30. 母系社会[1165] leqMbo7Qie8 2016年3月18日 12:48:54 : EKy6iFGJBs : dGRZEUNDinU[1]
>>9.中川隆さん
>「左派」が共産主義や社会主義をめざす勢力を指すのに対して、
>右派(右翼)は、左派勢力に反対して自由市場の資本主義を擁護する
>勢力(リバタリアニズムや新自由主義など)を指す。
間違い。残念でしたね。
現在でも、「右派」や「左派」という言葉は、政治的な<相対性>を表す言葉として使っている。
例えば、1996年まで存在した社会党であれば、「右派」や「左派」という言葉は、社会党の「構造改革派=江田派」を「社会党右派」、「佐々木派や社会主義協会派」を「社会党左派」という言葉で言い表すことも出来た。
あるいは、かつての自民党であれば、「青嵐会」などを「自民党右派」、あるいは「河野派」などを「自民党左派」という言葉で言い表しても間違いではなかった。
また、「民主党」であれば、前原派や野田派などを「民主党右派」、社民党から移籍した横溝派や鳩山派、小沢派などをまとめて「民主党左派」という言葉で言い表すことが出来た。
★したがって、『「左派」が共産主義や社会主義をめざす勢力を指す』とか、『右派(右翼)は、左派勢力に反対して自由市場の資本主義を擁護する勢力(リバタリアニズムや新自由主義など)を指す』というのは、ある特定の文脈で「右派」や「左派」という言葉が使われた場合に限った意味でしかない。
★「右派」や「左派」という言葉に限らず、ほとんどの言葉の意味・概念や、その言葉が指し示す「もの」が何であるかは文脈次第、つまり文脈に依存して決まるのである。
(しかし、言葉は「生き物」なので意味も時代により変わる。だから、100年後なら、「中川説」が<正しい>というようになる場合もあり得ないわけではない。しかし、現在は単なる<相対性>を表す言葉であり、他に政治的な<相対性>を表す言葉が無いので、今でも政治的な<相対性>を表す言葉として使われている)