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[政治・選挙・NHK216] 「左翼雑誌」と攻撃を受けても怯まなかった「通販生活」に感動! その反骨の歴史を改めて振り返る(リテラ) 赤かぶ
42. 母系社会[1250] leqMbo7Qie8 2016年11月24日 03:06:44 : f0Si5Rfvxg : Tjbh23DONGY[1]

●トランプが大統領になり、サンダースが善戦したことでもわかるように、現在、急激な「パラダイム・チェンジ」が起きていて、日本以外の世界では常識が変わりつつあり、今や世界の若者の間では、「左翼」とか「左派」はほめ言葉になりつつある。

2015年5月のイギリス総選挙では、労働党勝利という予想は外れて保守党が大勝。それで、労働党の党首が辞任して、次の党首を選ぶ党首選挙が実施された。この時、突如、「泡沫候補」と見なされていた労働党内最左派ジェレミー・コービンが注目を浴びたのである。

コービンは、約30年も労働党の議員を務めたベテラン議員だが、反核団体の幹部で積極的な反戦派。それで、ブレアがブッシュと二人三脚で積極的に推進したイラク戦争にも強固に反対し、主要産業の国有化や王室の廃止を主張している。

コービンが所属する党内グループの「社会主義キャンペーングループ」は、党内では圧倒的な少数派であり、コービンは、党内では「極端過ぎる政治思想」の持主と見なされ、一度も政府入りしていない。要するに、最も典型的な<左翼>である。

それで、当初は「泡沫候補」と見なされていたが、コ―ビンは、当時のキャメロン政権が進めている公共投資削減=緊縮政策に最も強固に反対し、「積極財政」を唱えた。それで、予想に反して、急激にコービン人気が高まり、ついに党首選で圧勝してしまった。

主要な労働組合が次々とコービン支持を打ち出したので、ブレアらの労働党幹部がコ―ビン批判を始めても流れは変わらなかった。今年、英国がEU離脱を決め、米国でも「泡沫候補」のトランプが大統領になり、サンダースが善戦したような「パラダイム・チェンジ」が、イギリスでも2015年から起きていたのである。

●しかし、コ―ビンは労働党の党員からの支持は多いが、マスゴミからマルクス主義者と見なされている人物なので、ブレアのような議員が多い労働党の国会議員の支持は少ない。だから、労働党は分裂する可能性がある。

また、2015年の総選挙で労働党が負けた理由は、マスゴミのプロパガンダで洗脳されて反社会主義となった一般国民がまだ多く、当時の党首を社会主義的と見なしたからである。つまり、労働組合員が多い党員の意識は変わりつつあるのだが、イギリスも日本のように、反社会主義の国民が多いので、近い将来、コ―ビン労働党が政権を奪取できるとも限らない。

しかし、ビートルズが労働党支持であったように、失業率が高いイギリスの若者には労働党の支持者が多い。また、労働党がネオリベ路線を捨てて左傾化したことで、イギリスの独立左派グループも、労働党に参加・協力するようになった。こうした党外左派の協力もあり、労働党の党員は急激に増えて50万人を超えたので、このまま順調に党員が増えてゆけば、やがて、マスゴミも労働党を無視できなくなる。

これまでは、労働党が中道化したから、ブレアが政権を樹立できたというのが大方の見方であったが、むしろ、保守党と差が無くなったから、2015年選挙で負けたという見方が広まっている。

●イギリスには、累進課税の強化で北欧のような大きな政府を志向する「反緊縮民衆会議」という強力な市民団体があり、この団体は10万人規模のデモも実施できる力がある。(人口は2分の1だから、日本なら20万人規模)

米国では、サンダースの活躍で左派が活性化し、様々に分裂していた左派の結集が始まっている。そもそも、カナダの世論調査会社グローブスキャンが、2002年から毎年行っている国際的世論調査では、2002年の時点では米国人の80%が市場経済=資本主義支持だったのだが、オキュパイ運動が起きた2011年には59%と20%も激減し、中国よりも少なくなっている。

また、少し古いが2009年、米国の調査会社ラムッセンリポートが公表した世論調査によれば、米国人の30歳以下の若者の資本主義支持は37%で、社会主義支持が33%もいた。(わからない30%)

また、米国の成人全体でも、資本主義支持は53%であったが、社会主義支持は20%もいるという驚くべき結果が出た。(わからないは27%)もちろん、社会主義を支持すると答えた人には、旧ソ連型ではなく、北欧社会主義=民主社会主義の意味で支持した人が多かったのかもしれないが、それでも、日本と比べれば比較にならないほど、左派の支持者が多い。

ギリシャでは、ドイツの圧力で方針を劇的に変えざるを得なかったが、非共産党系左派の「急進左派連合」(シリザ)が政権を担当している。また、スペインでは中道左派の社会労働党が下院350議席中90議席で、ポデモスと統一左翼などの左派の選挙連合が71議席で、一時は左派の選挙連合が第二政党になると予想されていた。

また、最近、某国営放送も紹介していたが、ヨーロッパでは、村長がゲバラ支持者であるスペインのマリナレダ村が注目を集めている。この村では土地は全て村が所有し、生命の維持に関わる「衣・食・住」の分野では村民同士の競争は禁止なので、村民は村営の農園で働き、村が経営する格安のアパートで暮らしている。村営の農園が好調で、村民は失業率が高いスペインでは比較的良い生活を享受できているので、村民希望者が殺到していると言う。

その一方では、ヨーロッパではレイシズム右派も台頭しているので、油断できない情勢だが、少なくとも、日本以外の世界の若者の間では「左翼」とか「左派」は、ほめ言葉になりつつある。世界では常識が変わりつつあるのだ。

「自由の国」アメリカで、資本主義への不信感高まる
http://www.afpbb.com/articles/-/2591762?pid=4021116

急進左派連合
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A5%E9%80%B2%E5%B7%A6%E6%B4%BE%E9%80%A3%E5%90%88

ポデモス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%B9

スペインで躍進する若者政党・ポデモスはなぜ幅広い支持を集めているのか?
http://www.huffingtonpost.jp/yuki-murohashi/podemos_b_8987076.html

理想の村マリナレダ (atプラス叢書08) 単行本 ? 2014/12/4
ダン・ハンコックス (著), 浅野成亮 (イラスト)
https://www.amazon.co.jp/%E7%90%86%E6%83%B3%E3%81%AE%E6%9D%91%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%AC%E3%83%80-at%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%8F%A2%E6%9B%B808-%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/477831428X

http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/363.html#c42

   

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