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田母神氏、毎日のように数十万要求 公選法違反か
日刊スポーツ 3月8日(火)10時7分配信
2014年2月の東京都知事選に出馬して落選した元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(67)らが、政治資金の一部を私的に流用した疑いがあるとして、東京地検特捜部は7日、業務上横領容疑で、田母神氏を任意で事情聴取した。関係者への取材で分かった。東京都千代田区にある田母神氏の資金管理団体「田母神としおの会」事務所など関係先も家宅捜索した。
田母神氏は7日夜、自宅で取材に「ノーコメント」とし、質問を受け付けなかった。同氏は都知事選と14年12月の衆院選に立候補し落選したが、これらの選挙で集めた政治資金の一部に着服があったとして昨年3月、業務上横領容疑で男性会計責任者の告訴状を警視庁に送付した。田母神氏側によると、男性は約3000万円を韓国クラブなどの遊興費や生活費などに充てていたと説明していた。
その後、横領に田母神氏自身も関わっていた疑いが関係者から浮上。昨年12月、都知事選で田母神氏陣営の選対本部長を務めた番組制作会社社長らが、田母神氏と会計責任者、事務局長の3人を東京地検に告発していた。資金管理団体の政治資金収支報告書によると、14年度に約1億3200万円の収入があり、使途不明金として5054万円が計上されていた。
告発した番組制作会社社長は日刊スポーツの取材に「田母神氏から選挙を手伝ったお礼として身近な人に30万円を配ってくれないかと頼まれたが断った」と証言し、使途不明金の一部が運動員への謝礼に充てられた可能性があるとした。
同社長によると、田母神氏らは使途を明かさないまま、毎日のように現金数十万を求めてきたという。「会計責任者はキャッシュディスペンサーのように使われていたようだ。証言の録音もある。思想信条ではない。ひとりの人間に資金の不正があったか否かの問題。個人的な失望や怒りもあるが、そんなレベルの問題ではない」と述べた。
田母神氏は航空幕僚長だった08年、歴史認識をめぐる懸賞論文の内容が問題視され更迭された。
岩井奉信日大教授(政治学)の話 選挙を手伝ってくれたお礼として(運動員に)お金を配ろうとしたなら、運動員買収になり、単純労働以外を禁じた公職選挙法違反になる。(12月の衆院選で使われていた場合は)報告書で処理されていれば問題はないが、(元会計責任者に)着服されたことになっているので、報告書に載せていない裏金。不記載に問われる。その場合、法定選挙運動費用を超えているであろうし、公選法違反にもなる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160308-00000045-nksports-pol
http://www.asyura2.com/16/senkyo202/msg/482.html#c9