11. 2016年5月10日 14:09:25 : GiIEWVJb9M : TvErYW5BN2Q[1]
虚偽を言い続けるしかない所まで追い込まれている。
彼らの主張を裏付ける根拠が薄弱。
A 志村発言
@ >悪性・悪性疑いの発見 率が地域間で大差がない
>岡山大学の津田敏秀教授は・・語っている。「最も低いところは、まだがんは見つかっていません。2番目に低い地域と比べて最も高い地域は2.6倍の違いがあります。
http://jp.sputniknews.com/japan/20151014/1028822.html
A >0〜5歳児 に認められていない点
ベラルーシでは、2002年までに甲状腺乳頭癌を発症した、5歳以下の人数は、8人で、全体の0.71%にすぎない。
発生率が、一番高かったのは10−15歳、次いで15−20歳。
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/409.html#c7(具体的な数字を挙げている。ソース明示。)
B ジェリー・トーマス発言
@ >子どもたちを網羅的に、高精度の超音波でスクリーニング検査し ているため(見つかる
正確な年代は不明だけれど、多分2000年前後に、チェルノブイリ原発30キロ圏からの避難者、様々な程度に汚染されているリウネ州 、チェルニーヒウ州 、キエフ州、キエフ市の、12−17歳の子どもたちを対象として行った、超音波検査を含む、健康検査の結果がある。
避難者(対象者1470人)
正常 7.2%
瀰漫性甲状腺腫グレード1a−1b 51.8%
慢性甲状腺腫 3.8%
結節性甲状腺腫 1.0%
甲状腺機能低下症 0.4%
甲状腺癌 0.4%
リウネ州(1200人)
正常 13.3%
瀰漫性甲状腺腫グレード1a−1b 65.7%
慢性甲状腺腫 4.8%
結節性甲状腺腫 1.2%
甲状腺機能低下症 0.6%
甲状腺癌 0.8%
チェルニーヒウ州(1332人)
正常 16.9%
瀰漫性甲状腺腫グレード1a−1b 50.2%
慢性甲状腺腫 3.1%
結節性甲状腺腫 0.6%
甲状腺機能低下症 0.4%
甲状腺癌 0.4%
キエフ州(1220人)
正常 不明
瀰漫性甲状腺腫グレード1a−1b 59.7%
慢性甲状腺腫 4.2%
結節性甲状腺腫 0.8%
甲状腺機能低下症 0.3%
甲状腺癌 0.0%
キエフ市(比較群、778人)
正常 34.0%
瀰漫性甲状腺腫グレード1a−1b 48.8%
慢性甲状腺腫 0.6%
結節性甲状腺腫 1.0%
甲状腺機能低下症 0.3%
甲状腺癌 0.0%
(出典:Health Effects of the Chernobyl Accident、559ページ以下)
http://nrcrm.gov.ua/downloads/monograph1.pdf
なお、超音波検査が行われたことについては、同じ著者の、こちらの論文で確認済み。
序だけれど、正常な甲状腺の割合が、地域ごとに、それぞれ、27.6%、11.7%、15.8%、22.7%、17.37%と言う数字は衝撃的だ。
https://drive.google.com/file/d/0B1VCJDb1vH5ncl9VX0FxWTB2bzQ/view?pref=2&pli=1(59ページ)
ウクライナにおける当該年齢の甲状腺癌発生率は、10万人あたりにすると、400−800人になる。
福島県の場合は、先行検査、本格検査含めて、(事故当時0−18歳および事故後に生まれた子どもを含む)悪性ないし悪性疑いの割合は、10万人あたりにすると、50人になる。
福島県の場合、ウクライナに比べて、発生率が1桁小さいが、これは、対象者年齢の違いと福島県甲状腺癌は、経過途上にあると言うことで説明可能だ。
甲状腺癌を除いた、甲状腺障害(A2−B判定)の点からも、福島県の結果は、いずれウクライナの状況(瀰漫性甲状腺腫グレード1a−1bから甲状腺機能低下症)に至る段階だと見れば、スクリーニング効果で説明する必要はない。
スクリーニング効果説には、それを裏付けるデータが全くないことにも留意すべきだ。
A >原発事故後の放射線ヨウ素の被ばく量から考える と甲状腺がんの増加は識別できない
@で挙げたウクライナ各地の土壌の汚染度と、甲状腺被曝量については、以下のコメントを見てください。
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/614.html#c8
一番、平均甲状腺被曝量が大きいのは、キエフ州で、成人で53mGy、7歳以下の子どもで、200mGy(mGyは、およそmSyに等しい。)
弘前大学が、事故後1か月に行った、住民65人の調査では、5人が50mSvを超えて、最高は87mSvであった。
子どもの最高は47mSvであったと報道されているけれど、50mSvを超えた成人と子どもが一緒に居た場合、おそらく何百mSvにもなっていただろう。
>甲状腺被曝、最高87ミリシーベルト 50ミリ超も5人 (朝日新聞)
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/686.html
福島県は、弘前大学が行った甲状腺検査を妨害した。
放射性ヨウ素の測定さえ、満足に行わなかった。
福島第一原発事故は、チェルノブイリ原発事故より、放射性物質の放出量が低いことを前提にした、推定被曝量は、見直す必要がある。
その他、検出下限値が、べらぼうに高いWBCの結果などたかが知れている。
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/647.html#c11