29. 2016年6月22日 20:46:28 : ksp5kDhmrc : cNB0MjVfwrA[1]
>>22さん、
>>21です。返信が遅くなり失礼しました。
北朝鮮に課された国連の経済制裁は抜け穴があるとはいえ、中国も賛成したものなので北朝鮮がいまさら中国に謝ったところでどうにもならんでしょう。
>>21で中朝条約は破綻しているとも書きましたが、だからといって中国が北朝鮮を見放すのかといえばそうではないようで、中国は北朝鮮を6か国協議に留めておくため、あくまで中国の考えとして6か国協議を提案しているけれど、北朝鮮が米国と直接話し合いたいと願うならそれはそれでよい、最終的に北朝鮮が核武装化を放棄してくれればいいわけで、そのために北朝鮮と米国とのチキンゲームは目をつぶろうと考えていると思います。
中国と、これは米国も同じですが両者が望んでいることは朝鮮半島の非核化ということに尽きます。
ところで中国が動くとすればふたつ、それは韓国が核武装を本気でやろうとしたとき。
もうひとつは米国がTHAADミサイルを韓国に配備しようとすれば、北朝鮮に過度に肩入れせざる得ないでしょうね。
ひとつめの韓国の核武装化ですが、これは米国がもっとも懸念しているもの(中国の鼻先に仮にも仮想敵国である韓国が核を持てば均衡は東アジアの核の均衡が崩れてしまうこと、韓国が持つということになれば日本も持つということになりかねない核のドミノ化が出来上がってしまうこと、、敵国条項の日本に核を容認させれば中国は必ず阻止するために実力行使に出ること等々、)でふたつめのTHAADミサイル配備は韓国の核武装化を諦めてもらうための代替案として浮上してきたものだが、THAADミサイル配備ということになると中国はミサイル防衛に支障をきたすとして絶対認めないどころか、もし配備されれば断固たる措置を取ると言明してるので米国も実のところ頭を抱えている。
その意味でも実は北朝鮮のほうが米国に対して着々とアドバンテージを稼いでいるともいえる。
なかなかの外交上手ですよ、北朝鮮という国は。