12. 2016年10月29日 00:59:55 : fPuPIJABAU : e92ttvZdAYY[1]
-デフレの真の原因は消費税増税にある-
消費税増税は全ての価格に添加する増税であるため
物価の見かけ上はインフレと同じ状態になる。
しかし人工的に見かけ上のインフレ状態を作るため
経済成長に伴う所得向上は伴わない。
ゆえにその経済実体は不景気下のインフレーションと同じ状態になる。
すなわちスタグフレーションである。
スタグフレーションなので
家計は所得向上を期待できないので
家計防衛のために節約に励むことになる。
節約に励むから物が売れなくて不景気になる。
不景気でもモノを売らないと企業は存続できないので
何とか売ろうとして価格を無理やり下げることになる。
(ここでスタグフレーションからデフレに移行する)
価格を無理やり下げると必ずどこかで下げた歪を稼がないといけないから
雇用を減らしたり給与を減らしたりタダ働きさせたりで対応する。
そうすると所得にさらにしわ寄せが行くことになり
さらに節約に励む悪循環に陥る。それが所謂デフレ状態である。
-スタグフレーションはデフレの親-
スタグフレーション下で金融緩和してもその金融緩和には意味が無い。
不景気下で資金需要が無いからだ。幾らやっても意味はない。
空回りの高回転モーターみたいに意味はない。
現行の経済政策の馬鹿さ加減はインフレ−デフレ二元論に陥ってしまっていることである。インフレでなければデフレ、デフレでなければインフレではないのである。
少なくとも状態は
不景気下のインフレ、好景気下のインフレ、不景気下のデフレ、好景気下のデフレの4つある。(4つで収まるかどうかは不明)
中央銀行(日銀)の金融政策が効くのはこの4つのうちの2つだけ。
日銀がコントロールできるのは2つだけなのである。
好景気下のインフレ時に利上げすればブレーキがかかる。
好景気下のデフレ時に利下げすればハイパーインフレになる。
好景気下でしか効かないのだ。
金融とは金貸しである。金貸しは不景気下では資金需要がないのだから効く訳ない。
下の方の金融政策は如何に愚かな日銀でもさすがにそれはしない。
(否、日銀は途方もなく愚かで、もしかしたらするかも知れないが
不景気下しか経験していないので、恐らくしないだろうという常識論に立っている。)
実質日銀が持っている機能は好景気下のインフレ時に利上げで景気過熱を沈静化させる機能のみである。
金融政策は経済全体ではなく金融の上流のみしか制御できないのだ。
金融政策は経済全体には間接的にしか関与できない。
逆に消費税増税は経済全体に波及するので経済全体の強い引き締め政策になる。
もしも本当にデフレを解消したいのであれば消費税減税しかない。
人工スタグフレーション発生装置、それが消費税である。
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