28. 2016年6月30日 11:10:53 : 9JWIfCMaqs : yVWZA7T32t8[1]
「人殺し予算」志位氏、街頭演説で言及・謝罪なし 岡田氏も「無視だ」
産経新聞 6月30日(木)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00000078-san-pol
32の「1人区」の野党共闘(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00000078-san-pol.view-000
■両党首、公示後初そろい踏み
民進党の岡田克也代表と共産党の志位和夫委員長が29日、松山市の街頭演説でそろい踏みした。両氏が一緒に街頭に立つのは参院選公示後初めて。共産党は防衛費を「人を殺すための予算」と発言した藤野保史衆院議員を政策委員長から事実上更迭したが、志位氏は言及も謝罪もせず、岡田氏も触れずに民共連携をアピールした。与党は「共産党の本質」を追及し続けており、民進党にも共産党への不信感が募っている。
岡田、志位両氏のそろい踏みは、参院選愛媛選挙区(改選数1)に立候補した無所属候補を応援するため。社民、生活両党の幹事長も加わり、自民党候補と激戦を演じる野党統一候補へのテコ入れを図った。
志位氏は演説で、自らの党の不祥事をよそに「安倍晋三首相は野党共闘が怖くて仕方ない。毎日のように悪口を言っている。あの自公に野合といわれたくはない」と与党批判に徹した。
岡田氏も「この国が間違った方向に行かないために参院選で安倍政治の暴走を止め、平和で一人一人が豊かになれる国を目指していこう」と強調したが、藤野氏の発言は素通りした。
岡田氏は演説前の記者会見でも、藤野氏の発言に絡めて民共連携への批判を強める与党について、「反論すれば土俵に乗るので無視だ」と述べるにとどめ、志位氏への配慮を重ねた。
民進党の山尾志桜里政調会長も29日、千葉県柏市で記者団に「藤野氏は間を空けずに職を辞し、謝罪もしている」と述べ、幕引きに走った。山尾氏は、藤野氏が発言した26日のNHK番組に出演しているが、番組内で沈黙を守ったことは「司会から問われれば『不適切だと思う』というつもりだった」と釈明した。
一方、与党は藤野氏の更迭から一夜明けても追及の手を緩めなかった。首相は新潟県村上市の街頭演説で発言を紹介し、「がんばっている自衛隊に対する最大の侮辱を言ってのけている」と批判。菅義偉(すが・よしひで)官房長官は青森市の街頭演説で「共産党の本音が出たのではないか」と訴えた。
野党4党は32の1人区全てで候補を一本化したが、共産党が推薦を出した選挙区は22にとどまり、連携の手法にも地域差がある。
宮城では民進党公認候補が共産党と頻繁に合同演説会を行い、共産党が無所属候補を推薦しない愛媛では志位氏の街頭演説が実現した。一方、共産党が民進党公認を推薦した岐阜では両党が選挙活動で一線を画し、共産党公認が出馬した香川では民進党は自主投票とするなど一貫性がない。
ただでさえ危うい「砂上の楼閣」の野党共闘に、藤野氏の発言は大きな打撃だ。民進党内では「別の党の話なのに」(閣僚経験者)と有権者の支持離れを懸念する声が出ている。
岡田氏は会見で、藤野氏更迭による参院選への影響を「ない」と強弁したが、渡辺周元防衛副大臣は29日のBS11番組で「許せない発言だ。こういう前時代的なことを言うから共産党への警戒が今も残っている」と不快感を表明。党内でも食い違いが生じている。
http://www.asyura2.com/16/senkyo208/msg/545.html#c28