[政治・選挙・ＮＨＫ205] 北海道の結果にはガッカリだ。（日々雑感） 笑坊
32. 2016年4月26日 01:38:34 : gbSStKL71c : t1qmsqCmhMI[1]
以下の文章は、16日に行われた、市民の風北海道の川原さんの講演の一部抜粋です。

民主党に恨み辛みは無いですが、色々絡み合う政党の知恵の輪を外して、
野党共闘に辿り着いたようです。

と、同時に、新党大地の件についても言及されていました。
いずれにしても、選挙は惜敗しましたが、先の見える結果だと思います。
負けたけれども、野党共闘で、ガチでした。

※は私の情報

（ここから）

池田まきさんを野党統一候補にしようと最初に言い出したのが上田前札幌市長だった。

市民の会は、プロフィールや以前の選挙時の資料等を見て、市民の会の他のメンバー
も直接、本人に会って何度か話し合いをした。
「あっ、この人で間違いない。」と思った。

池田さんは一度、民主党の公募に応募し、立候補した経緯があるので、籍が民主党に
有ったので、本人は、

「（野党統一候補の話を）非常に重く受け止めたい、真剣に考えたいが、民主党側の
了解、了承が無ければ、市民側の要請を受け入れる事は出来ない。」

「一度、民主党と相談をさせて下さい。」と話していた。

この話しは全て極秘で進めていたが、何故か、

「民主党の候補者として、池田まきさんに動いてもらっている。」リークされていた。

実際は、「市民側から野党統一候補の話しが出ているが、どうですか？」と、
本人からの返事待ちの段階だった。新聞記事の様な動きはしてなかった。

池田まきさん本人からも聞いたが、民主党から一切、野党統一候補要請に対する
返事を聞いてない段階で、

「民主党が、池田まきさんを民主党候補として動いてもらっている」
「民主党が、池田まきさんを推そうとしている」等とリークされた。

これは、ドコが？ 誰が？ リークしたのだろうか？　
民主党説、維新の党説、新党大地説、もう一つは、市民の会説等、様々なリーク説が
あり、市民の会説は、鈴木宗男が「あの話は、市民の会がリークしたんだ。」と
言っていたが私たちがリークする訳が無いし、リークしたのは新党大地だと思っている。
※鈴木貴子氏が民主党北海道副代表で、この時の情報を党道本部で得ていたと、
　（別）政党関係者ルートで聴いた。

このままだと、民主党が池田まきさんを公認候補になるかも知れないと危機感を持ち、
そこで1日も早く、市民側から統一候補の要請をし、水面下で話し合った。

そして2015年12月10日に市民の会が正式に、池田まきさんに立候補の要請をして、
その後直ぐに、民主党、共産党、維新の党、社民党、新党大地の各野党に対して
候補者一本化の要請をした。　新党大地には私が直接行き、秘書が対応に出た。

新聞へリークされたあと直ぐに、新党大地の鈴木宗男から池田さん宛てに電話が
あって、

「お前（池田まきさん）、選挙に出るのか？」
「出るんだったら、応援してやるぞ。（以前、2012年冬の衆院選時に応援している）」

「だけど、いいか。共産党とだけは、やる（組む）なよ。」
「共産党と市民の風、あの市民の会と言うのはアカだからな。」
　と池田さんに話した。

数日後の記者会見時に鈴木宗男が、この新聞にリークされた件に関して、

「池田から（自分宛に）電話があったんだ。」
「おれは（共産党が入った野党統一候補は）、ダメだと言ったんだ。」

と新党大地の鈴木宗男が言っていたと、池田まきさん本人から聞いた。

この話は非常に大きくなインパクトがあり、鈴木宗男の、この一連の動きにより、
民主党の動きが非常に良くなかった。

つまり、野党統一候補が池田まきさんに決まると、共産党が候補を降ろして、
民主党も公認できなくなり、無所属の候補になるのだが、民主党は、その協議の
席には全く出席しなかった。

民主党を除く野党各党が話し合っている中で、民主党は池田まきさんを公認候補に
しようと考えていたが、候補者選定リストの中に池田まきさんの名前は入って
いなかった。

池田まきさんを野党統一候補として推し出したのは、市民なのである。
民主党は、この部分を勘違いしていた。

マスコミの報道では、
「民主党が推した、池田まき候補に市民が乗った。」
「共産党も乗った。」とか言っていたが、話しが全く違うのだ。

民主党の候補者リストの中には、池田まきさんは入っていなくて、最後の頼みの綱の
元サッカー選手にも断られ、手詰まりになり、市民の風が池田さんの名前を出して
来たから決まったのだ。

民主党側から見ると、この流れはラッキーで、

「おお、これで（池田まきさん）で行くか。市民も応援してくれるみたいだ。」
「これで後は、共産党が勝手に候補を降ろして、勝手に応援してくれればいい。」

今回、民主党が考えたのは、この様な構図だ。

池田まきさんを、自分達（民主党）の公認候補とし、
“勝手に、市民と共産党が推してくれる” と言う構図を考えたと思う。

私は、それでは本当の意味での共闘にはならないし、2005年に故町村氏を破った時は
小林 千代美氏が民主党の公認候補で、共産党は自主投票で、勝手に応援したが、
今回は、それでは勝てないと思った。

そこで未だ、民主党は新党大地を切れない訳だ、市民の風と共産党でやれば新党
大地が離れて行く。新党大地はこの時、何と言ったかと言うと、

「応援しないだけではなく、 (自分たちは)自民党へ行くぞ。」と言っている。

鈴木宗男と安倍が会談をする前、既に、「自民党へ行くぞ。」と言って
民主党を脅していて、多分、裏で新党大地と自民党の間で何らかの取引が
有ったのだろう。

※噂だが、自民党側から鈴木宗男に北海道知事をしてもらうと言われたらしい。
　北方領土ウンヌンの話と符号する。

新党大地の道5区内での票が、7,000票〜1万票で、この票が民主党から離れ、
自民党に行くのだ。

この損失は痛いが、共産党と市民の会でカバーできるか？損失か、カバーできるか
の間で大きく揺れていたのだが、どちらかと言うと、新党大地側に引っ張られていた。

市民の風は、この打開策を考え、結論は最終的には、池田まきさん本人の意思と
判断が必要だと言う考えに至り、どの様な覚悟で立候補し選挙を戦うのか？
本人に聞いてみた。

上記以外にも、民主党が党公認として選挙に出そうとしている事について
聞いてみたら、

「私は市民に推されて、今、立候補の意思を固めつつあります。」
「もし、立候補するのであれば、市民と一緒に戦います。」
「市民と一緒に戦わないのであれば、私は、立候補しません。」

と民主党に対して、ハッキリと言ったのだ。

この件について余り知られてないが、この出来事は、池田さん自身の主体的な
判断、発言で、決定的だったし、流れを非常に大きく変えたし、

それまでは、我々が何度も民主党（道事務所）へ行っても、木で鼻をくくった
（冷淡で無愛想な）ような、

「（政治、選挙の）素人が、何を言ってるの？」と言う態度だったが、市民の風に
対する態度が、ガラっと変わったのだった。

この池田さんの発言の後、民主党は、
「市民と一緒に選挙をやりましょう。」
「僕ら（民主党）は、黒子になります。黒子に徹します。」
「市民の方が前面に出て、ドンドンやって下さい。」と言う態度になった。

結局、2015年12月19日に池田まきさんの出馬表明になったのだが、まだ、民主党は
揺れていて、前日の12月18日、共産党と民主党に野党共闘に向けての市民団体との
円卓会議参加を呼び掛けたが、連合は参加してくれたのだが民主党は欠席した。　

実は鈴木宗男は、安倍首相との会談の前日に上田文雄 前札幌市長と会談していて、
上田さんが鈴木さんに対し、「邪魔は、しないで下さいよ。」と言っていたのだが、
翌日、安倍首相と会談して野党側から去って行った。

鈴木宗男が自民党へ行ったと、寝返った、とキツイ言われ方をしているが、私から
言わせると、鈴木宗男を追い出したのだ。

我々、市民の風が追い出したのだし、池田さんの主体的判断により、新党大地は、
居場所が無くなったのだ。

鈴木宗男は、池田まきさんと民主党の態度を見て、「これは、一緒にやれないな。」
と判断し、去って行ったのだ。

（ここまで）
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