10. 2016年6月28日 20:57:04 : qq3rmmxZSk : v9Op9P5LztE[1]
EUを離脱して良いことを教えてくれる評論家が何故いないと天木のおっさんはEU離脱を選択したUKの決断を批判気味に報じるマスコミと評論家の物言いに懐疑を挟むわけだが、そんなことよりマグナカルタ発祥の国の国民投票が実はあまり深い考慮もなしに、むしろ面白半分とか気分に乗じて投票行動に応じた思慮の浅い連中によって後々に残留したいと反省を呼び起こした残留投票行動が起きている事実こそ注目すべきだ。
偉大なる大英帝国の残滓を記憶に持つ高齢者たちのEUなにするものぞ!の反発も、スコットランドやウェールズのEU残留のためにイギリスから離脱したい、あるいはロンドン市としてEU残留のためにイギリスから独立したいとの動きを予測していたとは言い難い。
むしろ、軽々に考えていたわけだ。
案の定、EU側は考え直したいと声を上げ始めたイギリス側の動きに対して冷淡だ。
経済活動でいうなら小国はEUに属していたほうが恩恵に浴せる。
EUをグローバリズムに例えて批判する風潮があるが、国民投票後の現在においてEUに留まることが独立のアイデンティティーになるとして、離脱派に冷や水を浴びせていることをどう見るか。
天木にメールをしてきた人物はモンテスキューやルソーを引き合いに出すが、EUの理想はサン・ピエールやカントが提唱していた理想を実現したという声もあることを紹介して終わりとする。
EUとは
1.EUの生い立ち
1993年11月1日のマーストリヒト条約発効によって、EUが誕生しました。
(1)ヨーロッパ統一思想の萌芽
欧州統合の構想を提起した思想家には、サン・ピエール、カント等が挙げられますが、中でもクーデンホフ・カレルギー伯は1923年に「汎・ヨーロッパ」と題する書物において平和的世界統一の第一段階としてのヨーロッパ統一を呼びかけ、第一次大戦の傷跡の残るヨーロッパに一つの希望を投げかけました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_96/eu/eu_intro.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo208/msg/525.html#c10