42. 2020年8月18日 19:01:06 : G2mvSbMmrg : aTguc2lWM3hkTkE=[1]
プロケーブル推薦のThomannを振り返る 2020年04月28日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/4813/20200428/64956/
皆さんも名前は聞いたことがあるかと思います。Thomann。
S-75mkU,S-100mkU,S-150mkUなどのアンプ群です。
実はこれ、
初期と今のは別モノになっているのでその情報をまとめてみました。
●2013年
Thomannが最強として紹介され購入レビューも出始めました。
同年9月からはAmazonでも取り扱いが始まっています。
100Vではまともに動かないとか色々と問題があったときです。
・音が無いとき働く省エネのERP機能が、小音量時にも動いてしまい
音が出なくなる問題や・・・・
・無音再生時のノイズもCROWN D-45よりも大きかったらしい。
この事は最近活動の様子がみられない「ストーンテクノ」様が
有名です。
https://ameblo.jp/soundworks/entry-11876855054.html より
ストンテクノ邸の写真を2枚ほど拝借 m(_ _)m
このノイズに業を煮やして、
アンプを低ノイズ仕様に仕立ててヤフオク!に出品される方がいました。
過去のオークションの履歴から内容を引用します。
---------------------引用ここから-------------------------------
出品名:【低ノイズ特別仕様】Thomann S-75mk2 パワーアンプ
説明文:
S-75mk2はCrownD-45,D-75Aを超える性能を持つパワーアンプとして各方面で
紹介されています。
しかし、残留ノイズが大きいことから購入を躊躇されている方も多いと思います。
もう既に購入し、効率の高いスピーカーをドライブしている方からも低ノイズを望む
声が寄せられましたので、今回から低ノイズ特別仕様として出品することにしました。
これは日本に着荷後、低ノイズ仕様へグレードアップしてリリースしたものです。
オリジナルの回路を変更せず、不必要な回路の動作を止めてハム音、ビート音を
できる限り最小にしました。
そのため、リアパネルに追加されたERPスイッチは無効となり、
常にOFF(無音時でもStandbyにならない)になります。
また、フロントパネルのレベルメータは動作を止めています。
レベルメータはホームユースでは、ほとんど点灯することはありませんから、
問題ないと判断しています。
ぜひ、この機会に静寂の中で、Thomannの音にふれてみてください。
ご購入後、評価いただいたストーンテクノ様から推薦のコメントをいただきましたので、
ここに掲載させていただきます。
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私は、中低域と中高域にホーン型を用いたシステムをcrown D-75AやD-45でドライブしてきましたが、
これらが製造中止になりましたので、thomann S-75mk2とS-100mk2に換えてテストしてみました。
しかし、このシリーズはノイズレベルが高く、マルチアンプシステムに採り入れてホーン型のユニットを
直接駆動するには適さない事が判り、出品者に対策をお願いしました。
徹底したノイズ対策を施したスペシャルバージョンは、高感度のドライバーをドライブしても聴感上の
ノイズが殆ど気にならないレベルに変身しました。
この成果は大きく、crownよりノイズフロアが低く十分満足出来るレベルに達しています。
一般に売られているthomann製のアンプでは到底得られないS/N比を達成した、このスペシャルバー
ジョンをマルチアンプ歴40年の私が責任を持って推薦します。
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----------------------引用ここまで----------------------------
※↑のノイズスペクトルの画像はショッキングですが安心して下さい。
2016〜2018年にはこんなノイズは消え去っていますので。
※低ノイズ仕様といってもケーブルを引っこ抜いただけみたいなのですが、
当時は原因が分かっていなかったので画期的でした。
※ストーンテクノ様はこの後ほどなくしてThomann S-75mkUをヤフオク!で
出品されていました。確か4台まとめてだったかな?何があったのかは
分かりません。
●2016〜2018年
低ノイズ仕様でなくとも恐らく残留ノイズの問題は解消されたようです。
フロントの基板からノイズを拾っていたようです。
ERP機能をOFFできるスイッチが装備されました。これで音がいきなり切れることは無くなりました。
なんとなく100Vで使っても問題なさそうな感じです。
実はこの頃に私は先の「低ノイズ仕様」のThomann S-75mkUを購入しています。
また少し後にプ○ケーブルさんからもThomann S-75mkUを購入しています。
このとき分かったのです「残留ノイズの問題が解消されている」と。
私はそれを確認するためだけに能率108dB(1W/1m)の超高能率スピーカーを買いました(自爆)
で、違いが無い事が分かったのです。なので、高いお金を払ってヤフオクから「低ノイズ仕様」を買う必要はなくなりました。
●2020年
またまた買いました。Thomann S-75mkU。今度は本社直送です。
中をみてみると出力段のトランジスタにバイアス生成回路にパターンが増やされてコンデンサが増えていました。なんとなんと。
一般に日本ではマイナーチェンジ、モデルチェンジしていくと無駄を省くというかコストカットされていくような気がしますが、お金を使って熟成していっているような感じがしましたです。
先の「低ノイズ仕様」のようなノイズスペクトルは見られません。
というか・・・そもそもどうやって測定して得られた結果なのか全く分からないので参考にならんのですけどね・・・。
入力はショートしていたのか?ボリューム位置は最小か最大か?
入力感度スイッチの場所は?GNDリフトしてる?何処を計った?
スピーカーの代わりのダミー抵抗は何Ωだった?etc・・・
条件によって得られるスペクトルは変わります。
(それでも、改造前と改造後のノイズの量の相対的な差は分かります。真偽のほどは定かではありませんが同一条件で得られた結果であれば、ノイズは減ったように見受けられます)
まぁ測定グラフがどうであっても、
『能率108dB(1W/1m)のスピーカーに耳をくっつけてやっと聞こえる程度のノイズ』は問題になりません。これは断言できると思います。
いまだに
内部のケーブルを抜いて、
ケーブルをよじっただけのような作業で
「低ノイズ仕様」を出品されているのを見たので、
買ってみようかなぁなんて人は注意が必要と思いこの日記を書いてみました。
出品の謳い文句には
『私見ですが比べると一瞬で低ノイズと音色の変化があり別物に変わっています。』
こう書いてありますがどうでしょうねぇ・・・。
※こちらの出品者はストーンテクノさんと絡んだ以前(2016年)の出品者とは別の人のようです
おまけ(貴重な2013年当時のレビュー記事)
こまたくのブロマガ「正確無比なパワーアンプ thomann S-75mk2」
https://ch.nicovideo.jp/komataku/blomaga/ar143459
2m離れれば気にならないって・・・
レス一覧
私が思うには・・・
やはりコスト次第なのでは?と。 そんな事(多少のノイズとか)は気にしないで 音が気に入れば CPは高いモデルなのでしょうから・・・
そもそもが家庭用で使用をする発想じゃないアンプですよね。 まぁー 何が家庭用なのかも分かりませんが (笑) 重箱の隅を突っつく様な製造では無いでしょうからね。
ウチの機器も古くなって来ていますので 経年劣化に伴うであろー その辺りの症状が出てくる時がありますね。 本体が悪いと思っていたら 配線を変えたら治まったり、電源の取り方を変えたら治まったりと・・・ 理屈じゃ説明出来ない事で治ったり 症状が出たりで・・・ まぁー 色んな機器があると 色んな事が起きますね(笑)
それもAudio! 苦労も 後には役に立つ!! かも?(笑)
byアコスの住人 at2020-04-29 08:54
アコスの住人さん
レスありがとうございます。
コスト次第。まさにその通りです。件のオークション出品。
音声信号ケーブル左右各1本をBELDENに交換。そして
電源ケーブルをツイスト風によじっただけみたいな変わり映えのしない作業に数万円は出せないなぁ・・・という事でした。
価格はプ〇ケーブル以上なのに「ジャンク扱い」です。
一年保証つけているプ〇ケーブルは良心的。
bynightwish_daisu at2020-04-29 12:12
初めまして nightwish_daisu さん
私も thomann S-75mk2 をプロケーブルで買いました。
高音、中音、低音とモニターアンプのような特徴の無さと蒸留水のような無味乾燥な音。
特に薄い中低音はいくら『音の焦点』調節を行なっても、中低音の量感(特にピアノ)が出ませんでした。
出力もそこそこに有りましたが、PA用に使う目的が無くなりましたので、ヤフオクで処分しました。
当時の比較アンプは LUXKIT A3500 KT-88 PP アンプでしたが、今の常用アンプ LUXKIT A3700 8045G PP は KT-88 PP と比べると低音、中音、高音の表現力は雲泥の差が有り、満足しています。
その後何台か当時の定価10〜20万円程度の半導体アンプをヤフオクで落札し、真空管アンプと聴き比べをしましたが、満足できず直ぐ処分してしまいました。
真空管アンプを超える半導体アンプに出会ってみたいものです。
byTada-Min at2020-05-01 09:04
Tada-Minさん こんにちは
レスありがとうございます。
真空管アンプと比べると音の厚さであるとか重量感は得られにくいですね。
基本的にパワーは無色透明で色は好みはプリや上流で行うと良いような気がしています。
と言っておきながら自分もメインのアンプは真空管なのですが(自爆)
思うに真空管アンプと半導体アンプは比べるものではありません。
車のエンジンに例えるなら真空管アンプはディーゼル、半導体アンプはガソリンです。
違いは負荷に対する動きです。ディーゼルは負荷がかかっても同じ回転数を維持しようとパワーを上げて頑張りますがガソリンは負荷がかかると回転が落ちて悪くすればストールします。粘りが全く違います。
真空管アンプの代役を務める半導体アンプとなれば、アウトプットトランスフォーマーを背中に抱いたMcIntoshしか選択肢が無いような気がします。私はマニアではないので構造をみて想像しているだけですが。
逆にみると、インピーダンス特性が全周波数帯域でフラットに近いスピーカーならばどのようなアンプでも安定した音質が得られます(DALIの請け売りです)。
bynightwish_daisu at2020-05-01 11:17
エンジンの例えの補足です。
ディーゼルは回転数をガバナ(調速機)で制御。これは負荷がかかって回転数が落ちると燃料を増して回転数を元に戻そうとします。
ガソリンエンジンはこの働きが凄く弱いです。
先のMcIntoshや真空管アンプ(OTLを除く)は、スピーカー側のインピーダンスが8Ωから16Ωに変化しても出力パワーは同じ。負荷が変わっても電圧を上げて元のパワーを発揮しようと頑張ります。一方、半導体アンプは電圧が一定なのでインピーダンスが8Ωから16Ωに変化すると、オームの法則により電流が半分になります。出力パワーは半減。
bynightwish_daisu at2020-05-01 11:54
https://community.phileweb.com/mypage/entry/4813/20200428/64956/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html#c42