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[政治・選挙・NHK198] 軍の関与を認めてお詫びした安倍首相の衝撃  天木直人(新党憲法9条) 赤かぶ
34. 母系社会[1111] leqMbo7Qie8 2015年12月30日 16:56:04 : BLPnDcclfU : u8aMC43zCNw[1]

●ネトウヨの妄想体系が崩壊したので、一歩前進。しかし、まだ韓国の市民団体が抗議しているので、今回も解決しない雰囲気である。なぜ、日本政府は元慰安婦自身と会って、直接、お詫びを言わなかったのだろうか?なぜ、日本政府は元慰安婦自身から直接、要望を聞かなかったのだろうか?

中国だけでなく、台湾も同様の対応を求めているように、次々と同様の対応を求める国が出てくるかもしれない。日本が強制的に慰安婦にしたのは、中国や韓国、台湾、オランダだけでなく、フィリッピンやマレーシア、北朝鮮の女性もいたからだ。

●慰安婦には、日本軍の将校と結婚した女性もいたのだが、病気で死ぬと葬式もせず、犬や猫のように、適当に掘った穴に投げ込んで終わりだったという。

海外で、慰安婦が「性奴隷」と呼ばれたり、日本軍が「強制」したと言われている理由は、日本軍の慰安婦と戦後の米兵用日本人慰安婦との生活や労働内容の違いを考えれば直ぐにわかる。

★日本兵用の慰安婦

日本兵用の慰安婦は、@生活の場も仕事場である慰安所に限られ、A外出が可能な場合でも許可が必要で、行動範囲にも制限があった。B年季奉公式で拘束され、慰安婦は自由にやめることができず、またC嫌な客も拒否することができない。(堀と壁に囲まれ、年季で縛られていた吉原の花魁・娼妓も「性奴隷」)

★米兵用の日本人慰安婦

米兵用の慰安婦は、@自宅等の好きな所から通い、A休みの日には、本人の自由な意志で外出できた。またB慰安婦の仕事をやめようと思えば、自由にやめられたし、またC嫌な客は拒否できたのである。

以上、@居住の自由が制限があり、A外出の自由も制限され、B廃業の自由(職業選択の自由)も制限され、C仕事内容の自由な選択も制限されていたという4点で、日本兵用慰安婦と米兵用慰安婦とは大きく異なる。この4点の違いを根拠にして、海外では戦時中の日本兵用の慰安婦は「性奴隷」だったと規定されている。

だから、世界の基準では@本人の意識は無関係。それで、日本人慰安婦には、どうせなら兵士の役に立ちたいと志願して慰安婦になった吉原の娼妓もいたが、そうした人も、あるいは、家族のためにと自発的に慰安婦になった女性がいたとしても、また、自らの意思で効率的に稼げるという理由で慰安婦になった女性がいたとしても、生活と労働の実態から「性奴隷」と規定される。それで、仮にネトウヨが言うように、A慰安婦は高賃金だったとしても「性奴隷」である。

★★だから、仮に日本の軍や官憲が拉致したというような例はゼロだったとしても「性奴隷」とされるし、「強制」という点では、業者に騙された詐欺や人身売買の被害者まで解放せずに慰安婦にしていたから。実際には、オランダ人女性の例だけでなく、中国の南海島で、日本軍が農作業中の林亜金さんを拉致して慰安婦にした。また、中国の村を襲った時、女性を拉致して部隊専用の慰安婦にしたという日本兵自身の証言もある。(原告:林亜金さん(1924年生 黎族)http://hainannet.org/03-genkoku/hainan2_1_1.html

★★親が同意した人身売買は、当時の日本でも違法。占領地の治安維持の責任もある日本軍は、人身売買や詐欺の被害者を救済し、解放しなければならなかったが、逆に、業者と共に逃げないように監視・監禁していたから、「強制」したと非難されている。

★★世界の「性奴隷」の定義は、<居住の自由>、 <外出の自由>、 <廃業の自由>、<特定の客を拒否する自由>が無いという4点。この定義は、娼妓の客観的な労働と生活の様式から規定されている。「当時は人権意識が低く仕方がなかった」とかの歴史的限界性の評価問題とは無関係である。

★★朝日新聞が記事を訂正して謝罪したが、実は、何と「強制連行」という言葉を最初に使用したのは「産経新聞」自身だった。今では想像できないが「産経新聞」は昔、案外良い新聞だったのである。

●自慢させてもらうと、われわれは既に、下記の記事のコメント74で、中国と韓国との「和解」を予想していた。経団連(巨大資本)の政治担当部門に過ぎない自民党は、東アジア全体での自由貿易を推進したい経団連の「中国・韓国と和解せよ」という指令には逆らえない。東アジア全体でのより高度な自由貿易を推進するためには、日本は「中国・韓国」と和解するしかないからだ。だから安倍は、韓国の次は中国と、徐々に「和解」してゆく。

経団連のTPPの次の狙いは「日中韓FTA」と「東アジア地域包括的経済連携」( RCEP:アセアンの10ヶ国に、日本や中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの6ヶ国を含めた計16ヶ国でのFTA交渉)。そして、その次は「東アジア共同体」結成に向けた本格的な交渉が始まる。

もちろん、「東アジア共同体」そのものの結成には、かなり時間が掛かる。しかし、まずは「東アジア経済共同体」の結成を目指して、様々な協定や安全保障条約が結ばれ、最終的には「東アジア共同体」が結成される。なぜなら、日本が「東アジア共同体」結成を拒否しようが、中国が強く望んでいるから「東アジア共同体」は結成される。

そして、日本は中国が推進する「東アジア共同体」を拒否できない。なぜなら、中国は既に2013年の段階でアジアだけでなく、世界約200ヶ国中、日本も含めて128ヶ国の最大貿易相手国で、日本が「東アジア共同体」に入らなければ、日本製品はアジアでの競争上、不利になるので、日本経済が破綻するからである。

★というわけで、世界の経済関係を無視するネトウヨの自民党への期待は、今後も裏切られる。残念でした。


<<自民党がつぶれる歴史的瞬間に立ち会える。 こんな素晴らしいことがあるだろうか。  緊急時に民意を示す方法はデモ以外にない>>
http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/611.html

<<引用開始>>

●自民党が「解釈改憲」を急いでいる理由は、来年以降だと「解釈改憲」が出来なくなる可能性が高いからだろう。

日本を、米国と共に影で支配している経団連(巨大資本)は、資本の効率的な運用をするために、できるだけ広い自由市場を獲得したい。

そのためには、TPPで自由貿易圏を拡大させるだけでなく、中国も含めた「東アジア」での自由貿易圏も拡大させたいので、経団連は「東アジア共同体」の結成を目論んでいる。

●それで、現在、政府はTPP交渉だけでなく、中国や韓国と「日中韓FTA」交渉も行っているのだが、この「日中韓FTA」は今年中に締結する予定である。

日中韓の三国が、「日中韓FTA」を今年中に締結しようとしている理由は、「アセアン経済共同体」が今年中に結成される予定だからである。

この「日中韓FTA」が締結されれば、次はいよいよ、「アセアン+3」(日中韓)か、あるいは「アセアン+6」(日中韓+インド、オーストラリア、ニュージランド)の枠組みで、中国も含めて東アジア全体でのFTA=「東アジアFTA」=「東アジア経済圏」結成交渉へと進むことになる。

これは、やがて「東アジア共同体」結成への第一歩となるのだが、一方で、日本国内には中国を敵視し、「東アジア共同体」に反対するウヨク世論も根強い。

そこで、中国脅威論が蔓延したままでは、「東アジアFTA」=「東アジア経済圏」の形成は不可能なので、政府は国内の反対論を抑制するために、徐々に中国脅威論の宣伝を抑制し、中国と対立しているだけでは危険として、中国との対話、交流も行うべきと主張するようになる。

そして、やがて政府は、中国は脅威だが、脅威だからこそ日中間の緊張を緩和しなければならないとして、中国との信頼醸成、和解・友好ムードも盛り上げなければならない。しかし、そうなれば中国脅威論を根拠にした「解釈改憲」など全く不可能となる。それで、自民党は、今年か、遅くても来年中には「解釈改憲」を実行しようとしているのだろう。

●つまり、尖閣や南シナ海の問題を根拠にした中国脅威論は、「解釈改憲」のための口実に過ぎないし、この茶番劇には、米国も南シナ海で中国と小競り合いを起して緊張感を高め、日本での中国脅威論の拡大に協力している。

<<引用終了>>
http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/775.html#c34

   

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