9. 2016年6月27日 01:21:13 : 3fO4ayX48A : qI7tOEcDlE8[1]
8.風ふくよい日
神様のおもわくなんぞ気にもせず
エデンの園で遊ぶ人たち
木の実をとる男性、赤ん坊にそれを与える女性など見ると、シニャックのこの絵はエデンの園を意識していると思うのだが・・・。調べたわけではないが、ま、そう考えて、上のような短歌を作った。人間、死んだときに神様が面倒みてくれるわけでもなし、あんなやつのこと気にしないでいいのよ・・・とオレなぞは思う。
半裸の男たちが鉄球を投げて遊んでいるのは、こちら(タイね)で言うべートンかな。カーリングの鉄球版みたいな遊びね。インドシナでは結構さかんで、シーゲーム(東南アジア大会)の正式種目だったりする。
題名は、韓国映画(台湾映画と思ってたが違ってた)「風吹く良き日」から借用した。本編は見ていないが、題名だけ気に入っている。
「風」がつく題はいいね。中島敦の「光と風と夢」とか、題を見ただけでうっとりする。中身はすっかり忘れたが、たしか、「宝島」の作者の南洋滞在日記。結核にかかって、なぜか東南アジアで療養しておったのだな、スチーブンソンは。
この歌は(この歌に限ったことではないが・・・)、ノイズをとるのに苦労した。Sinsyの香鈴は、「は」とか「れ」を発音するときにノイズが入ることが多い。文頭に入ってるならば除去可能の時もあるが、フレーズの途中に入るノイズは完全には消せない。ノイズサプレッサーをかけて目立たなくするしかないのだが、強くかけすぎると、音質が変わってかえって不自然になる。この塩梅が難しい。
それから、シッとかチッみたいな摩擦音はエコーをかけると強調され、聞きづらくなる。これも、ノイズサプレッサーかフェイドインをかけて補正するのだが、あんまり強くかけすぎると、シがジに聞こえたりしてかえって気持ち悪い。これも、塩梅のいいところで妥協するしかないのですな。
世間話的解題 その八