73. 2016年3月19日 16:54:45 : 6tf49ZfkzY : s3fnBiJ_xVg[1]
2016.3.19 05:04
【産経抄】
「今年は大切な年になる」 安倍首相の発言にどよめく会場 3月19日
http://www.sankei.com/politics/news/160319/plt1603190006-n1.html
「今年は私どもにとって大切な年になる」。安倍晋三首相が17日、日本商工会議所の会合でこう述べると、会場はとたんにどよめいた。首相は具体的な何かを明言したわけではないが、聴衆の多くが夏の参院選に合わせて衆院を解散する「衆参同日選」を示唆した発言だと受けとめたからこそ、ざわめきが起きた。
▼「首相の考え次第だ」。自民党の稲田朋美政調会長が指摘する通り、同日選となるかどうかは解散権を持つ安倍首相の腹一つである。もっとも、永田町はとっくに同日選を前提として動き出している。暗黙の了解事項であるかのように。
▼与党側からすれば、同日選には野党共闘を分断する効果が見込める。受けて立つ野党側で、一時は破談も予想された民主党と維新の党の合流が一気にまとまったのも、背景に同日選への危機感があったろう。誰かがはっきりそう言ったわけではないが。
▼今年が「大切な年」であるのは、27日に「民進党」となる民主、維新両党にとっても同じだ。とりわけ20年来の看板を下ろす民主党側の国会議員らは、存在理由そのものが問われている。評判は悪いものの政党の一定の方向性・性格を象徴していた名前を捨て、どんな理念の下に何のために政治家として立つのかと。
▼その正体が単に、安倍政権のやることは何でも否定する反安倍路線にすぎなかったり、生き残りだけが目的のただの選挙互助会だったりすれば、たちまち有権者に見破られ、選挙で手痛いしっぺ返しをくらうことになろう。
▼国民の声を代表するのは、必ずしも国会前でデモをしたり、座り込んだりしている人たちではない。政治家が真に恐れるべきは、多弁を弄さないサイレントマジョリティー(静かな多数派)であるはずだ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo203/msg/119.html#c73