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[政治・選挙・NHK197] 野坂昭如が死の4ヵ月前に綴った、安保法制と戦争への危機感「安倍政権は戦前にそっくり」「国民よ、騙されるな」(リテラ) 赤かぶ
2. 2015年12月10日 21:37:59 : aBA7iyMvJQ : sHm8IymUSdE[1]
威張り散らすを勇ましさと勘違いするヤカラが、戦前戦中を否定するは非国民だのGHQ史観に洗脳されたサヨクだのと阿修羅のコメ板でも喧しい。

もちろん、コメントした傍からアラシ削除される名物コメンテーターの幼稚な男のことだが、そんな取るに足らない無知で無能な小僧のタワゴトに綴られる昭和前史の嘘寒さとは異なり、野坂昭如が拘った昭和は実にアケスケで官能的で、徹底して軟派だった。
対を成す戦争への思いは日本人としての悔悟とアメリカへの複雑な思いと、同時にアメリカ文化への憧憬が入り混じった屈折に屈折した自己表出であり、最後の最後までそれを抱えながら逝った。

ほんの数日前、漫画家の水木しげるが逝った。
水木もとことん戦争に拘った。
水木は妖怪漫画を描き続けつつ、食うことと寝ることに常に貪欲で、人をおちょくるのが大好きで飄々とした生活を送っていたが、こと戦争体験について語る時だけはそれを漫画表現として余すことなく描き切りたいと語っていたそうである。

安倍晋三はヤクザ映画の「仁義なき戦い」シリーズのファンと聞いたことがあるが、あの映画の脚本を書いた笠原和夫も監督の深作欣二も、戦前戦中に青春を送った世代であり、根底には野坂や水木が抱えていた戦争への思いを同じように抱えつつ、一連のヤクザ映画に織り込んできたことをおそらくは知る由もないだろう。
政治劇として見るなら「仁義なき・・・」シリーズは、昔も今も変わることのない性懲りのない日本人をよく描き切っており、群集劇としても秀でており安倍のような凡愚な男にもわかりやすいのだろうが、あの映画は安倍のごとき人物がトップに立った時こそ多くの人が死ぬのだという暗示を読み取ることこそが、あの映画を作った人たちの思いを知るに至ることもわかりはしないだろう。


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