22. 2016年1月06日 20:21:10 : Z2srdo6FkE : t5tX4jv4Rt0[1]
「技術革新が巨大企業を滅ぼす。」ことを ハーバード・ビジネス・スクール教授の
クレイトン・クリステンセンが、「イノベーションのジレンマ」において主張している。
これは、同教授による過去の様々な産業分野の事例に対して分析し検証した結果に
基づく理論であり、日本の新聞業界も、正しく今この状況に直面していると思われる。
即ち、既存の新聞紙面に比べ、即時性、情報量、双方向性など遥かに優れた「インターネット」
の出現と普及というデジタル化による「技術革新」の前で、新聞業界は存亡の危機に向かっている
のである。
日本の日刊紙を扱う大部分の新聞社は、今までは全国に組織された販売店網の
上に成立しており、これが既存新聞社の特徴であり、新規企業の参入を阻む強みでもあった。
しかし、「インターネット」普及に伴い、メディアのデジタル化を進めようとする
段階では、逆にこの利害関係者である販売店網が重い足かせとなり、守旧勢力となって
革新を阻む結果になる。
メディアのデジタル化に際しては、余分な利害関係者がいない新規企業の方が有利で
、参入も容易である。既存の日刊紙を扱う新聞社の衰退は歴史の必然であろう。
http://www.asyura2.com/16/senkyo199/msg/271.html#c22