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[政治・選挙・NHK216] 小沢一郎「政治家は,きちんとした理念と主張に基づいて軍隊を動かすことが求められる」(銅のはしご) 赤かぶ
10. 2016年11月20日 09:14:20 : GUmnGslh4w : htgo0rx7euU[1]
PKOは国連指揮下の現場の指揮官の指示に従うと言うのが鉄則のはずで、兵員を提供する国が独自に撤収の是非を決めることはできないんだが、今回は派遣している国が勝手に指揮権を発動して警護活動を放棄した。

つまりは国連の指揮権自体、すでに空洞化しているわけで国連として一体性を担保出来ていないPKO活動に自衛隊員という装備は軍隊並みだが、法的には公務員と変わらない人たちを送り込むのは君たち(自衛隊員)は日本のために人身御供となれと言っているに過ぎず、無責任の極みとしか言いようがない。



http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/307.html#c10

[戦争b19] イスラーム国の黒旗のもとに サーミー・ムバイヤド著 シリア現代史から内戦考える あっしら
1. 2016年11月20日 10:33:35 : GUmnGslh4w : htgo0rx7euU[2]
>しかし根本には、アサド政権が農村部や都市郊外を「振るい落とし、腐敗した貧困と無知の中に放置し」て、一定の人口をジハード主義の側に追いやった事情がある。

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権力の源泉から放逐されたスンニ派の怨嗟の突出ということだろうが、事はそう簡単なものではないはずだ。

そもそもアサドに代表される超少数宗派であり、スンニからもシーアからも異端視されてきたアラウィー派がシリアで何故、権力を握るまでに力を持ったのか?
そこから見て行かなければ言い方は悪いが、またぞろ片手落ちの問題提起になりかねない。

シリアのスンニ派はもちろん一様ではなく、名家のスンニにとって政体にスンニが冠せられていないことに大いなる不満を持つ者は多いといわれているが(ゆえにイスラム復古運動に噛んできた)、同時に政権に食い込んで良い思いをしてきたスンニ派もおり、それをバアス党が覆うという形をとってきているが、シリアの現政権をたらしめているのはなんといっても軍隊である。

シリア軍自体、主にアラウィー派の兵士や軍属で成り立っており、これに利害を同じくするスンニ派の将校たちが今も離れず支える形を取っている。
そもそもシリア軍は宗主国であったフランスの名残を強く受けており、フランスからシリア独立を戦った国民(とくにスンニ派)は独立後もシリア軍に入隊するのを忌み嫌った。

率先して入隊したのがシリアでは超少数宗派で異端扱いされてきたアラウィー派の子弟たちで、アラウィー派はフランス支配のシリアで支配側に保護される形で少数派である自分たちを護ってきた経緯があり、独立後もフランスからの指示を受けてきた。
そんなこともあり独立後のシリアでアラウィー派は、宗主国に阿ったとして迫害を受けたりもした。

アラウィー派はスンニ派が嫌った軍隊に率先して入隊し力を持ち出すと、同じアラウィー派が結党したバアス党にも入党するなどし、さらに力を持つにいたる。
クーデターでアラウィー派将校のアサドが権力を握って今にいたるが、近代主義をめぐる国家観の位相の対立はシリアに限らずアラブ諸国家の根源的な問題であり、アラブかイスラムかをめぐって争ってきた。

双方成り立つとしたのが世俗を是としたバアス主義も根とするアラブ社会主義運動であり、成り立たずイスラム教徒だけがアラブを統治できるとしたのがイスラム復古運動である。
どちらかからだけでアラブの近代史や国の成り立ちを見てしまうと、為政者や政権はどうしても支配の力学上、悪く見られるのは世の倣いとはいえ事はそう簡単な話ではない。


http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/187.html#c1

   

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