5. taked4700[5232] dGFrZWQ0NzAw 2016年4月07日 17:46:49 : GWRnFoWfFC : d4fUtJUcmzw[1]
上の記事中にある☆アメリカ地質調査所 バヌアツM6・9のタイトルの図、つまり、世界中のプレート配置図と今回のバヌアツの地震、そして、最新2週間の地球規模でのM4以上地震の発生の仕方( http://www.emsc-csem.org/#5w )を見ると、インド・オーストラリアプレートの北側、つまり、バヌアツからパプアニューギニア、そして、フィリピンの南側からスマトラ半島の南西側にかけて、地震が非常に集中していることが分かります。
昨年の春にネパールでM7地震が二回起こりましたが、http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M7/?view=4
を見ても分かるように、2004年以降昨年春までにネパールでM7地震の発生はありませんでした。つまり、インド・オーストラリアプレートが大きく時計回りに回転を昨年ぐらいから始めているのです。インド・オーストラリアプレートの時計回り回転はネパールにM7地震を起こしましたが、2008年の四川大地震もインド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートを北東方向へ押し上げた結果起こっているものです。そのことが
http://www.oyo.co.jp/oyocms_hq/wp-content/uploads/2014/12/2008_01.pdf
という学術論文に書かれています。
この論文の図3を見ると、GPSの動きがインドの北上によって四川あたりが東側へ押し出されていることがよく分かります。
中国が台湾方向へせり出しているようになっているのは、インド大陸がネパールあたりへ追突していて、そこから横へ地殻が押し出されているからです。
日本にも同じような仕組みで出来た半島があるとされています。それは和歌山県とか三重県がある紀伊半島で、九州から関西までの西日本が東日本にぶつかった結果、横に押し出された地殻が紀伊半島だとされています。
そして、多分、非常に面白いことに、中国を台湾方向へ押し出しているのも、紀伊半島を作り出したのも、同じインド大陸のネパールあたりへの衝突であり、そのおおもとの力は、大平洋プレートの西への沈み込みである様子です。
http://www.oyo.co.jp/oyocms_hq/wp-content/uploads/2014/12/2008_01.pdf
の5ページの右の欄に、四川大地震は竜門山断層帯での地震で、この地域では紀元前600年以降、四川大地震規模の地震は起こっていないこと。そして、1657年にM6程度の地震が起こっていたと記載されています。
日本の地震年表
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)
には、
1633年3月1日(寛永10年1月21日) 寛永小田原地震(相模・駿河・伊豆地震) - M 7.1あるいはM 7.0±1⁄4、小田原で大きな被害を出し死者110〜150人。駿河・熱海に津波。
1635年3月12日(寛永12年1月23日) 江戸で地震 - M 6.0前後、大きな被害。
1647年6月16日(正保4年5月14日) 丹沢で地震 - M 6.5±1⁄4、江戸城の石垣や大名屋敷など破損。小田原城に大きな被害。
1648年6月13日(慶安元年4月22日)相模・江戸で地震 - M 7.0程度。小田原城破損、箱根で落石、死者1名。ただし、江戸での被害疑問とする見解もある[73]。
1662年
6月16日(寛文2年5月1日) 寛文近江・若狭地震(寛文地震)(畿内・丹後・東海西部地震、寛文の琵琶湖西岸地震、近江・山城地震) - M 7 1⁄4〜7.6、死者数千人。京都の大仏殿小破。小浜で城の櫓・多門・石垣・蔵の破壊。
10月31日(寛文2年9月20日) 外所地震(日向・大隅地震) - M 7 1⁄2〜7 3⁄4又はM 7.2〜7.5[74]、死者多数。
などが記載されています。関東や若狭湾でかなり大きな地震があったのです。
これらの地震は、
http://www.oyo.co.jp/oyocms_hq/wp-content/uploads/2014/12/2008_01.pdf
にある図3を見ると分かるように、インドがネパールあたりに衝突した結果、日本の九州から朝鮮半島、そして、中国の満洲あたりをカバーしているアムールプレートが反時計回りに動かされることで起こっているもののはずなのです。
四川大地震が起こったと言うことは、今後、日本で上に引用した以上の規模の大地震が関西から関東で起こるという意味のはずです。
ただ、それが数か月の内かどうかは分かりません。ただ、数十年という期間で見れば、確実にそういった地震が発生して行くのです。
少なくともM7規模の地震はかなり近い将来発生するはずです。