4. 2016年6月30日 16:29:54 : E5KZwvgBC6 : _tO8rrAB3Ok[1]
結論から、先に言うと、ミュオグラフィ以外の方法でも、核燃料の存在が確認されない限り、それは、可能性の領域にとどまる。
ウィキによれば、福島第一原発1号機で使用された方法は、“Muon Scanning Method”であるが、2号機では、米国のロスアラモス国立研究所が開発した“Muon Scattering Tomography”が使用されている。
https://en.wikipedia.org/wiki/Muon#Muon_radiography_and_tomography
“Muon Scattering Tomography”は、原子番号が大きな物質を背景として、そこにある原子番号が大きな物質(ウラン、プルトニウムなど)の存在と、同じような状況にある、原子番号が小さい物質(例えば水、水蒸気?)の存在を確認できる。
>This technique has been shown to be useful to find materials with high atomic number in a background of high-z material such as uranium or material with a low atomic number.
https://en.wikipedia.org/wiki/Muon_tomography#Muon_scattering_tomography
東電は、2号機のミュオグラフィを、今年の3月22日から開始しているが、中間報告では、否定的な結論が出ている。
>2号機においても,平成28年3月22日より,ミュオン透過法の測定を開始
>炉心域に1m程度以上の大きな燃料の塊がないという結果を得た(使用済燃料プールには燃料と思われる高密度物質の存在を確認
2ヶ月かけて行った中間報告では、(核燃料の)塊がなかったけれど、その後1か月で、それが確認できたと言うのか?
記事で使用されている「原子炉の底」とは、報告書を読めば分かるが、格納容器の底ではなく、圧力容器の底のことだ。
東電の第三者委員会の事故報告書が、当時の政権政党への意趣返しであったように、この疑問符が付く「朗報」も、与党支援の情報戦の一環である可能性が高い。
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/118.html#c4