1. 2016年10月17日 19:10:15 : lLjaSDy0ho : k0bD3nBBsyY[1]
イラク ISの拠点モスル奪還へ作戦開始
10月17日 12時04分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732451000.html?utm_int=news_contents_news-main_003
イラク軍は、過激派組織IS=イスラミックステートが2年以上にわたって支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦を開始し、対IS作戦は重大な局面を迎えています。
イラクのアバディ首相は17日未明(日本時間17日朝)、国営テレビで演説し、「勝利のときが来た。残虐なISからモスルを解放する作戦を始めた」と述べ、奪還作戦の開始を宣言しました。モスル周辺にはイラク軍のほか、クルド人部隊なども含めた数万人規模の部隊が展開しているもようで、モスルの南や東からISの拠点に向けて、ミサイルを発射し、砲撃も続けています。また、ISの戦闘員はモスルの西側の一部の地域から撤退したということです。
ISはおととし6月、モスルを電撃的に制圧し、イラクでの最大の拠点としてきました。モスルを奪還すれば、ISは大きな足場を失うことになり、対IS作戦は重大な局面を迎えています。
ただ、モスルやその周辺には百数十万人の市民がいて、戦力で劣るISが市街地に潜伏し、市民を盾にして抵抗を続けるおそれがあります。イラク軍は、アメリカ軍など有志連合の空爆の支援を受けながら今後、モスルの中心部に向けて地上部隊を進めていく構えですが、市民の犠牲をできるだけ、避けるため、慎重に攻撃を続けると見られ、奪還作戦は長引くことも予想されます。
米国防長官「モスル奪還を確信」
イラクのアバディ首相がモスルの奪還作戦の開始を発表したことを受けて、アメリカのカーター国防長官は16日、声明を発表し、「ISの壊滅に向けた決定的な瞬間だ。アメリカと有志連合は困難な闘いへと立ち向かうイラク軍やクルド人部隊、そして、イラクの人々を支援する用意ができている」と述べました。そのうえで、「われわれはイラクの仲間たちが残虐なISに打ち勝ち、モスル、そして、残りの支配地域の自由を勝ち取ることを確信している」として、モスルなどの奪還に向けてアメリカ軍主導の有志連合が全力で支援する姿勢を示しました。
過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦に参加する有志連合の調整役を担うアメリカのマクガーク大統領特使は、自身のツイッターで、「勇敢なイラク軍などの成功を祈る。この歴史的な軍事作戦でともにあることを誇りに思う」と述べ、イラク軍を最大限支援していく姿勢を示しました。