6. 2016年2月17日 11:42:35 : NOvBaGXudw : cbupTsVFWZA[1]
@ 積算線量の計測に使用されたミニドーズは、論文が言う「通常の生活の通りに(あるいはそれを模して)過ごし」た線量を測るためのものではない。
ミニドーズは、放射線源を扱う医療関係者や放射性廃棄物を扱う事業者向けに開発された物だ。
すなわち、放射線源は特定されており、福島原発事故によって、環境中に、放射性物質がばら撒かれた状況で使用されるものではない。(ガラスバッジにも、同じことが言える。)
>APPLICAT IONS
• Hospitals
• Radiation therapy technicians
• Primary care nursing staff
• Nuclear medicine technologists
• Diagnostic imaging technicians
• Waste handling and storage
• Industrial locations using
radioactive sources/materials
http://www.raesystems.com/sites/default/files/content/resources/Datasheet_MiniDOSE_1084-02.pdf
A >携帯電話等の電波によるノイズ防止のためのフィルムカバーに入れ、落下防止のためストラップを掛けて胸ポケットに装着する。
携帯電話の電波がミニドーズの測定に影響を与えると仮定しても、何故、フイルムカバーで、それを防げるのか、効果が良く分からない措置だ。
フイルムカバーに携帯電話を収納すると、電話はつながらなくなるのか?
B ヨウ化セシウムシンチレータは、水、湿気で潮解を起し、劣化する特性を著者は理解していたのか。
@に引用したカタログから、ミニドーズは、雨天の屋外で使用することを想定していないと思われる。
C 一番面妖な測定結果は、バックグランド線量が低い和歌山県と原発事故に襲われた福島県の都市部の1日の推定線量が変わらないと言う事実だ。
むしろ、著者は、ミニドーズを使用した積算線量測定で、何故、そのようなことになったのか、分析解明すべきだった。
D もろ原発推進派である原子力安全研究協会のデータを引用した時点で、この論文が、何の目的のために書かれたものか、問わず語りに示している。
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/863.html#c6