2. 2016年4月19日 11:09:58 : riW2ux9yMI : rcVrkJv5P34[1]
■北海道5区補選の情勢と重要性
4/12公示、4/24投開票という日程で行われる衆議院の北海道5区補選は与野党どちらにとってもとても大切な選挙になりそうです。
この選挙は野党共闘の試金石となる選挙。
共産党が独自候補を降ろして、民進党に協力するという選挙ですが、野党共闘が成功するかどうかが問われることになります。
もし自民党が勝てば「野党共闘をやっても勝てなかった」となり夏の選挙に向けて野党の出鼻をくじくことができます。
逆に野党が勝てば「野党共闘は効果あり」ということが証明でき、夏の選挙での選挙協力も一気に進む可能性がある。
この補選は夏の選挙での10議席分かそれ以上に値するくらい重要な選挙になります。
■現在の情勢
現在の情勢ですが、自民党からは「接戦」「追い上げられている」
民進党からは「手の届くところまできた」
というようなコメントが出ており、数字上は5ポイント差だとか2ポイント差だとか色々と報道が出ています。
しかし公示前の政党独自調査は「その政党にとって都合のいいような情報を流している」という可能性に留意しなければいけません。
「自民党の接戦と共産党の善戦は信じるな」
というのが格言のように言われます。
有利に戦いを進めることが多い自民党は「接戦」「厳しい」と言って油断しないように自陣営を引き締める。
追いかける立場が多い共産党は「善戦」「追い上げている」などと言って支持者に希望を持たせることが多い傾向にあります。
ですから今までの報道と傾向を加味すると、
「最低でも5ポイント差」
というのが現在の情勢であろうと私は読んでいます。
つまり5ポイントかもしれないけど10ポイント開いているかもしれない、けど3ポイントや2ポイントという5ポイント以内の差まで詰まっていることは無いだろう、という読みです。
■2016年選挙の傾向
2016年に入ってからの選挙結果を見ると「事前調査よりも大きな差をつけて自民党が勝つ」ということが続いています。
たとえば宜野湾市長選挙では事前調査では接戦でしたが、10ポイント以上6000票差という大差で自民党候補の佐喜真氏が勝利しました。
また京都市長選では自民候補が先行という報道でしたが、ダブルスコアという先行どころではない大差で自民党推薦の門川氏が勝利。
ここまでの傾向から見ると「態度を明らかにしなかった無党派層は最終的に自民に流れる」というのが言えます。
ですからこの傾向は自民党の和田氏にとって有利であり、野党の池田氏は公示日以降のマスコミ事前調査段階で「リード」か最低でも「互角」「横一線」という報道が出ないと厳しいでしょう。
北海道は共産の強い地域なので「無党派層が最終的に自民に流れる」という傾向がそのまま当てはまるか未知数な部分もあります。
ですが自民党も公示日以降は安倍首相や菅官房長官、麻生財務大臣、小泉進次郎議員など重要閣僚や人気議員を次々投入してテコ入れを図るでしょう。
なので野党候補が公示日の段階でリードされていたら、それをひっくり返すのは相当難しいのではないでしょうか。
互角や接戦の場合は名前が先に出る方が微差リード、と言われますから公示日以降の報道を見る際は、
池田氏リード ・・・リードは微差
池田氏と和田氏が接戦(池田氏の名前が先) ・・・差はほとんどないか実際は和田氏がリード
和田氏と池田氏が接戦(和田氏の名前が先) ・・・和田氏若干リードもしくは先行
和田氏リード ・・・和田氏が大差でリードしている可能性あり
これくらいの認識を持ってみれば正確な情勢が読みやすいのではないかと考えています。
どちらにとっても大切な選挙。
もちろんどのような事前調査が出たところで両陣営気を抜くことはできません。
夏の選挙の結果を大きく左右する北海道5区補選。
まずは公示日以降のマスコミ調査を要チェックです。
http://hajimetesenkyo.com/category2/entry46.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo204/msg/641.html#c2