6. 仁王像[807] kG2JpJGc 2016年2月25日 20:07:26 : Cq33qZ01mk : hhKPVI2zFd4[1]
かつて南米には、「解放の神学」というのが盛んであった。キリスト教系の神学者たちがマルクス主義を取り入れた神学であった。
おそらく南米諸国の住民の窮状を救うにはキリスト教の教義だけでは不十分なのでマルクス主義の教義から必要なものを拝借したのだろう。宗教が無神論の教義と連携する場合が、歴史上にはあった。
エジプトのナセルもまた、イスラムの中に社会主義的思想を取り入れた。だからソ連とも深く連携し、アスワンハイダムの建設にも協力してもらった。
卑近な例では、イスラム国である。フセイン政権の世俗的なバース党の残党とカリフ制を目指すイスラム回帰運動が、連携できるはずがないと外野が喧(やかま)しかったが、現実的には連携している。将来のことは分からないが、今の所、自己崩壊する兆候は見られない。
筆者の歴史知識ではこれぐらいのことしか言えないが、詳しくみれば宗教と矛盾する各種革命・解放思想が、その時代・地域の実践的な必要性から結びついてきた例はもっとあるのではないかと思う。
・解放の神学 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A3%E6%94%BE%E3%81%AE%E7%A5%9E%E5%AD%A6
http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/653.html#c6