9. 2016年4月22日 10:52:22 : FgQaEDePhk : mFdIhKKtYFw[1]
中国共産党一党体制に疑問を持ち祖国を離れ、アメリカや日本に住みかを求めてやってきた中国人がやがてアメリカや日本の反共主義者や反中主義者、右派強硬派にとって都合の良いイデオローグに成り下がり、強奪資本主義の尖兵を務めるようになって右派メディアでそこいらの民族派右翼も顔負けの反中反韓批判を繰り返す。
彼らは生まれた祖国を想うあまりに祖国の遅れた政治や官吏の不正横行に民族の堕落を加速させた体制にその恨みつらみをぶつけ、どの反動で移住した他国の政治体制や官僚システムを称賛し擁護する。
こうした連中を買弁主義者と呼ぶことができる。
もちろん当人たちは自分たちを一ミリたりとも買弁だと思っていない。
ところで台湾の反中派が日本に来て帰化し右派イデオローグの買弁をやることを、台湾本土の対中独立派は何と言っているか。台湾の対中独立派の柯徳三氏にチャンネル桜がインタビューした動画にそれがある。↓
7/8【台湾取材レポート】柯徳三氏インタビュー・3/3[桜 H21/4/21]
https://www.youtube.com/watch?v=9lO3fbu508A
4分10秒過ぎから柯徳三氏が日本で右派イデオローグの買弁をやっている黄文雄や金美齢を名指しはしていないが、日本人じゃないくせに台湾人が日本人の真似をするな、台湾に帰ってこいと言い放つシーンが出てくる。
柯徳三氏は日本やアメリカに帰属して、台湾独立をアピールしたいあまりに日本やアメリカの右派民族運動に力を借りる台湾人を台湾を捨てた連中であり、対中独立を言いたければ台湾に帰ってきてやればいいと厳しく非難する。
4153の記事に出てくる石平太郎も中国の民主化運動を志向し、日本に留学し反共主義に目覚め中共支配以前の中国復興に想いを馳せる反中活動家となり、今や右派イデオローグの徒弟となった。
目的のために手段を選ばず、そんな政治活動にはいくつも矛盾が生まれる。
中国をどうしたいか、それは中国人自らが考え実行すればいいことであり、日本に来て右派イデオローグの他愛もない罵詈雑言に加担して憂さを晴らしていればいいわけではない。
ましてネトウヨの癒しをしていれば、それが中国に対するアドバンテージになるわけでもない。
そもそも中国の民主化を求めることと、日本に居て日本の右派民族派の思想をアテンドすることとはまったく相容れないはずである。
なぜならネトウヨたちの主張するほとんどのことは、民主主義とことごとく相反するものばかりであり、そのような主張をことさら擁護する人物が祖国の民主化を願っていると祖国に居る人たちが本当に思うわけがない。
台湾独立派の柯徳三氏が、中国独立を訴えたがために台湾を捨て帰化し卑しい政治集団に帰属してワケのわからないことをがなっている暇があるなら台湾へ帰ってきて文句を言えというのはそういうことである。