10. 2016年3月13日 08:37:51 : RvpmXpmoBk : hakzC3Pl3nE[1]
原発事故は、確かに自動車事故や飛行機事故では性格が異なりますが、後2者は毎年確実に人命が損なわれいます。一方、少なくとも福島の原発事故では直接的に人命は失われていません。>1の方の投稿は、裁判所は法理に基づいた判断をすべきだと言っているだけのように見えます。
この投稿に対するその後のコメントを読ませて頂く限り、原発は絶対に悪であると言うステレオタイプの信念に基づく感情的な反論が多いようです。
もし裁判を起こすとすれば、原子力を規制する委員会の作った内容またはその過程に違法性が無いかを問うべきであり、規制委員会の基準に準拠した関西電力を訴えるべきではありません。これは現代社会において、安全な社会生活を確保するために作られた様々な規制に、国民は従って下さいと言う法治国家として当然のルールであります。今回の訴訟は、ルールに従っている人間を訴えているに等しく、国民はルールに従うべきと言う根本に関わる問題です。
原発を肯定する訳でも、代替エネルギーを否定する訳でもありません。望ましくは代替エネルギーを効率的に取り出せればこんなに理想的なことはありません。しかし原発全廃を決めたドイツも、結局はフランスの原発で作り出された電力を輸入しなけれが電力需要を賄えなくなっています。
今は、感情論を離れ、裁判所の役割を明確にし、将来の安全な生活を確保するにはどうすべきかと言う視点こそ大切だと思います。
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/269.html#c10