1. あやみ[317] gqCC4oLd 2016年2月17日 09:47:59 : N6j5wnNMbT : wFAITMstxP4[1]
中東の現況、それはあまりに複雑すぎるのでこのコメント欄には書ききれませんが、この投稿に関連するいくつかの事を指摘をさせていただきます。
1.バシャール・アサドの父親のハフィーズ・アサドは殺人鬼でした。日本人は「ハマの虐殺」を知りません。アサドはその父親以上の殺人鬼です。
2.CNNは信じられないけどスプートニクなら信じられる、とおっしゃるのでしょうか。なぜですか?アメリカとロシアは常に敵国のように振舞いながら影で協調し合い、利権を弱小国から絞り上げ続けていたのですよ。このサイトに集まる方々は(小沢氏の影響か?)ロシアを買い被りすぎています。
(民衆が陥りやすい穴ですが、「敵の敵は朋友」という考え方は危険極まりないので是非回避するべきです。世界が欧米から飲まされた煮え湯の仇をロシアが取ってくれるなどと思ってはいけません。)
3.ご指摘のとおりダーイシュはネオ・アルカイダです。アルカイダのおかげでアメリカがアフガニスタンを蜂の巣にできたのと同様、シリアでダーイシュが活動する限りロシアはでかい顔をしてシリアを空爆できます。犠牲者はテロリストではなく一般市民です。いまシリアで暴れているのはダーイシュよりもPKKの分子であるクルド武装集団です。
4.テロリストに対して空爆が行われ一般市民が巻き添えを食った、と考えてはいけません。標的はシリア国民です。一部のシーア派世俗層を除く一般のシリア国民(シリアの絶対多数)は反アサドであり、アサド側(アサド+ロシア+イラン)にしてみれば生かしておく理由がないのです。
5.アサド親子をシリアの頭に据えたのは欧米です。ムバラクやカッザーフィーと同様、自国民から吸い上げた資源と利権を欧米に上納するために調教された犬です。べつに国民から選ばれたわけでも何でもありません。
6.ロシアがシリアに絡みつくのは、イランを支援して子飼いにし、シリア−イランという壁を作って中国から欧州への原油輸出(パイプライン建設)を阻むためです。ロシアには資源のほかに売るものがないんです。
7.
きりがないのでこのくらいにしておきます。私はトルコ在住です。私の住む村にもシリアからの難民の皆さんが増えました。今日も公園でシリア人の女の子と息子が遊んでいました。トルコまで来ることのできた人々は幸運といえます。空爆が激しい地域からは脱出が困難であり支援物資も届かず、多くの餓死者が出ています。事実無根のアサド支援を繰り返すネット市民も加害者であるということを、早く認識するべきです。
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/185.html#c1