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【米大統領選】クリントン氏の事情聴取へ 「アキレス腱」のメール問題でFBI 側近ら関係者すでに聴取
2016年5月6日 20時44分 産経新聞
【ワシントン=青木伸行】米民主党の大統領候補指名が確実なヒラリー・クリントン前国務長官の側近が5日までに、国務長官在任中の公務に私的な電子メールアカウントを使っていた問題で、連邦捜査局(FBI)の事情聴取を受けた。
クリントン氏も、今後数週間内に事情聴取を受ける見通しで、次期大統領の座を射止めるうえで、この「アキレス腱(けん)」ともいえる問題を取り除くことが依然、ネックとなっている。
米CNNテレビなどが、FBI当局者などの話として報じたところによると、クリントン氏の長年の側近であるフーム・アブディーン氏ら複数の関係者が最近、事情聴取を受けた。ただ、当局者は「現時点ではクリントン氏が故意に、(私的な電子メールアカウントを使い)法を犯したという証拠を得ていない」としている。
FBI当局者はしかし、具体的な日時はまだ設定されていないものの、クリントン氏への事情聴取も「向こう数週間」で行われるとの見通しを示している。
クリントン氏は、共和党のドナルド・トランプ氏の指名獲得が確実になったことを受け、同氏を「A loose Cannon」(縛られていない甲板の大砲)と形容するなど、批判をいっそう強めた。この言葉は、どこへ砲弾が飛ぶか分からず、「何をしでかすか予測ができない危険な人物」という意味だ。
クリントン氏はまた、トランプ氏との本選へ、民主党の予備選・党員集会の期間中に予定していた対バーニー・サンダース上院議員のテレビ広告を、資金を温存するために取りやめた。支持者に電子メールなどを通じ、「トランプ大統領」を阻止するための献金も、強く呼びかけ始めた。
CNNの最新の世論調査では、支持率はクリントン氏が54%と、トランプ氏の41%をリードしている。ただ、バージニア州立大学のラリー・サバト教授らは、クリントン氏が指名を獲得し本選を戦う前提として、「FBIの介入がなければ」と留保を付けており、政治アナリストもメール問題の結末を注目している。
http://news.livedoor.com/article/detail/11492875/
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/647.html#c1