17. 2016年8月12日 23:11:12 : S6z5o1P4mU : vh0Wutiiv@Q[1]
>13. ボケ老人
>現在の領土、国境という概念に近い形で尖閣を利用したのは日本が最初である。地籍登録もし、税金も取り立てていた。
日清戦争で「台湾を割譲」されたのだから、これは当たり前ですな。 その税金を払っていた古賀辰四郎氏は、生前、息子の古賀善次氏に「日清戦争の結果(使えるようになった)」と言っていたと証言しておりますーちょうど「尖閣問題」が騒がれだした時に、雑誌でね。 もう一つ付け加えるなら、その古賀辰四郎氏が沖縄師範学校の黒岩恒氏に頼んで命名したのが「尖閣」という名前、明治33年(1900年)という日付で分かる通り、日清戦争から5年立っております。 つまり、「尖閣」とは通名であった(に過ぎなかった)、その前は台湾付属の諸島として、当然、中国名ですな(としか考えられない)。 だからこそ、敗戦後、日本海軍は米軍に中国名で引き渡したのです。
〉台湾が領土主張を始めガルフ社に採掘権を与える契約をしようとした。(後に国務省の圧力でこの契約は解除された)
何だか誤解されるような書き方ですな。 「国務省が圧力を掛けた」のは、台湾ではなく、ガルフ社。 ”ロックフェラー家の番頭”と言われた元世銀総裁ジョン.j.マックロイが出て来て、「アメリカの国益」に反するとして、メロン財閥の中核ガルフオイルを東アジアから追っ払った、ということ。 そうして、この動きが、やがてロッキード事件へ繋がっていくのです。
〉中国は1972年まで領土主張していないし、
これは明確な誤りです。 どうせ書くならもう少し調べてからにして下さい。 中国は、少なくとも、1972年までは、「国連の代表権」を握っていたことにも現れている様に、中華人民共和国よりも中華民国(蒋介石政権)の方が活発に主張していたのですよ。
〉国家権力として上陸踏査したことも無い。
上陸するも何も、当時、アメリカが実効支配していた、ということ。 だから、中華人民共和国の場合、声明という形で、中華民国の場合、米軍の戦略に触れない限りで、既成事実を積み重ねていた、ということ。
〉この台湾の動きに遅れてはならじと中国が領土主張をした。
これも誤り。 この間、急速に、「釣魚諸島」問題が、折からの「国連代表権問題」とリンクする形で、中華人民共和国と中華民国のどちらが正当に中国を代表しているか?を巡っての踏み絵になってきたから、です。
〉尖閣は国連と米国に踊らされた、経済問題だった。 この認識があればこそ、日中は領土問題棚上げとしたのである
これまで述べてきたことで分かる通り、尖閣=釣魚問題は、中国にとっては政権の正当性=正統性に関わる問題であり、日本にとっては、優れて、日米関係の問題なのである。
だからこそ、米中関係が極めて良好な時は「棚上げ」にしたわけ。
ついでに言っておくが、事実上「棚上げ」にした1978年、当時の通産省は尖閣の日本側の水域には石油資源は無いと言明しておるんですな。
「尖閣は経済問題」ではなく、明らかに政治問題だったし、今も同じなのです
http://www.asyura2.com/16/senkyo211/msg/132.html#c17