12. CRITES[12] gmKCcYJognOCZIJy 2016年5月03日 14:53:26 : iHkLWd0RCI : V61PAoEmyXw[1]
右の連中は「憲法⇒押しつけ」「安保⇒ありがとう」、反対に左の連中は「憲法⇒ありがとう」「安保⇒押しつけ」だから、きちんと役割分担ができていて、一歩下がって見るとプロレスだよね(笑)。
GHQの占領改革はちゃんと評価すべきだよ。なぜならあれは「昭和維新」だからだ。
財閥解体、農地解放、そして象徴天皇制+デモクラシーという形の「一君万民」。2・26事件の青年将校たちが求めた事柄の、重要な部分が実現している。
日本はペリーの外圧の結果として「明治維新」を成し遂げ、GHQの占領改革によって「昭和維新」を成し遂げた。
そして「明治維新」のあとはサムライの時代を忘れ、「昭和維新」のあとは軍人の時代を忘れた。どちらの場合も忘れたあと、世界で大活躍した。日本て不思議な国だね。
明治憲法だって、歴史という大きな絵の中で見れば西洋の「押しつけ」でしかない。だから「押しつけだ!」と騒ぐことには、あまり意味がない。問題はそれをどう主体的に捉え返すかだ。
さらに明治憲法の柱となった天皇制=国家神道の起源を辿ると、中国人・朱舜水に辿り着く。近代日本の天皇制を作ったのは中国人だ。こう考えると、右と左の喧嘩なんてむなしいね。
「日本人は12歳」というマッカーサーの発言も、真意を見誤っちゃいけない。第1次大戦の大規模動員で、アメリカは人員配置の基準として知能テストを活用した。その結果が戦後アメリカ社会で大問題になる。なぜなら知能テストの結果は、アメリカ人成人男子の平均知能が「13歳」であることを示していたからだ。マッカーサーは「13歳」呼ばわりされた本人だよ。
それなら「13歳」の頃のアメリカ人はどんな連中だったか?ウィルソン大統領に見られるように、理想主義のかたまりだった。やがて国際連盟や不戦条約といった理想主義の流れは、日本国憲法に結実する。
マッカーサーは「理想に燃えていたあの頃の俺たちから見て、1歳年下の弟・妹」と言ってるんだよ。この理想主義は主体的に捉え返す価値があるね。
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