2. 2016年10月30日 11:12:56 : 3MV9809v2U : rtRDUbftONk[1]
プーチン大統領 北方領土問題解決「今は答えられず」
10月28日 7時05分 NHK
ロシアのプーチン大統領は、北方領土問題の解決を含む日本との平和条約の締結の見通しについて、「解決を望み、そのために努力するが、いつどのように行われるのか、今は答えることができない」と述べ、領土問題の早期解決に期待を寄せる日本側をけん制しました。
ロシアのプーチン大統領は27日、南部の保養地ソチで内外の国際政治学者などとの会合に出席し、3時間以上にわたってロシアを取り巻く国際情勢について意見を交わしました。
この中で、北方領土問題の解決を含む日本との平和条約の締結の見通しについて、「期限を決めるのは不可能で有害だ」と述べ、あらかじめ期限を定めて交渉するべきではないという考えを示しました。
そして、中国と国境画定で合意した例を挙げて、「中国とは戦略的なパートナー以上の、これまでにない協力のレベルに達した。残念ながら日本との関係はそのような質に至っていない」と述べ、交渉で歩み寄るには経済などの幅広い分野の協力関係が前提となると強調しました。
そのうえで、「日ロ両国ともすべての問題を最終的に解決することに関心がある。われわれは解決を望み、そのために努力もするが、いつどのように行われるのか、そしてそれができるのか、今答えることはできない」と慎重な姿勢を示し、ことし12月に予定されているプーチン大統領の訪日に合わせて領土問題の早期解決に期待を寄せる日本側をけん制しました。
官房副長官「信頼関係のもとで交渉進めたい」
萩生田官房副長官は閣議のあとの記者会見で、「安倍総理大臣とプーチン大統領は、現在でも平和条約が締結されていない状態は異常だとの認識で一致し、双方に受け入れ可能な形で領土問題を解決して、平和条約を締結する決意をすでに表明している」と述べました。
そのうえで萩生田官房副長官は、「プーチン大統領が発言した会合が、どういう性格のものか十分承知していないが、少なくとも、日ロ首脳会談というオフィシャルな場で積み上げてきた今までの話し合いがあり、その信頼関係のもとで交渉を進めていきたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161028/k10010747401000.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/244.html#c2