44. ヤヌス[14] g4SDa4NY 2016年8月25日 23:48:49 : nSOGdxDKUM : _GwV27kCiCQ[1]
>32.
>物理的な応力をかける場合ほどの大きな破壊ではなく、ミクロレベルでの格子
>の破壊〜粒界破壊や粒内破壊など〜が起きないはずが有り得ません。
>耐用年数40年間も、怪しい限りです。
照射片は通常はカプセルで8個ぐらい入ってます。
ただ、試験片は中性子反射材(炉心シュラウド)の内側なので、圧力容器より
中性子が照射される量が多くなるため、圧力容器の脆化を先行的に把握することができる
また、特定の照射量での脆化量を把握するという目的から、数式による脆化量
の予測法(脆化予測法)が併用されている。
4201-2007「原子炉構造材の監視試験方法」、(社)日本電気協会.
そもそも、脆弱化における空孔は銅濃縮クラスターが問題な訳ですが、日本の室蘭市にある
日本製鋼所では材質そのものも鉄製鋳造品では銅や不純物含有率が低いそうな。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/03/03060110/02.gif
戦艦大和の砲身メーカーだからね、
この工場で世界の80パーセントのシェアを誇ってるよ、年間4個しか作れないけど。
>43.
>依って、「耐用年数」を経過した炉は材料の経年劣化を調べることが出来ない。
上の理由や試験片の中性子照射量は計算によって求められるので
圧力容器本体より、中性子の照射を受ける場所に有る、熱的にも不利な場所に
装荷されているので耐用年数以上の照射は可能なんですよ
ちなみに、玄海原発の第4回試験片は、中性子照射量に換算すると内面から1/4の場所で85年分
内部表面で58年分に相当する中性子を受けた計算になる。
つまり、試験片が健全性を脅かすほど脆弱化して居ないなら
そこまではボロボロにならないって事です。