壊。しかし、これから平和になるのではなく新たな混乱の幕開けか?
2024.12.17
https://blackasia.net/?p=48162

アサド政権崩壊後のシリアの政治情勢は、これからも依然として不安定な状況が続くと考えられる。長年にわたる独裁体制の崩壊は、シリア国内に大きな権力の空白を生み出し、その埋め合わせには時間がかかる。場合によっては、アサド政権よりも、もっと悲惨なことになるかもしれない。(鈴木傾城)


アサド長期独裁政権があっけなく崩壊した
2024年12月8日、シリアの独裁者バシャール・アル・アサド長期独裁政権があっけなく崩壊した。これによって、2011年から13年にわたって続いた血みどろの内戦に終止符が打たれた。

アサド政権の崩壊は、中東地域の力学を一変させる歴史的な出来事だ。しかし、この劇的な展開は果たしてシリアに平和をもたらすのだろうか。それとも新たな混沌の始まりに過ぎないのか。

アサド政権の崩壊は、まさに電撃的だった。

2024年11月27日に、反体制派が新たな攻勢を仕掛けてからわずか12日で、半世紀以上続いた独裁体制が音を立てて崩れ去ったのだ。首都ダマスカスを含む主要都市が次々と陥落し、政府軍は目立った抵抗もせずに撤退していった。

バックにいたロシアがウクライナで泥沼に取られてアサド政権を守る余力を失っている上に、長年にわたるシリアの内戦で疲弊し切った軍の忠誠心の低下が、この急激な崩壊の背景にあった。

シリア内戦は2011年、「アラブの春」の波及を受けて始まった。

当初は民主化を求める平和的なデモだったが、アサド政権による武力弾圧をきっかけに内戦へと発展。その後、イランやロシアがアサド政権を、トルコやサウジアラビア、米国が反体制派を支援するなど、各国の思惑が絡み合って泥沼化していった。さらに「イスラム国」などの過激派組織の台頭も事態を複雑化させた。

13年に及ぶ内戦の代償は計り知れない。38万人以上が死亡し、1,300万人以上が難民や国内避難民となった。これは内戦前の人口の半数以上に相当する。首都ダマスカスをはじめ多くの都市が廃墟と化し、かつての「中東のパリ」の面影はもはやない。

1,300万人が難民となったシリアの惨状
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報告によると、2019年末時点で約660万人のシリア難民が存在する。これは世界の難民全体の実に22%以上を占める驚異的な数字でもある。

さらに、シリア国内で避難生活を送る「国内避難民」は670万人に上る。合わせて1,300万人以上のシリア人が、戦火や迫害から逃れるために自宅を追われたことになる。

この1,300万人という数字の重みを理解するには、シリアの人口が内戦前は約2,300万人だったことを考えれば十分だろう。実に人口の半数以上が難民や避難民となったのだ。これは第二次世界大戦以来、最大規模の人道危機と言っても過言ではない。

難民の多くは隣国のトルコやレバノンに逃れた。トルコには約370万人、レバノンには約90万人のシリア難民が滞在している。人口わずか600万人のレバノンにとって、90万人の難民の受け入れは非常に大きな負担になっていた。

この難民の7割以上が国際貧困ライン以下の生活を強いられていた。劣悪な環境のキャンプでの生活、教育や医療へのアクセスの欠如、就労の機会の制限など、難民たちはさまざまな困難に直面している。

さらに、難民の女の子たちが、人身売買で売り買いされていた闇もあった。(ブラックアジア:性奴隷と人身売買にシリアの少女が巻き込まれ続けている)

シリアの難民の女の子を買っていたのは、サウジアラビア人の金持ちだった。想像を絶する苦境がシリアの難民に襲いかかっていたのだ。(ブラックアジア:今、ヨルダンで生まれている巨大な少女売買マーケット)

シリア国内の状況も悲惨だ。国連児童基金(UNICEF)の調べによると、シリア国内の子供の90%が人道支援を必要としている。また、5歳未満の子供の3分の1が発育阻害に苦しんでいる。

世界銀行の推計によると、2011年から2018年までのシリアの累積GDP損失は約5,260億ドルに上る。これはシリアの2010年のGDPの約9倍に相当する。インフラの破壊、産業の崩壊、人材の流出など、シリア経済の再建には途方もない時間と資金が必要となるだろう。

アサド政権の闇「カプタゴン」
中東全域に「カプタゴン」と呼ばれる奇妙なドラッグが蔓延していた。アンフェタミンやメタンフェタミンに似た作用を持つドラッグで、わかりやすくいえば覚醒剤の一種である。中東では「貧乏人のコカイン」とも呼ばれている。

誰もが知っていた事実であるが、このカプタゴンの生産と密売こそが、アサド政権の重要な資金源だった。

米シンクタンクのニューラインズ・インスティテュートによる「カプタゴン・トレード・プロジェクト」の推計によると、カプタゴンの世界的な取引額は年間100億ドルに上り、シリア指導部の利益は約24億ドルに達していた。

国際社会の制裁下にあったアサド政権にとって、貴重な外貨獲得源だったのだ。

西側諸国は、アサド大統領の弟マヘル・アサド氏がこのドラッグ取引を取り仕切っていた。マヘル氏は現在、所在不明だ。アサド一族によるドラッグビジネスの全容解明は、今後の重要な課題となるはずだ。

カプタゴンの蔓延は、シリア内戦の悲劇をさらに深刻化させた。

戦場から建設現場、富裕層のパーティーまで、中東全域に広がったこの薬物は、多くの若者たちを中毒の淵に追いやった。そして、その利益はふたたび戦争の資金となり、負の連鎖を生み出していたのだ。

独裁政権がドラッグビジネスをやるのは、珍しいことではない。アフガニスタンでもハミド・カルザイ首相の弟アフメド・ワリ・カルザイがヘロインの元締めだった。そして、ヘロインの元になるケシ畑はタリバンがコントロールしている。(ブラックアジア:ますます深刻化していくアフガニスタンのヘロインとその影響)

アサド政権によるカプタゴン生産は、国際社会の制裁をすり抜け、政権を維持するための重要な物資だったのだ。正規の貿易ルートを断たれた政権は、アンダーグラウンドの経済に活路を見出していた。そして、その利益は軍や情報機関の維持、支持者への利益誘導に使われたのだ。

つまり、アサド政権はドラッグで国を維持していた政権なのだ。

アサド政権崩壊後、シリアのドラッグ生産基地は次々と発見されている。しかし、これは問題の終わりではなく、むしろ始まりに過ぎない。カプタゴンの生産・流通網は、シリア国内だけでなく周辺国にも深く根を下ろしている。

アサド政権の崩壊は、新たなドラッグ組織の台頭を招く危険性もある。

アサド政権崩壊後のシリアも地獄か?
アサド政権崩壊後のシリアの政治情勢は、これからも依然として不安定な状況が続くと考えられる。長年にわたる独裁体制の崩壊は、シリア国内に大きな権力の空白を生み出し、その埋め合わせには時間がかかる。

反政府勢力が首都ダマスカスを掌握したと発表しているものの、国全体を統治する新たな政権を樹立するには、多くの障害が立ちはだかる。これから、さまざまな勢力が権力を巡って争い、政治的混乱が続く可能性は極めて高い。

トランプ次期政権はシリアにはかかわらないと明言している。そのため、国連主導による和平プロセスが再開されるのだろうが、シリア国内の勢力間の利害対立や、外国勢力による影響力争いが絡み合い、このプロセスは容易には進まないのは目に見えている。

過激派組織の動向も懸念される。アサド政権崩壊後の混乱に乗じて、いくつもの過激派組織が勢力を拡大してもおかしくない状況だ。これらの過激派との戦いは、新たな政権にとって避けられない課題となる。

同時に、シリア国内では約1,300万人もの難民や国内避難民が存在し、人道危機への対応も急務である。破壊されたインフラや医療システムを再建し、避難民の帰還と再定住を進めることは、新政権にとって極めて重要な使命となる。

混乱し、まとまらず、脆弱な政権にそれが可能なのだろうか?

結局のところ、アサド政権崩壊後のシリアも、不安定な状況が続くと見たほうがよさそうだ。新政権の樹立から和平プロセス、経済再建、人道危機への対応まで、一歩間違えると、新たな内戦が勃発する可能性すらもある。

いったん壊れてしまった国を建て直すのは厳しい仕事でもある。これからのシリアの行く末は非常に険しく、多くの困難が待ち受けている。アサド政権の統治よりもひどいことにならなければいいのだが……。
https://blackasia.net/?p=48162
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/331.html#c12

[リバイバル3] カルトの世界 中川隆
63. 中川隆[-8171] koaQ7Jey 2024年12月18日 19:57:38 : HIhM1qZm26 : ay9LcnM3YXl3dVU=[5]
<△21行くらい>
【オウム真理教】女帝と呼ばれた石井久子の現在が…【ゆっくり解説】
ゆっくり事件【悪人を許すな】 2024/12/18
https://www.youtube.com/watch?v=Ggtj62Urnrs

■目次
00:00 OP
00:33 誕生〜就職
01:38 悪魔との出会い
02:38 ヨガ教室での神秘体験
03:02 麻原のお気に入り
03:38 石井も麻原に魅了される
04:01 頭角を現しNo.2に
04:52 麻原と愛し合い妊娠
05:10 教団に立ち向かった弁護士
05:23 ●害
06:28 衆院選に出馬
06:46 武装路線へ 
07:03 波野村土地取引事件
09:59 熊本県警の中にスパイが
10:18 保釈後の石井久子
10:56 流産
11:20 双子を身ごもる
11:35 男性信者●亡事件
12:38 出産
12:59 大蔵大臣へ
13:29 逃亡生活
14:12 ほかの信者逃走も支援
14:40 女帝の逮捕
14:58 逮捕翌日に結婚
15:40 裁判
16:58 麻原の非を認めた石井
17:29 石井を問い詰める裁判長
18:25 形だけの批判か
18:45 俗物すぎた麻原
19:21 禁断の質問
19:56 続く言い訳
21:48 求刑
22:55 弁護人の悪あがき
24:01 判決
25:49 控訴せず刑確定
26:17 出所後の記者会見
26:38 真相は語られず
26:50 子どものその後
27:16 石井久子の現在
29:10 今も存在する教団
30:41 勧誘の流れ
31:24 破防法

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/215.html#c63

[近代史4] オウム真理教 中川隆
16. 中川隆[-8170] koaQ7Jey 2024年12月18日 19:58:03 : HIhM1qZm26 : ay9LcnM3YXl3dVU=[6]
<△21行くらい>
【オウム真理教】女帝と呼ばれた石井久子の現在が…【ゆっくり解説】
ゆっくり事件【悪人を許すな】 2024/12/18
https://www.youtube.com/watch?v=Ggtj62Urnrs

■目次
00:00 OP
00:33 誕生〜就職
01:38 悪魔との出会い
02:38 ヨガ教室での神秘体験
03:02 麻原のお気に入り
03:38 石井も麻原に魅了される
04:01 頭角を現しNo.2に
04:52 麻原と愛し合い妊娠
05:10 教団に立ち向かった弁護士
05:23 ●害
06:28 衆院選に出馬
06:46 武装路線へ 
07:03 波野村土地取引事件
09:59 熊本県警の中にスパイが
10:18 保釈後の石井久子
10:56 流産
11:20 双子を身ごもる
11:35 男性信者●亡事件
12:38 出産
12:59 大蔵大臣へ
13:29 逃亡生活
14:12 ほかの信者逃走も支援
14:40 女帝の逮捕
14:58 逮捕翌日に結婚
15:40 裁判
16:58 麻原の非を認めた石井
17:29 石井を問い詰める裁判長
18:25 形だけの批判か
18:45 俗物すぎた麻原
19:21 禁断の質問
19:56 続く言い訳
21:48 求刑
22:55 弁護人の悪あがき
24:01 判決
25:49 控訴せず刑確定
26:17 出所後の記者会見
26:38 真相は語られず
26:50 子どものその後
27:16 石井久子の現在
29:10 今も存在する教団
30:41 勧誘の流れ
31:24 破防法

http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/230.html#c16

   

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