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[戦争b16] イスラム台頭 アラブの春5年・第1部/下 弾圧「対テロ」にすり替え シリア・政権が招いた混乱  毎日新聞 ダイナモ
5. 2016年1月18日 23:38:02 : GgJ1lcq0Q6 : oTQYDn6ZxFQ[1]
>自由シリア軍は米国からまったくなんの支援も得られずに事実上消滅した。

自由シリア軍はヌスラやISが台頭する前までは、クルド勢力にとって戦い倒すべき敵であった。
ダイナモは自由シリア軍をやたら持ち上げるが、初期の理想がどうであれ早い時期から自由シリア軍が宗派対立のみならず民族主義の観点からもシリアの各民族を吸い寄せる力を持っていなかったことを認めたくないらしい。

<シリア現地報告>21 クルド組織YPGと自由シリア軍の激戦地へ
2013年5月23日 17:08

ハサカ県西部、トルコとの国境の町、ラアス・アルアイン(クルド名:セレカニエ)に入った。この町では、昨年11月から、クルド組織、人民防衛隊(YPG)と自由シリア軍とのあいだで大規模な戦闘がおこなわれ、3か月で数百人の死傷者が出た。

自由シリア軍が、シリア政府軍に攻勢をかけ、町を占拠したことが、そもそものきっかけだった。
ラアス・アルアインは人口3万ほどの町で、クルド人、キリスト教徒が多数を占め、アラブ人は少数だ。ほとんどがアラブ人からなる自由シリア軍による町の支配に市民は大きく反発、地元のクルド人たちが大規模な反対デモをおこなった。自由シリア軍は、そのデモ隊に発砲、市民に暴行を加えたのだった。

これに対し、YPGはクルド人防衛を名目に、自由シリア軍へ攻撃を開始した。およそ3か月にわたる戦闘で、自由シリア軍は敗退、2月末、停戦合意が交わされた。現在、町の南地区をYPGが、北地区を自由シリア軍が支配する状態だが、緊張は続いている。

町の中心部は、どの建物にも無数の弾痕が残っていた。クルド人の女性(写真)は戦闘がはじまった時、自由シリア軍に家を追い出された。戦闘が終わり家へ戻ると、壁や部屋の中は銃弾のあとだらけで、貴重品はすべて盗まれていたという。

「シリア政府とは関係のない戦闘で、たくさんの人が死んだ。彼らが何の目的で戦っていたのか分からない」
と女性は話した。

【ハサカ県ラアス・アルアイン 3月下旬 玉本英子】

http://www.asiapress.org/apn/archives/2013/05/23170831.php
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/835.html#c5

[戦争b16] イスラム台頭 アラブの春5年・第1部/下 弾圧「対テロ」にすり替え シリア・政権が招いた混乱  毎日新聞 ダイナモ
6. 2016年1月19日 00:10:51 : GgJ1lcq0Q6 : oTQYDn6ZxFQ[2]
追記

シリアのスンニ派は政治的運営能力の欠片もない。

少数派のアラウィー派に取って代わられたのは結局それに尽きる。

アサドを罵っていればシリアの独裁の歴史はアサドにだけ還元され、アサドが消えればシリアはすべて上手く回り始めるというような間抜けたことをジャーナリストと名のつく評論屋が得意げに語っているが、問題はそんなところにない。

なぜ少数宗派のアラウィー派が政治の実権を握るに及んだのか?

なぜ最大多数派のスンニ派がアラウィー派の下に置かれているのか?

それはアラウィー派が軍事力やその他もろもろの力を行使し、スンニ派を抑え込んでいるからか?

そんなバカなことはありえない。

行政機構をアラウィー派が握っていたとしても、執り行うのは多数派のスンニ派の人たちであり、スンニ派がそれをボイコットし投げ出してしまいさえすればアサド政権は下部から崩壊することは容易である。

ところが今に至るまでそんな兆候はない。

たとえば現在行われているリオ五輪のサッカーアジア最終予選にもシリア代表は出場している。

行政が機能していないなら、サッカーどころではないはずだ。

ちなみにシリアのサッカー代表を紹介したサイトによれば、シリア代表はシリア国内の民族宗教を反映した構成になっておりなかなかに興味深い。

たかがサッカーというなかれ。混在した民族宗派の国では政治情勢を見るとき、こうしたスポーツから入っていくほうがわかりやすいこともあるのだ。

それを考えずしてシリアの平定など語れない。


http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/835.html#c6

   

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