5. 母系社会[1105] leqMbo7Qie8 2015年12月25日 00:49:37 : EfjhVTbd1o : w3NGjFFmOoY[1]
欧米の支配層は戦略レベルで、ロシア(ウクライナ)や中国に対する政策では内部対立が生じていると思われるが、対イスラム政策では、14世紀から20世紀まで存続したオスマン帝国のようなイスラム教徒の超大国の再現阻止では一致している。(対シリア政策での不一致は、戦術レベルでの対立)
要するに欧米の支配層は、ロシア(スラブ民族)や中国(アジア)だけでなく、世俗主義左派勢力による統一であれ、イスラム主義での統一であれ、とにかく全世界のイスラム教徒が団結して、統一した政体=イスラム教徒の超大国の出現を恐れているのである。
イスラム教は、仏教のような関係主義的世界観が核にある宗教なのでアジアの伝統思想の一部。だから、われわれアジアの民は、イスラム教徒の超大国を恐れる必要はない。それどころか、イスラム教徒が多い西アジアや北アフリカは、気候変動で放牧業や農業が崩壊しつつある。だから、全世界のイスラム教徒は団結してイスラエルを解体し、統一国家をつくり、西アジアや北アフリカのイスラム教徒を支援しないと、難民の大量死や大規模な戦争が起こるかもしれない。だから、イスラム教徒の超大国は欧米諸国にとっても必要である。
★北アフリカの「混乱」はイスラム主義勢力が原因ではなく、イスラム主義勢力の台頭は、砂漠で暮らすベルベル人(トゥアレグ族など:約500万人以上)の放牧業が崩壊した結果である。
★フランスは、勝手にトゥアレグ族の居住地をバラバラにする国境を引き、飢餓に陥ったトゥアレグ族を救助していたカダフィに爆弾を投下して殺し、更に、飢餓状態のトゥアレグ族を棄民した各国政府に対して、独立のための反乱を起こしたトゥアレグ族にも爆弾を投下している。だから、フランスが食料を投下するようになるまで、「パリ事件」は何度でも起きるだろう。
(ちなみに、トゥアレグ族はイスラム教徒だが母系部族であるためなのか、女性ではなく、男性がターバンや衣装で顔と身体を覆い、女性は皮膚を露出している)
フランス空軍カダフィー政権側に攻撃開始
https://www.youtube.com/watch?v=oGP8cXi7nzg
トゥアレグ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B0
リビア トゥアレグ族からの抵抗の呼びかけ(カダフィ死後の呼びかけ)
https://www.youtube.com/watch?v=ahSG4C1ciy0
アザワド(トゥアレグ族の未承認国家)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%AF%E3%83%89