16. 2016年4月16日 16:00:39 : aIAG0AdQiQ : XWpOmJYl25A[1]
先日中電岡山支社に行く用事があって同社の駐車場わき喫煙場所でタバコ吸ってあい自身がたら、50歳ちょっとの管理職員風の男がタバコ吸いに来た。そこで当方が「熊本で大地震が起きたが島根はどうだ」と聞いたら「幸い問題は出てない」と言う。
それから地震と原発の話になって当方が「今回の地震は川内、佐賀、伊方、島根に囲まれた地域で起きたわけで、いずれの原発も地震の成り行き次第では危険を避けられない位置だ。」と言うと彼は「確かに」と認めた。
さらに当方が「人間の技術などに絶対安全などあり得ない。原発に限らずあらゆる技術がそうだ」と言うとそれについても「自分もそう思うと」言う。
「そんな原発が事故起こしたら福島で見る通り、飛行機や火力発電所などの事故と違い国土、国民の生活や命を奪いしかもまったく収拾も不可能だ。そんな事態になったらどうなる?」と言うと「会社は潰れる。会社で責任取れるれべるじゃない。国と電力会社がやるしかない」と言う。しかしそれでも取り返しはつかないと彼が思っているのはありあり見えた。
そこで当方が「東電の場合総資産14兆円のうち発送電設備資産が6兆円占めていて、なんだかんだで有価証券等は4兆円しかないのだから、そんなのではとても間に合わないだろ。国と言うが結局は早い話血税であり原発に反対してる大多数の国民が事故の尻拭いをさせられるわけでそれは全く理不尽ではないか」と言った。
また寄生委についても当方が「寄生委の田中は基準に合っているか審査するだけで安全は保障しないなどととんでもないことを言ってるがどうみてもおかしい。規制する組織には様々な分野があるが、経済等の規制でない原発や危険業務のような安全性に関わる規制組織での許可は安全を担保し、その許可の瑕疵のため万一事故等が起きた時はその組織が責任を取ると考えるのが社会通念として当たり前だろう。しかも安全を保障しないと言いながら避難計画も関知しない無責任ぶりだ。
寄生委と事業者による原発の再稼働の動きはまるでデタラメではないか」と言うとこれについても「そう思うと」言う。
そういう話からお互い原発など止め太陽光や風力や地熱やガスコンバイン発電などに切りかえるべきだという議論になっていった。彼は「太陽光より風力や地熱がいいと思う」と言う。
ただ、話していると彼は我々より既存電力システム以外のシステムや原発の問題点について案外勉強不足の様子で、彼は私に対して「いろいろ詳しいですね」と言うので「もともとこんなことに関心はなかったが福1事故による被害者になって、TVやマスコミを信じるわけにはいかなくなり勉強せざるえなかった。だから詳しくなったんだ」と答えた。
今回話した中電社員は会社の経営事情や立地住民の経済事情の板挟みになってる様子は見えたが論理が判る比較的まともな人物だった。原発野郎たちを追い込むには国に対する糾弾とともに彼のような人物と反原発派の圧力で内外から会社上層部を突き上げることが必要だろ。
彼に対しては勇気を持って会社内での革新勢力になって欲しいと思った。