58. 2021年10月28日 11:05:20 : jTqyMCKsAQ : ajZwTnV5TDlvYy4=[1]
難しい事など全くない。
30数年以前は、日本は世界も羨む程の経済の状況であった。それをこのようにしたのは、小泉純一郎と竹中平蔵であった。結論からいえば、"新自由主義的資本主義"は、誤りであったのだ。
これが今日の貧乏の元凶である。此奴らは、「カネは天下のまわりもの」と云う古くからの格言を知らない。知っていても単に言葉だけと云うことになる。グローバル、グローバルと云って、資本を一所に集める算段を計画したのだが、結局集めただけで、使い道も誤るし、大事な格言も全く理解出来無かったのだ。それだけ利己主義的な強欲のみであったのである。
大企業や金融資本に、貯めるだけ貯めた結果、カネは天下に回らなくなった。松下幸之助のトリクルダウン経済は、豊かな教養や、優しさが根底にあってどうやら可能になるものであって、シャンパン・タワーの一番上のグラスのみ途轍もなく大きなグラスで、そこにワインを幾ら酌んでも溢れて来ることは無かったのである。オマケに、下の方のグラスにはシャンパンが残り少なくなっていて、悪代官共は、そこから更に消費税と云うシャンパンを供出せよと云って来たののである。
どうであろうか。直ぐに解ろうと云うものであろう。これでは、天下にカネは回らない。回らなければ、当然不景気になる。ネトウヨ等、この原理が全く解らない。只ワーワー騒いで、権力に迎合しているだけの哀れなものどもなのである。
仁徳天皇の逸話のように、”民の竈は賑わいにけり”の神経を全く持ち合わせて居ない輩によって、この30年の政が行われてきた。政治、経済に、本当の処関心を持てないお馬鹿な日本国民は、自分達がいいように振る舞えられて来ていることを考えようともしないのだ。お上の云うことはごもっともと。
中国の経済が怪しくなって来て、集めた金での使い道に陰りが出て来て、やっと"カネは天下の回り物"を実感したに違い無い。しかし、ここまで天下にカネがなくなれば、幾らトヨタが見事な新型車を世に送り出したところで、売れるはずが無いのだ。中国へも売れ方が鈍ってきて、さあどうするとなる。
カネを一カ所に膨大に集めた処で、経済は上手く廻すことができないのだ。"カネは天下のまわりもの"とは本当に美味く云っていることなのだ。つまりは、富の分配の
方法を違えるとこのようになるのだ。
新自由主義的資本主義は。全く誤りであったのだ。小泉、竹中の罪は重い。