1. 2016年8月02日 14:38:46 : rZWB0mWPWs : tvqkLlHYewk[1]
数年程度のアメリカ滞在だから、訳知り顔でアメリカのテレビ事情を語れるわけではないけれど、昨今の日本のようにブラウン管に名前も覚えきれないほどの芸人が氾濫し、ギャグとやらを連発し、お笑いに終始した番組がゴールデンタイムを占領していた記憶がない。
とにかく日本のテレビは芸人が跋扈する娯楽番組が多い。
アメリカにももちろんドラマはあり、コミカルな芸人を主人公にした映画もあったが、テレビでは日本で言うところの一発ギャグや笑いに特化したトークで進行する番組はあまりなかった記憶がある。日本に生まれ、こうした番組を子どものころから観て、育っていったら、独特の価値観を持ったおとなが誕生するのも当然の成り行きかとも思う。
先日、阿修羅にもロイター通信の報道として投稿されていたが、欧米先進国(含む日本)の若者の意識調査で、いわゆる硬派ニュース(政治、経済、社会)を意識して観る若者が50-60%の数値で推移しているのに対し、日本の若者の数値は19%とか。一方で、芸能ニュース(番組)を観ている比率は日本がダントツの1位で50%前後、これに対し、欧米は20%前後(数字はうろ覚えで、大まかな数値。スミマセン)。日本の若者の軽薄化にはロイターも驚いたという内容だった。
若者だけでなく、噂話大好きなおばちゃんたちもこの範疇に入れていいのでは?
テレビは知らず知らずのうちに日本人の思考形態に影響している。これを白痴化と言っていいのか、仲間外れを嫌う同調性を高めていると言っていいのか、どちらも当たらずとも遠からじの印象を持つ。セントバレンタイン然り、ハロウィン然り、クリスマス然り…、そして芸人のギャグ然り。テレビで取り上げられれば、取り残されるのが嫌いな日本ではなんでも流行る。
都知事選に話を飛ばせば、小池さんの孤軍奮闘(いい印象)鳥越さんのスキャンダル(悪い印象)もテレビのワイドショーで一気に広まる。若者たちも感化される。
ヒトラーにすれば、こんなに簡単に操ることができる民族はよだれが出るほどおいしいだろう。