3. 2016年2月11日 15:53:59 : vM9KFcwQ4Y : ggWPuR@jXUY[1]
ここ数週間にわたる北朝鮮の二段階戦術(水爆実験とロケット打ち上げ)は、北朝鮮が日本や韓国が大騒ぎすることなど端から歯牙にもかけていないことで、いったい北朝鮮はなにをしたかったのかということが日本側から見ているとぼやけてしまうが、これをアメリカ側から見ればよくわかる。
もうそこかしこで報じられているが、とうとう北朝鮮はアメリカを核攻撃できる能力を手に入れたということであり、オバマは北朝鮮の一連の行為に対して「驚きはしないが懸念している」とコメントしたようにいつかその日が来ることを予想していたとしか思えない反応であった。
北朝鮮の狙いは朝鮮戦争の終結と、米国との直接交渉による平和条約締結、金王朝体制の維持であることはいうまでもない。
朝鮮戦争の当事国韓国の反応は北朝鮮が人工衛星を打ち上げる能力を自前で得たことへの嫉妬と反発、そして核戦力で差をつけられいまや交渉相手としても米国との直接交渉を望む北朝鮮から蚊帳の外といわんばかりに片隅に追いやられた悔しさで狂わんばかりである。
そしてわが日本であるが、独自制裁だかナントカだかもはや北朝鮮にとってはどうでもいいことを鬼の首でも獲ったかのようにぶち上げているが、韓国のほうが自分たちが置かれた立場を自覚して悔しさをぶちまけているだけ事態をよく見ているのに比べ、日本政府の頓珍漢ぶりはほとんどお笑いでしかない。
昔、「お笑い北朝鮮」という本が話題になった。北朝鮮という国は政治も何も見てくれと中身がまるで違う張り子の虎みたいな国だというのをお笑いに例えて茶化した本だったが、北朝鮮を笑っているうちにいつの間にか日本が笑われてしまっていることに日本政府も国民も誰も気づいていない。