22. 2016年5月30日 22:20:45 : 5wN6cPIwXw : wfqDblVlG4E[1]
本文>「サミットの参加国からは「世界経済が直面する危機」との認識に対し異論も表明され、その溝は埋めきれなかった。ドイツのメルケル首相だけでなく、オランド仏大統領も、サミット終了後の記者会見で「現在は経済危機ではない」と明言、キャメロン首相が安倍首相の「リーマンショック級の危機」という認識を共有しておらず、数字の取り方が恣意的だと批判。G7では「リーマン級の緊急事態」という認識が共有されていない」
「憲法無視の安倍政治を決して肯定しないが」
安倍はテエシタもんだ、世界経済を見る眼、経済学の素養、並々ならぬものあるつうことを示した、流石名門成蹊出じゃよ。但し、阿倍の世界経済現状に関する、リーマン前的酷い状況、世界経済縮小状況、つう指摘に限定してじゃが。安倍発言の意図・源・政治的背景等は、取り敢えずここでは除こう。G7首脳は、安倍発言に対して、泡食って消火に走ったが、世界経済の現状は、危機的つうより恐慌的側面もつ状況つうことは、誰も否定できないよ。恐慌つうより、厳密に言えば貨幣恐慌あるいは信用恐慌かな。1990年代前後から、各国ともバブルとデフレの繰り返し、生産と消費の矛盾の激化等で、経済恐慌の入口に立ったことは事実だろう。それを何とか、騙し騙し緩和してきたんが、今日の実態だ。その上手の手から水が零れ、騒動になったんがリーマンじゃろう。現状は、テエヘンな状況なんだ。こうした状況は、上で言ったが、貨幣恐慌・信用恐慌つう形をとって世界を脅かしてるんが、現状なんだ。
デエテエ、何年も預金に利息つけんえとか、マイナス金利とか、通常じゃあねえよ、いかに深刻かが分かる。貨幣恐慌は、取り敢えずは「金」問題として、金に集中的に表れる。これは過去も現在も未来も不変の法則で、国内と海外の二面見る必要がある。我が国じゃあ、金ブームはあんまし表面化しちょらんが、心あるもんはT金属工業あたりから、リュックに詰めて買い込んじょるもんもいるかも。まあ、今は伏せられちょるが。海外じゃあ、すんでに金の奪い合いが始まっちょるようだ。池水リポートによると、中露は殺到のようで、露は1〜4月買い計62.4トン、中は同じく計46トン買い、二国で110トン弱、4ケ月でこいじゃから、年間となるとスゲエよ。ドイツも、金保有量約3400トンの2/3は海外預けじゃったが、とりわけ米に預けた1536トンがシンペエで、ケエシテクンロとここ数年迫っちょるが、米はネエモンはケエセネエと頑なじゃったが、そいでも5トンだけケエシタようだ。どうも米の連邦準備銀の「金」蔵はカラッポつうんは、本当かも。ニクソン・ショック後のドル安を防ぐための金売り介入で、ほとんど売っちまったかも。コイはやべえな。ヘリベン以下、QE1〜3で3兆ドル超える紙幣を刷り散らかしたが、裏付けの金準備涸渇じゃあ、皆んなババ掴むんはヤダと、中露みていに金爆買い走るのも無理ねえよ。猫マタギつうが、かって1920年代初めのドイツじゃあ、だれもマルクは受け取ろうとしねえかったよ、やむ得ず掴んだら、1分でも1秒でも早く他へ回そうと焦った。金の裏付けある「金マルク」(金兌換保証)は、誰もが安心して受け取ったが。
G7首脳は現状を、危機的状況とか縮小状況とか、騒ぐぎたてるんは本意でねえつうことだな、じゃけん事実は事実だ。不参加の中露は、その先読んで、最早行動で示しちょる。まあ、G7首脳も、国内事情もあり、思惑もありで、建前じゃあ恐慌じゃあ、危機状況じゃあとか言えねえんだろうが。そいを、阿部が唐突に突いたもんだから、焦ったか。まあ、安倍批判・憲法破壊批判で、小生は先頭に立ってきたが、事実は事実として、安倍ヨイショもあったが、憲法無視の安倍政治を決して肯定するもんじゃあねえつうこと、念のため。
http://www.asyura2.com/16/senkyo206/msg/819.html#c22