12. 母系社会[1193] leqMbo7Qie8 2016年5月02日 02:42:26 : VriRilA1Yo : rSGUgPp7dQ0[1]
自然界(人間界も)には、何らかの法則で捉えられる必然性だけでなく、法則では捉えられない偶然性もある。
それで、19世紀以来、約22年間隔の周期でM6級の地震が発生していた「パークフィールド地震」(アメリカ・カリフォルニア州)では、1980年代には次の地震は1988年−1992年の間に起きると予測されていたが結局は起こらず、実際に起きたのは10年以上経過した2004年だった。
つまり、法則化が不可能な偶然性も働くので、人間界(たとえば経済動向)はもちろんだが、自然界も、科学的な知識を駆使して、何らかの精密な<モデル化>を行い、それにより未来を予想する方法は、短時間であれば有効性があるモデルでも、時間が長くなればなるほど偶然性が働く。
それで、科学者がどんなに精密な自然界の<モデル化>を行っても、時間が経てば経つほど、そのモデルの限界性が現れるのだが、根本的に、自然界には法則では捉えられない偶然性も働くので、断層が無い所でも地震は起きる。
★むしろ、断層とは断層が無かった所で地震が起きたことで形成されたものなので、断層が無い所=たとえば原発の真下でも地震は起きるという真実の証拠。だから、原発のような施設は断層があるなら、もちろん建てるべきではないが、断層が無い所でも原発は建設すべきではない。
(この宇宙は約135億年前にビックバンが起きて出来たというビックバン説は、あくまでも、現在の自然法則が100億年以上もの長い期間でも有効と仮定した場合、つまり、近代科学が前提としてきた「自然の斉一性原理」を承認した場合の学説でしかない。しかし、この「自然の斉一性原理」は原理的に確かめる方法が無いので、近代科学は実証不可能な前提の下での知見、つまり科学理論もイデオロギー。特に近代科学は、この「自然の斉一性原理」と相即する「機械論的自然観」を前提にして「大成功」したが、それには限界性もある)
自然の斉一性
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%AE%E6%96%89%E4%B8%80%E6%80%A7