44. 2016年4月16日 14:22:48 : sxiCfWqNpY : tqllk1b8SY4[1]
川内原発の運転を止める理由はない。
稼働している川内原発に関しては、運転を止めるレベルではない。
今回の地震で原発事故が起きないと、原発の安全性が証明されて、原発反対派にとって不都合なのであろう。
九電は川内原発の基準地震動を当初の540ガルから620ガルに引き上げ「世界一厳しい」とされる規制委の審査に全国の原発で初めて合格。
2016.4.16 05:04
【産経抄】
日ごろ声高に平和や理想を説く人ほど、同胞の命や他者の気持ちに関心が薄くはないか 4月16日
http://www.sankei.com/column/news/160416/clm1604160003-n1.html
日ごろ、声高に平和や理想を説く人ほど、同胞の命や他者の気持ちに関心が薄くはないか。社民党の福島瑞穂前党首は熊本地震発生の2時間後に、自身のツイッターで「ハッピー!ハッピー!」とつぶやいた。頻繁に余震が続くさなかにである。仮に震災に気づいていなかったとしても、危機管理能力が問われよう。
▼一方、同党の夏の参院選公認候補は、九州電力に鹿児島県薩摩川内市の川内原発の稼働を止めるよう電話し、ツイッターでこう訴えた。「もう誰の故郷も電力会社や、原発利権に縛られた日本政府、与党議員などに、奪われたくない」。
▼熊本の被災者は二の次で、己の政治的主張を優先したとの印象を受ける。公認候補はガイガー(放射線量計測器)による監視も勧めていたが、川内原発付近の揺れは震度4で原発はびくともしていない。
▼共産党も負けてはいない。池内沙織衆院議員は、やはり「川内原発を今すぐ止めよ」「福島原発事故は収束しておらず、被災者の生活苦は終わっていない」などと書き込んだ。全く異なる事例をいたずらに同一視し、国民の不安をあおっている。
▼民進党の公式ツイッターにはさらにあきれた。「東日本大震災時の自民党のような対応を望みます」との与野党休戦を望む真摯な投稿に対し、「それじゃあダメでしょうね」とちゃかして自民党批判を展開したほか、反論に「なんで?」とぞんざいに答えるなどして炎上した。
▼共通するのは、大災害に際してもまず主義・主張や党利党略ありきの姿勢である。彼らは、憲法への緊急事態条項の盛り込みに反対している点でも軌を一にしている。現行憲法下で平和を唱えさえしていれば、わが国には危機管理は必要ないと信じているのかもしれない。
熊本地震 厳しい基準 川内原発「問題なし」
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00000071-san-soci
14日に最大震度7を観測した熊本地震で、国内で唯一稼働している九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)は通常通り運転を続けた。巨大地震と津波に襲われた東京電力福島第1原発事故を教訓に、原子力規制委員会が策定した新規制基準は地震・津波対策で事業者に高いハードルを課しており、規制委は「運転に問題はない」としている。
原発は一定以上の揺れを感知すると、制御棒を挿入して原子炉を自動停止させる。14日の本震から15日の余震で、薩摩川内市では最大震度4を観測したが、川内原発は震度2だった。揺れの強さ(最大加速度)は自動停止の基準である160ガルに対して数ガルだった。
新規制基準では、原発ごとに想定される最大の揺れ(基準地震動)を策定し、耐震設計するよう事業者に求めている。九電は川内原発の基準地震動を当初の540ガルから620ガルに引き上げ「世界一厳しい」とされる規制委の審査に全国の原発で初めて合格。1号機が昨年8月、2号機が同10月に再稼働した。
原子力規制庁の松浦克巳総務課長は「基準地震動や自動停止の設定値は審査で確認しており、運転を止める理由はない」と述べた。
原発情報迅速に発信 菅官房長官
菅義偉官房長官は15日の記者会見で、熊本県の地震を受けて、近隣の原発に関する情報を迅速に発信するよう関係機関に指示したことを明らかにした。
規制委はこれを踏まえ、ツイッターなどで九州電力川内原発と玄海原発(佐賀県玄海町)周辺の震度や、両原発に異常がないことを発表。情報発進態勢を強化する方針を明らかにした。
菅氏は付近で震度4を観測しながらも稼働している川内原発に関し、運転を止めるレベルではないとの認識を示した。「(規制委の)専門的知見を最大限尊重して対応する」とも述べた。
2016.4.16 06:17
【熊本地震】
伊方原発異常なしと四国電
http://www.sankei.com/affairs/news/160416/afr1604160031-n1.html
16日未明に熊本県を震源とする強い地震が相次いだことを受け、四国電力と愛媛県は、同県伊方町の伊方原発に異常は確認されなかったと発表した。
発表によると、同日午前1時25分ごろ、熊本県で震度6強を観測した地震による揺れの強さは、停止中の1〜3号機の3基のいずれも10ガルだった。作業員らが機器を点検して回ったが、破損などはなかった。
気象庁によると、この地震で伊方町では震度4、隣接する八幡浜市では震度5弱を観測した。
伊方原発は全3基で出力は計202・2万キロワット。3号機は昨年7月に原子力規制委員会の審査に合格しており、四国電は7月下旬の再稼働を目指している。
東日本大震災で各原発を襲った地震の規模
@震度(観測市町村)A観測記録最大加速度(基礎版上)B基準地震動(Ss)との対比
(A)福島第一:@6強(大熊町、双葉町)A550ガル(2号機東西方向)B一部の周期帯でSsを上回る
(B)福島第二:@6強(楢葉町、富岡町)A305ガル(1号機上下方向)BSs以下
(C)女川原発:@6弱(女川町)A607ガル(2号機南北方向)B一部の周期帯でSsを上回る(3/11本震、4/7余震)
(D)東海第二原発:@6弱(東海村)A225ガル(東西方向)B一部の周期帯でSsを上回る
太平洋側にある原子力発電所の中でも特に地震による影響の大きかった福島第一、福島第二、女川、東海第二の各原発を襲った揺れの大きさを見ると、震央からの距離を見ると、震源に最も近いのは事故が起こった福島第一原発ではなく女川原発であった事が分かります。福島第一原発は2番目で、次いで福島第二原発、東海第二原発の順となっています。
震度で見ると、福島第一原発と福島第二原発は6強、女川原発と東海第二原発では6弱を記録しています(それぞれ市町村で観測)。
加速度は、人間や建物にかかる瞬間的な力の事で、1ガルは、1秒に1pの割合で速度が増す事を示しています。加速度が大きければ大きいほど、建物などへの衝撃は大きくなります。最大加速度が最も大きかったのは女川原発の607ガルでこちらも550ガルを記録した福島第一原発を上回っています。
続いて、各原発の基準値振動(Ss)と実際の揺れを比較してみましょう。
Ssとは原発の設計の前提となる地震の揺れの事で、言わばその場所で想定していた最大限の地震という事です。原発はSsクラスの地震が起こっても安全を保つよう設計される事になっていますが、福島第一原発と女川原発さらに東海第二原発では一部の周期帯でこのSsを上回りました。当初の設計で想定した以上の地震が起こったという事になります。特に女川原発では、2011年3月11日の本震に加え2011年4月7日の余震でも、Ssを上回る揺れを記録しました。
このように、地震の規模を見る限り、福島第一原発だけが大きな地震に見舞われたという訳ではなく、女川原発も非常に危ない状況に置かれていた事が分かります。それなのに、なぜ女川原発は生き残り、福島第一原発だけが事故を起こしてしまったのでしょうか。
外部交流電源を喪失した際に、バックアップの役割を果たすのが非常用ディーゼル発電機(交流)です。ところが、福島第一原発では、6号機の1台を除き、全ての非常用発電機が津波によって同時に失われました。たった1つ生き残った6号機の非常用発電機は、海抜13.2mに設置されていた空冷式の装置でした。たまたま高い所に置かれていた事と、空冷式だった事が幸いし、津波の被害を免れたのです。この非常用発電機が設計通りに自動起動して5号機にも電気を融通し、5号機と6号機は最終的に原子炉を冷温停止に移行する事に成功しました。
各原発の電源の状況
@外部交流電源
福島第一原発1〜4号機×(全6回線が地震で喪失)
福島第二原発1〜4号機△(4回線中1回線のみ健全)
女川原発1〜3号機△(5回線中1回線のみ健全)
東海第二原発×(全回線が地震で喪失)
A非常用ディーゼル発電機
福島第一原発1〜4号機×(津波によって喪失)
福島第一原発5・6号機△(5台中1台のみ健全「融通」)
福島第二原発1〜4号機△(1・2号機は全滅、3号機は3台中2台、4号機は3台中1台が健全)
女川原発1〜3号機○(1・3号機は全て健全、2号機は3台中1台が健全)
東海第二原発○(3台中2台が健全)
B直流電源:A系・B系のみ記載
福島第一原発1・2号機×(津波によって全て喪失)
福島第一原発3号機○(全2機が健全、後に枯渇)
福島第一原発4号機×(津波によって全て喪失)
福島第一原発5・6号機○(全4機が健全)
福島第二原発1〜4号機○(全8機が健全)
女川原発1〜3号機○(全6機が健全)
東海第二原発○(全2機が健全)
C電源車
福島第一原発2号機→唯一あった電源車の接続を試みたが、1号機の爆発で損壊し、接続できず
福島第一原発1・3・4号機→使用可能電源盤の調査、ケ−ブル敷設に時間を要したため対応が遅延
福島第二原発1〜4号機○(海水系ポンプの復旧に使用)
女川原発1〜3号機ー(外部電源、非常用発電機が健全だったため使用しなかった)
東海第二原発ー(外部電源、非常用発電機が健全だったため使用しなかった)
D外部電源の復旧
福島第一原発1〜4号機×(水素爆発までに復旧せず)
福島第一原発5・6号機×(冷温停止までに復旧せず)
福島第二原発1〜4号機ー(当初から1系統の外部電源が生きていた)
女川原発1〜3号機ー(当初から1系統の外部電源が生きていた)
東海第二原発○(2011年3月13日19:37に予備系統が復旧)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/486.html#c44