8. 2016年5月03日 19:02:48 : IoIAPmQnyY : cQgHGMKzHnw[1]
リウネ州
チェルノブイリ原発事故から得られた知見として、放射線被曝が原因である病気は、必ずしも、甲状腺がんなどの固形がんに限られない。(死因としては、脳心臓血管系の病気の割合が遥かに高い。)
1人の甲状腺がん患者の背後には、予備軍として、甲状腺障害患者が、1000人以上存在する。
また、放射線被曝の特徴として、たとえば、甲状腺がん患者であっても、他に複数の病気を抱えている。
@ 土壌が、セシウム137で、1平方メートルあたり3万7千ベクレル以上、汚染されている土地に住む人の割合を示す。(括弧内は、1平方メートルあたり3万7千ベクレル以下の土地に住む人の割合。)
リウネ州 78%(24%)
チェルニーヒウ州 97%(3%)
キエフ州 76%(24%)
キエフ市 0%(100%)
A 7歳以下と18歳以上の、平均甲状腺線量を示す。
リウネ州 177mGy 42mGy
チェルニーヒウ州 151mGy 37mGy
キエフ州 200mGy 53mGy
キエフ市 94mGy 24mGy
B 強制移住地域からの避難者と高濃度汚染地域に住む、12歳から17歳までの子どもたち6000人における、10万人あたりの甲状腺がん発生率を示す。
避難者 400人
リウネ州 800人
チェルニーヒウ州 400人
キエフ州 0人
キエフ市 0人
@とAの出典は、«Twenty-five Years after Chornobyl Accident: Safety for the Future» National Report of Ukraine。
Bの出典は、Health Effects of the Chernobyl Accident。
子どもの場合、体内に取り込まれたセシウム137は、甲状腺に最も集まることを、バンダジェフスキー博士は突き止めた。
@ABを合わせて考えるならば、初期被曝の影響はあるけれど、高濃度汚地域に住む場合、それを上回るリスクがある。
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/614.html#c8