7. 2016年4月11日 10:46:47 : MdKHc04pvc : cdOCqdCoeIs[1]
デンバーにおける自然放射線量が高いのは、地理的と地質学的な要因による。
標高1610メートルにあるので、宇宙線由来の放射線量が高いのと、天然ウランを含んでいる花崗岩による、放射線量、特にラドンガスの放射線量が高いことに由来する。
宇宙線由来が、年間0.5ミリシーベルト、ラドンガスを除いた花崗岩由来が、年間、同じほどあるので、これだけで、年間1ミリシーベルトになる。
脅威的なのは、ラドンガスで、年間10ミリシーベルト以上になる。
さて米国原子力規制委員会は、自然放射線について、次のように述べている。
>NRCは、自然放射線を規制しない。 しかし、NRCは、(原発などの)事業者に対して、公衆への被曝量を、自然放射線量に加えて、年間1ミリシーベルトに抑えることを要求している。
The NRC does not regulate background radiation. But the NRC does require its licensees to limit exposure to members of the public to 100 mrem (1 mSv) per year above background.
ラドンガスと肺癌の関係については、言葉を費やす必要がない。(米国EPAによれば、ラドンガスは、肺癌の原因の第2位で、年間1万4千人の命を奪っている。2万1千人と言う数字もある。)
ラドンガスによる被曝を避けるための、対策が取られていることについても、言葉は不要だろう。(例えば、Colorado Public Health Radon Reduction Roadmap。)