1. 2016年8月22日 13:23:40 : 2q3UVij1ms : wgDFA_gBP8s[1]
台風9号 千葉県館山市付近に上陸
8月22日 13時13分 NHK
強い台風9号は、午後0時半ごろに千葉県館山市付近に上陸しました。関東や東海では雨、風ともに非常に強まり、特に東京の多摩地域や埼玉県で局地的に猛烈な雨が降っていて土砂災害や川の氾濫、暴風、高波に厳重な警戒が必要です。
気象庁の発表によりますと、強い台風9号は関東の南の海上を北上し、午後0時半ごろに千葉県館山市付近に上陸しました。午後1時には、千葉県館山市付近を1時間に20キロの速さで北へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径70キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。この時間は、関東南部と静岡県、それに伊豆諸島の一部が台風の暴風域に入り、関東と東海の広い範囲に台風本体の発達した雨雲がかかっています。
気象庁によりますと、レーダーによる解析で、午後0時半までの1時間に埼玉県の飯能市付近と入間市付近でおよそ120ミリ、狭山市付近でおよそ110ミリ、所沢市付近でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。また、埼玉県の入間市付近ではレーダーによる解析で正午までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられるほか、東京・青梅市では午後0時20分までの1時間に100ミリの猛烈な雨が降りました。気象庁は災害の危険が迫っているとして「記録的短時間大雨情報」を発表し安全の確保を呼びかけています。
また、正午までの1時間には、国土交通省が埼玉県所沢市に設置した雨量計で90ミリのいずれも猛烈な雨が降ったほか、さいたま市で48.5ミリ、神奈川県箱根町と東京・八王子市でいずれも38.5ミリの激しい雨が降りました。
この12時間に降った雨の量はいずれも多いところで、静岡県で400ミリを超えたほか、伊豆諸島や神奈川県で150ミリから200ミリ前後に達し、平年の8月1か月分の雨量のに達する大雨となっています。
これまでの雨で東京と伊豆諸島、静岡県、神奈川県、千葉県、埼玉県、それに山梨県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。また、東京と神奈川県、それに埼玉県では氾濫の危険性が高まっている「氾濫危険水位」を超えている川があります。
風も強まり、伊豆諸島の三宅島で午前10時40分に42.1メートル、千葉県館山市で午前10時すぎに28.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風は、暴風域を伴ったまま北上を続け、夕方以降、北日本へ進む見込みです。
伊豆諸島と東海は22日昼すぎにかけて、関東甲信は22日夜にかけて、北日本は22日昼すぎから23日にかけて、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
23日昼までに降る雨の量は、いずれも多いところで、関東甲信で250ミリ、北海道と東北で200ミリ、伊豆諸島と東海、北陸で150ミリと予想されています。
風も非常に強い状態が続き、最大風速は、関東で35メートル、伊豆諸島と東海、東北で30メートル、北海道で25メートルで、最大瞬間風速は35メートルから50メートルと予想され、波の高さは関東と伊豆諸島では9メートルの猛烈なしけに、東北と北海道の太平洋側、それに東海で7メートルから8メートルの大しけとなる見込みです。
気象庁は土砂災害や川の氾濫、暴風、うねりを伴う高波に厳重に警戒するとともに落雷や竜巻などの突風、それに高潮にも十分注意するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160822/k10010647091000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/575.html#c1