1. 2016年7月18日 11:02:19 : AjQhzeKiuM : pLobiX9oqpU[1]
USケリー国務長官のモスクワ訪問と今回のトルコクーデターの画策が連動していよう。
米ロ間での交渉の内実は公表されていないが、シリアでの大きな秘密の合意はなかったと想像する。
ケリー氏の訪ロについては、偽餌でのルアー行為を目論んでいるとの事前の論評があったが、そのような類の外交行動であるとロシアは見ていたかと思われる。
仮に何らかの公表に値する合意(クルド独立の明確な否定を意味する文言の存在)があったならば、トルコ軍部の大勢は頓挫したクーデターを黙認の形で支持したように思われる。トルコの安全を脅かさないという米ロの確たるシリア合意のない中で、シナリオが作動してししまった、そう見ている。
USとしては、トルコにより親米的な政権を得てシリア解決に向けて対ロ交渉を有利に進めたいのだろうが、自分で蒔いた種とはいえ、クルド対応が今となってはトルコとUSとの関係悪化をさらに加速するように思われる。