1. 天橋立の愚痴人間[114] k1aLtJengsyL8JJzkGyK1A 2016年11月20日 01:42:27 : h156WxV9Qw : fA45LzLwpks[1]
軍隊の指揮権は、
通常、全面指揮権(full command これを単に指揮権 commandと称することもある)と、運用指揮権(operational command, operational control 運用統制権ともいう)に分けて説明される。全面指揮権とは、作戦計画立案・実施、人事、規律・懲戒等、部隊の行動や行政上の管理・内部事項のすべてにわたる権限をいう。これに対し、運用指揮権は、全面指揮権の一部を構成するもので、機能、時間、場所により限定された特定の作戦実施のみに係わる部隊運用・編成上の権限をいい、行政上の管理・内部事項は含まない。
各々の国の軍隊は自国の全面指揮権に服している。しかし、一国のある部隊が国連軍に参加する場合、派遣期間内においては、その部隊の全面指揮権のうち、運用指揮権が国連に委譲される。憲章第四二条の軍事的措置の決定に基づき編成される国連軍の場合、運用指揮に関する最終的責任は安保理にあり、その下で軍事参謀委員会が国連軍の戦略的指導に当たる。もっとも、詳細な運用指揮方式については、憲章は規定を持たず、第四七条三項で「指揮に関する問題は、後に解決する」というにとどまる。国連平和維持軍の場合の運用指揮系統は、安保理ないし総会、事務総長、事務総長特別代表、軍司令官の順であることが慣行上固まっており、九一年の国連と部隊提供国との間のモデル協定もこれを確認している。
国連の部隊といいうるためには、運用指揮権を国連が掌握していることが必要である。したがって、運用指揮権を主要な部隊派遣国が維持していた朝鮮国連軍は、指揮の面からも本来の国連軍とはいい難い。また、湾岸戦争の多国籍軍、ソマリアでのUNITAFも運用指揮権は主要な部隊派遣国にあり、国連は指揮に関する権限を持たなかった。
(引用終わり)
小沢が言っている指揮権とは、その運用面の指揮権のことであり戦術面の指揮権のことではない。
運用面の指揮権のことなら、国連が国連軍の出処進退を決めることであろう。
それとは別に、国連軍に自衛隊を派遣することは我が国自体の判断であろう。
この点において、小沢は国連軍に自衛隊を派遣することを理念としていたはずである。
国連がスーダンへのPKOの派遣を決めたなら、そのこと事態は我が国の政府の判断することではなく、それに協力するかしないかだけのことであろう。
その小沢が
>国連協力PKOの本質とあり方,本来の理念を,もっと深く考えるべ
こういった事を言うのは可笑しいであろう。
小沢なら、素直にPKOに応じるが、自民党にはよく考え直せとでも言いたいのか。
矛盾する考えではないか。